【ポキの考え事】ぽぉん、ぽぉん
足を動かす
ぽぉん、ぽぉん
頭を回す
考え事がある時は、何時だって近所の空き地でサッカーボールを蹴っていた
じゃがポックルグッズに煮詰まった時、弁論大会の会場に出発する前、受験の前日、姉上が狂気山脈へ発った時
採れたてのじゃがいものようなサッカーボールをぽんぽんとスニーカーの側面で浮かばせる
今日は、己の信仰の形について今一度見つめ直している
そもそもポキの信仰とは何か?
じゃがポックル神への奉公だ
人々と助け合い、労働を分かち合い、苦楽を共にし、人生の糧とする
さすればじゃがポックル神はポキらをじゃがいもエデンの使徒に引き立てて下さり、立身出世と勉学のち農家へと引き立ててくださる
案外と言うより当たり前のようにシステマティックで現代に生まれ落ちた身としては恐れ多くも非常に助かっている
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