sky_toybox そのニンゲンは、母子家庭に産まれた子供だった。そのニンゲンは、自身をフリスクと呼んでいる。父親はフリスクが産まれる前に行方不明となり、母親は子を抱えて取り残される。母親は父親の行方を探そうと当初は思っていたが、それも諦め、子供を抱えて遠方に引っ越す。産まれた子供は父親似であった。母親は子供に父親の姿を投影し、育てていく。
フリスクは、幼い頃から母親が自分を見ていないことを知っていた。かれはかなり幼い頃から、イマジナリーフレンドと遊ぶようになった。スケルトンのサンズである。フリスクはニンゲンのことを良く知らなかった。だから友達もモンスターという、ニンゲンとは違う存在になった。サンズは、フリスクに物事の善し悪しを教え、フリスクの手助けをした。彼はフリスクの兄のような立場にあり、とても賢かった。彼はなんでも物事を知っているように思われた。フリスクは、そんなサンズがとても好きだった。
1955