勝手にしてろ「あの、リリカ・ダイダスさん……ですよね?僕の名前はアルマ・シャルルと申します。」
「はい、そうですが。何か御用ですか?」
フルネームを呼ばれて、ふと振り返る。
そこには少し顔を合わせた程度の職員が立っていた。
貴方がカイル・ダイダスの親戚であることを知りまして
イルちゃんの記録があれば閲覧させていただきたく……
目の前にいるカイルの記録の閲覧を申し出た目の前の職員をじっと、観察してみる。
彼はアルマ・シャルル、童顔に似合わない大鎌を振り回すAg:47職員。どうやらかなり女性職員に人気だとどこかで聞いたことがある。
風の噂でカイルがバディを組んだと聞いたが目の前の彼だったか。
「カイル・ダイダスの記録ですか。承知いたしました。閲覧方法をお教えいたします……ですがその前に。」
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