3歳〜十八錦入学直前までの簡単なメモ血の繋がったおとうさんは、まさが生まれる
少し前に病死したそうだ。
「まさには、おとうさんいないの?」
そう聞いた3歳になりたて、
保育園児だった俺を、優しく抱きしめながら
おかあさんはそう答えてくれた。
その「びょうき」は天国に連れて
いっちゃう悪いやつだと、
生まれて初めて知ったのがその時だった。
小学校に上がる少し前、年長に当たる
6歳のとき、お父さんができた。
母が再婚をしたと知ったのは
もう少し後だったが、初めて「お父さん」と
呼べる存在が出来たのが嬉しくて
たまらなかったのを今でも覚えている。
ランドセルを背負ったお兄ちゃんもできた。
かっこいいな。
二人とも、一緒にまさと遊んでくれるかな。
お母さんと2人きりも楽しかったけど、
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