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    amei_ns

    @amei_ns

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    DOODLE行為のとき首に噛み付こうとしてくる呂布を肩に誘導するトールの雷飛。いろいろあった。そう、いろいろあった、のである。
     その結果、トールと呂布は、いわゆるそういうことをする仲になっていた。この話は二人が寝所を共にしているところから始まる。

     首とは急所である。それは人も神も同じだ。否、神にとって弱点であるから、神を模して作られた人間もそうなっているのだ、と言わなければならないだろうか。首は頭部と胴体を繋ぐ関節であり、また太い血管の流れる箇所である。そこに食いつかれようとするならば、危機を感じ、避けようとするのが普通の心情であろう。
     それは、北欧最強神であるトールもそうであった。首に食らいついてこようとする友の額を押さえそれを阻止する。
    「噛むなら肩にしろ」
     押さえた頭をそっと肩の方に誘導すると、呂布はおとなしく肩に齧り付いた。呂布の鋭い歯で噛まれたことにより、痛みが走るがその程度で表情を歪めるトールではない。がじがじと肩に歯型を付ける呂布に、ほどほどにしておけなどという言葉をかけようかと思ったが、やめた。どうせもう聞こえてはいないだろうことがわかったからだ。
     意識が朦朧とする中でもしっかりとトールに掴まり、肩に齧り付きながらも時折口を離し喘ぎ声 1774

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    DOODLEカップリング臭が薄すぎたので供養しようと思いました。「もし生まれ変われるとしたらなんになりたい?」
     道満に書き物仕事を任せ、ベッドで横になったマスターはそんなことを言った。仕事を取り上げられて暇なのだ。話しかけずに道満が黙々と仕事を片付けていく様を見ているのにも飽きた様子なのであった。
    「そう言われましても、拙僧は影法師なれば、他のなににもなれませぬ。行き止まりの存在にございますから」
    「ええ、そんな夢がないこと言わないでさぁ。なんかあるでしょ、鳥になって空を自由に飛んでみたいとかさ」
     絡んでくるマスターをウザいなどとは思っていない道満である。いつもなら自分がウザ絡みをしている立場だというのに、少し逆転したらこうだ。
     歪んだ笑みでマスターの言葉を受け、少し考えてみたものの、何になろうとも思えなかった。
    「鳥にならずとも、飛ばす式に視点を移せば、空を飛ぶ気分は味わえます。それで十分でしょう。拙僧には過ぎたる願いでございます」
    「んーそっか。道満はそういうことができるのか。羨ましいな」
    「ではマスターも陰陽道を学んでみますか?」
     道満としてはそんなことできないだろう、と思っていた。マスターが学んでいる魔術は多岐に渡る。今も暇を見つけ 941

    amei_ns

    MAIKING寿司で書いてたけど続きができなかったので供養「こういう生活してると、寿司とか焼肉とか日本食が恋しくなるよね」
     マスターはぼんやりとそう言った。
    「寿司は夏の特異点で食べれることがあったけど焼肉はなぁ……」
    「焼肉。薄く切った牛や豚や鶏などの肉を鉄板で焼く料理ですね。バーベキューとはまた違った趣があるとか」
    「そうなんだよー。エミヤが作ってくれた焼肉のタレと普通に焼いた肉でなんとか焼肉欲はごまかされてるけど、実際店に入って食べる焼肉とは違うからな……」
    「焼肉とは奥が深いのですね、先輩」
    「寿司もね、去年の夏は湖だったから食べれてないし……」
    「ハワイとラスベガスの時はお寿司屋さんがありましたからね」
    「うん。火を通した魚が悪いわけじゃないけど、生の魚が食べたいよ~」
     そんな話をしているマスターとマシュの話を小耳に挟み、というか式神を通して盗み聞いたのだがそれは置いておいて、道満はマスターが寿司や焼肉を食べたがっていると知った。では食べさせてやろうではないか。マスターに恩を売っておいて損はないだろう。
     ふふん、と調子よく計画を立てた道満だったがその計画は簡単には行かなかった。
    「マスターに寿司か焼肉を食わせたい? 無理だな。 811