クト○ルフ風水王「はあ!?気が付くと二人は何もない白い部屋にいました、やと!?」
「この上なく雑な導入台詞をありがとう、みずかみんぐ」
「発言がメタいねん。ほんで?」
「どうやらぼくたち、何もない白い部屋に閉じ込められたみたいだ」
「それはさっき俺が言うた」
「二人で協力して脱出しよう」
「協力言うてもな…」
俺は気がつくと白い部屋におった。
この下り何回やらせんねんほんま。三回目やぞ。それはそうと白昼夢みたいな感覚やな、さっきまでボーダーの廊下歩いとった筈が、今は部屋の…真ん中か?その辺に立っとる。
辺りを見てみてもなんや、ぼんやり発光しとるみたいな白い部屋でイマイチ遠近感持たれへん。
ふっと自分を見下ろすと換装体で何となくホッとする。隣の王子も同じくシュッとした隊服姿や。
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