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    Rhea_season

    @Rhea_season

    短文練習場and長文の呟き置き場
    現在、風花雪月ディミレト多めのレト推し
    先生の予後を見守りたい人。
    ほぼ捏造なので、なんでも許せる方向け
    のんびり穏やかな作風を好み、ハピエン厨
    R18はあまりありませんがご注意ください。

    パスワード🔑付きはXのプロフのどこかに書いてます

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    Rhea_season

    DONEディミレトの舞踏会の話です。
    とくに何事もしていないので、非CPの方でも読めるかと思いますが、水面下に恋心あるので苦手な方はお気をつけください。

    いつもの如く99%捏造です。
    先日ゲーム内でこの辺りを遊んでいた勢いで書きました。足りない部分はみなさの妄想力にお任せします。

    この話の先生は実は踊りが苦手(未経験に近い)という設定です。

    あとディミトリと踊ってた名もなきモブ子ちゃんがすこしでてきますが、何もしません。
    月下のワルツ 星辰の節の到来を告げる鐘が高々と響く頃、士官学校の中庭には浮き立つような空気が流れ始めていた。生徒たちの表情もどこか心躍るように見える。そんなにぎわいのなかで、ベレトは一人、書庫の窓際の机に座って悩ましげに本を眺めていた。
     その手元には、白鷺杯という舞踏の対抗戦についてまとめられた資料が並んでいた。星辰の節を華やかに彩る舞踏会の前座として、各クラスの代表が課題曲に合わせて踊りを披露する。どの学級も気合が入る行事だと聞くが、ベレトにとっては勝手のわからない未知の世界だった。
     何しろ、貴族の礼式としての舞踏をきちんと学んだことはない。傭兵時代に要人の護衛として社交の場に潜入したことは何度かあったが、その為に学んだ舞踏はあくまでも形式上のものでしかない。教師として生徒に教える立場にある自分が、正統なステップをしっかり把握していないのは由々しき問題だ、と真面目な性格のベレトは考えこんだ。マヌエラに相談してみたが、「基本的なルールと課題曲は教えるけど、あとはライバルなんだから自分でがんばりなさい」と微笑むばかりで解決には至らなかった。その為、ますます八方塞がりで、ベレトは頭を抱える事態になっていた。
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    Rhea_season

    DONE蒼月√ ルーヴェンクラッセの大晦日の話お話。
    士官学校時代。
    CP発展未満はけど、みんな先生と親密度は高いです。
    なお、リンハルトくんが転籍してきてます。

    2024年大変お世話になりましたPart2
    来年もどうぞよろしくお願いいたします。
    Year-End Sweetness(士官学校時代の先生とルーヴェンクラッセのお話) 朝の修道院は、いつもと変わらぬ静けさを湛えていた。けれど節季という特別な日付のせいなのか、その空気はどこか張り詰めていて、人の気配がありながらも、ひっそりとした冬の冷たさがそこかしこに滲んでいる。年の瀬が近づくことで、学生たちの多くは自国へ帰省しており、この修道院も普段よりだいぶ人が減っているのを感じた。

     ディミトリは、その人の少なさを意識しながら厳かに朝の礼拝を終えた。最後の祈りを捧げ、思わず周囲を見回してから小さく息をつく。いつもそこにいるはずの人がいないことに、ほんの少しだけ違和感を覚えた。

     ――先生はどこだろう。

     何しろ多くの生徒がすでに帰国の途についているのだから、教師が不在であろうとも、そうおかしな状況ではない。だが、ディミトリは心の片隅にうっすらとした気がかりを抱く。先生がどこで何をしているのか。それがわからないことに、妙に居心地の悪さを覚えていた。
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    Rhea_season

    DONEリンハルトと先生のはなし
    ※cp未満(支援Aくらいのノリ)
    リンくんはセンセ好きです…たぶん

    √は内容的にはどこでもよいのですが、現在脳内青組さんなので、青組に移籍してきたリンハルトさんになってます。

    風花雪月を金鹿で初めて遊び、はじめての伴侶はリンハルトでした。
    そんな思い出を。
    Beneath the Quiet Glow ガルグ=マク大修道院の鐘が穏やかに鳴り響く昼下がり。
     その日、ベレトは講義室の隅々まで視線を走らせながら、ある違和感に気づいていた。
     いつも授業開始ぎりぎりに教室にふらっと滑り込むリンハルト=フォン=ヘヴリングは、今日はとうとう顔を見せなかった。自分の元で理学をもっと学びたいという理由で、黒鷲の学級から転籍してきたリンハルトは、居眠りこそしても、講義の最初からいないというのはこれまでない。少し胸騒ぎを感じながらも、ベレトはやむを得ず授業を続行した。
     結局、講義終了後もリンハルトは姿を見せなかった。嫌な予感がさらに膨らみ、ベレトは急ぎリンハルトの部屋へと向かった。



     ベレトはドアをノックし、反応を待ったものの、返事はなかった。もうしわけないと思いつつ、そのまま室内へ足を踏み入れると、部屋の中は散らかった本や紙があちこちに散乱していたものの、そこに当の主の姿は見当たらなかった。
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    Rhea_season

    MEMO★パスワード🔑
    殿下のお国の建国記念日(数字4桁)

    リハビリ用小話
    王国√dmlt
    その後の話の捏造
    かっこいい2人はいない
    2人は付き合ってない(ココカラSTART

    R18ではないけどR15くらいな気持ち
    ※致してはいません

    人によってはアレな内容ですので
    自己責任でお願いします

    メモ帳からコピペしてるので
    改行おかしい可能性大
    心の妄想力を持ってご覧ください
    親密度A+++ーー守護の節。

     フェルディアの街は深い雪に包まれ、静寂があたりを支配していた。凍える寒気が王城の窓を白く曇らせ、外の景色はぼんやりとした輪郭を残している。この調子では、明日の朝には雪がさらに降り積もり、地上を白銀の静けさで覆い尽くしてしまうだろう。
     暖炉の中で踊る炎にあたり薪がパチパチと爆ぜる音だけが響いていた。それ以外に聞こえるものは何もなく、冬の夜の静寂がディミトリの居室全体を支配していた。
     ディミトリは部屋の一角にある椅子に深く腰掛け、手元の書簡をじっと見つめていた。しかし、その青い瞳は文字に焦点を合わせることなく宙を漂い、指先でペンの軸を弄びながら、動き出す気配を見せないままだった。考え事に囚われたような、なにも考えていないようなその姿は、数刻にわたって続いていた。
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