「ところで、ずっと気になっていたのだけれど」
十二神の秘石を巡る最中、ドワーフラビットに変身したメネフィナ様は、無邪気な声で私に話しかけてきた。
「な、何でしょうか?」
私の足元をぴょんぴょんと跳ねる姿は何とも可愛らしい。思わず抱き付きたくなってしまうが、その正体はエオルゼア十二神の一柱である。そんな不敬な真似は出来ない。
「やっぱり。貴方、とっても愛されているのね!強い願いが、貴方を取り巻いているもの!」
「え、えぇっ!?」
かと思えば、私の正面に立ち止まり、突飛なことを言い出したのである。
「そうか、ハツナはイシュガルドのアイメリク議長と結婚しているんだったな」
「なるほど。主から私への信仰心を微かに感じ取ったのは、それゆえか」
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