Rhea_season @Rhea_season ※色々整理するため現在大半は非公開中お読みいただきありがとうございました♪誤字脱字見直したらpixivで再掲します✨ ☆quiet follow Yell with Emoji POIPOI 9
Rhea_seasonDONE暑いですね。という思いだけで書いたただのおはなし。小説メーカーでTwitterに掲載したものと全く同じです。いつもつたないお話におつきあいいただき、ありがとうございます。夏至南風 大修道院の貴賓室の窓から、夏の光がそっと差し込んでいた。白いカーテンがかすかに揺れ、東方より取り寄せられたという風鐸がひとつ、涼しげに鳴る。音で涼を感じるなどという感覚を持つという東方の人々を、ディミトリはいつも不思議に思っていた。 「……相変わらず暑いな、こちらは」 入ってくるなり、ディミトリは額の汗を拭いながら言った。 フェルディアを出てから、もう何日か。 その道程の長さと南部の暑さが重なって、旅装の彼はどこかくたびれて見えた。普段はきちんと整えている身なりも、今日は上着の胸元をゆるめ、ため息をひとつ落とす。 ディミトリは、額に滲んだ汗を拭おうともせず、それ以上何も言わずに長椅子に腰を下ろした。 1756 Rhea_seasonMAIKING未完成品のディミレトの残骸。校正もなにもしてないので破綻してます草稿のようなもので、進めば進むほど箇条書きのようになっていきます。本来ならこのあと、肉付けしたり設定を見返しながら話を修正していくのですが燃え尽きてしまい、頓挫しています。途中経過のカオスをみたいという方専用のためパスがかかってます。そんな残骸をみてみたいというつわものの世界です。【内容】長く生き続けているベレトと、転生してきた教え子のおはなし設定を盛りすぎたため長文コースになりそうなシロモノ※風花雪月、蒼月√クリア後一番最初に妄想したものなので、色々ツッコミところ多い(一人称とか)かもしれませんが生暖かくにまもってください。めちゃくちゃシルヴァンばかりでてきます。ディミレトじゃないの??ってかんじです。なにせ未完なので🍊※最後になんちゃって設定をいれてますー。 23961 Rhea_seasonDONE南の港町を巡察中の国王陛下と大司教猊下のおはなしです。(全年齢)食べ物を食べてのほほんとしているだけのおはなし。こういうただ、日常をふたりで過ごしているだけの話でも幸せ…コバルト・プレート 潮風の匂いが、ほのかに鼻をかすめた。 沿岸の町らしい白壁の家並みと、路地裏から覗く多彩な布の影。普段の厳かな巡察とは少し違い、今回の巡察はどこか観光にも似た空気が漂っていた。 海沿いの集会所に急遽設けられた昼食の席には、この地の特産だという魚料理がずらりと並んでいた。蒼に近い青銀、目を惹く赤、そして見たことのない黄色い魚。さらに色鮮やかな野菜が添えられ、多彩なそれらに、ふたりの視線は自然と引き寄せられた。 「……ずいぶんと、鮮やかだな」 小さくつぶやいたディミトリの声に、ベレトはふっと微笑む。 「うん。けれど、すごく美味しそうだ」 ベレトは、はじめこそ、その鮮やかな彩りに目を見張ったが、すぐに用意されたナイフとフォークでひと切れをとると、まるでいつも食べている魚料理のように口に運んだ。 2220 Rhea_seasonDONE梅雨の季節になり、雨をみていてふと思い至った雨の日のディミレト。深いようでとても浅い短編です。※支部も同じものUPしてますが多分に改行をいれているのでポイピクのほうが目に優しいと思います。昼つ方の雨にまぎれて「……なんだ、君も来ていたのか」 軒下でばったり顔を合わせた男を見て、ベレトは静かに微笑んだ。言葉は短くても、その声音にはどこか安堵が滲む。互いに待ち合わせをしていたわけではない。ただ、同じことを考えていたので考えていたことに少しだけ驚いた。 ベレトは空いた時間を利用して厩舎に軍馬の様子を見るために此処にきたものの、空がまたたくまに曇り、湿った風がひとつ吹いたと思えば、次の瞬間には雨粒が音を立てて地面を叩き始めた。つい先ほどまでは、空に青みが見えていたので急な通り雨など、予想すらしていなかった。そのため対応が少し遅れてしまい、気づいたときには、もう引き返す機会を逸していた。 ひとまず雨宿りしようと厩舎に駆け込み、そこでディミトリに遭遇し、今、わずかに張り出した軒下に、共に並んで立ち尽くしている。 4932 Rhea_seasonDONEディミレトとシルフェリ風味のコンボもの。特段何もしてませんので全年齢対象ですが、ベースがBLなので適宜回避してね。主の嗜好がディミレト傾向なので7:3くらいの比率です。相変わらずsweetなねっちょりな作風なので、苦手な方はお本当に気をつけください。好き勝手書けてたのしかったです。※何でも許せる方向け 12283 Rhea_seasonDONE紅花√END後のリンレト。私の脳内では、小さな町でブックカフェを経営してのんびり暮らしているので、そんなある日の出来事程度ななにか。深謀遠慮深く考えを巡らし、のちのちの遠い先のことまで見通した周到綿密な計画を立てること。また、その計画深謀遠慮 店の扉が静かに閉まり、最後の客の気配が遠のいていった。午後の陽ざしが斜めに差し込むブックカフェには、ようやく深い静寂が戻ってくる。 ベレトは、カウンター奥で片づけをしながら小さく息をついた。いつものように、最後まで客の話を聞いていたせいで、座る暇もないまま気づけば営業時間を越えてしまったらしい。 そんなベレトとは対照的に、リンハルトは店の奥のキッチンスペースで、遅めの昼食の準備に取りかかっていた。といっても、冷蔵庫にあった作り置きのサンドイッチを二人分、白い皿に移し替えるだけの、ごく簡単なものだった。それでも食材が乾かないよう、ひとつずつ蝋引き紙で包まれていたため、それを綺麗に剥がして、具が崩れないように慎重に移し替えるのは見た目以上に気を使う作業だった。崩れやすいレタスや、はみ出しかけたチーズには、そっと指先を添えて形を整え、崩れないように静かに支えながら皿へと移していく。 6871 Rhea_seasonDONE※金鹿√リンレト(リンレトリン)です。 とくだん破廉恥なことはしてませんので全年齢対象ですが、ただしBLという特質を理解いただける方のみお読みください。 基本的に二人だけのお話ですが、ちょっとだけ賑やかし程度にクロードさんがでてきます。 ※なんでも許せる方向け王の婚礼◻︎ 空の玉座を、ベレトはじっと見つめていた。厚い石壁に守られた広間には静寂が満ち、高窓から差し込む光が玉座だけを淡く照らしていた。本来そこにいるべき人は居らず、広間はシンと静まり返っていた。 ゆっくりと歩みを進めたベレトは、玉座の前に立ち、そのひじ掛けにそっと指を添えた。ひやりとした冷たさが肌を伝う。それはまるで、この座が持つ重責と覚悟を訴えてくるようだった。 そのまま指先を滑らせ、ベレトはひとつ小さく息を吐いた。この座が背負う重みを、まだすべて理解しているわけではないが、本来ならばこれは間違いなく自分のような者が軽々しく触れてよいものではないということだけはわかる。そう思うだけで、自然と背筋が伸びた。 10988 Rhea_seasonDONE紅花√のリンレト(エピローグ後のおはなし)(R18) 未成年の方は閲覧できません。ふんわりながらもガッツリ致していますので、固定CP推しのかたやリバの方には非推奨。心に傷を負うかもしれないので興味本位で覗かないでね。passwordは帝国内務卿のご子息のbirthday(4桁)可愛いリンハルトは全くいません※なんでも許せるかた向け 18375 Rhea_seasonDONERはついていませんが、「事後」のディミレト※支部のものと同じですが読みやすいようスペース、改行多用してます。ポイピクでサクっと読みたい方用。最中もよいけど事後大好きです。ずっといちゃついててほしい朝のかたち──静かな朝だった。 昨日までの雨が嘘のように、窓から差し込む光はやわらかく、すべてが、しんと穏やかだった。鳥のさえずりが遠くにかすかに聞こえるなか、寝台に残る情事のあとの気怠さだけが、夜の余韻を静かに引きずっていた。 ベレトは、うつぶせのままシーツに半身を預け、ぼんやりと目を開けた。どこかぼうっとして、夢と現のあいだにいるようなまどろみのなかで、思考も感覚もまだ曖昧なまま、静かに身を沈めていた。しかし、肌に残る痛みや、かすかな火照り。それがどれも昨夜、何度も愛された証として身体に刻まれているのだと自覚すると、次第に感覚が、ゆっくりと、呼び戻されていった。 ゆっくりと顔を上げると、窓辺に立つディミトリの姿が目に入った。シャツの袖を軽く捲り、髪はゆるく束ねている。手には温かなカップを持ち、静かに窓の外を眺めていた。 3118 1