父のゴールデン王の後を継ぐべく、俺、しろボンは詰め込み教育に終われる日々。その日も忙しくも平和な日となるかに思われたけれど…?
朝日の差し込む寝室でいつも通りに目が覚めて、寝返りをうとうとしたら、背中で柔らかい何かを踏んでしまった。ベッドにあるはずのない障害物を手さぐり探そうとして、何やら細長い温かい生き物のような感触があった。
ビックリして起き上がってベッドの中を覗くも、もぬけの殻の空である。
おかしいなとかけ布団をめくり、さらにベッドから降りて周辺を探すも、何も見つからない。
どちらかというと、背後に何かいるような気がする。背中に見知らぬ生き物がひっついていたらとの嫌な予感が浮かび、鏡に姿を映すと、お尻から白くて細長いものが生えていた。
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