ALL 呪術廻戦 五夏 鬼滅の刃 mikanjellylemonCAN’T MAKE妊娠ネタ五夏最近呪霊が多い。つまり取り込む数が増える。あの酷い味を食べ続けていたら、食欲が消えてしまうのも仕方ない。「う、うぉぇえ。げほっ、うぇ。」だがこれはおかしい。ずっと呑み込み続けてきたが、どうにも我慢が効かなくなっている。このところは呑み込む度に吐いてしまうほどだ。おかしい。流石に一度医者に行くべきか?だが任務に穴を開けるわけにはいかない。悟とも、もう何日も会っていない、それほど忙しかった。私がへばれば、その分悟への負担が増す。ただでさえ追いつけないのに、お荷物になる気はなかった。コンコン、扉が叩かれる軽い音がする。「夏油さん、大丈夫ですか?本日の任務はこれで終了で、高専へと戻る予定ですが……」「っ、すみません、今行きます。」ただの補助監督にすら心配されるなど、許されない。車の移動も胃に来て、何とか吐かないようにだけ、気をつけていた。「着きました。」「ああ、ありがとう。」また次もよろしく頼むよ。そう続くはずだった言葉は喉の奥にはりついて、消えてしまった。「よぉ、夏油。」「硝子。」「医務室へ来い。逃げるなよ。」何故、多忙な彼女が目の前にいるのか分からなかった。 1114 1