いまさら仕方ない。彼女はあの教会に来なかった…自分は彼女に選ばれなかったのだ。
未練がましく今でも思い出す。彼女ともあの頃つるんだ友人達とも連絡は取らなくなってしまった。それでいい…いつか自然に笑えるようになったら会いたいと思う。
「とか何とか言いながら…まだこの夢をみるか」
起き抜けのわりにずいぶんと高い自分の声。学生時代を引きずって俺は日々を生きている。
「あ~今日の仕事なんだっけ…」
ベッドから降りようとして気付いた…細い脚にふわふわとしたショーパン…なんだコレ?こんなの持ってないぞ?
そして何故気付かなかったのかと思うほど主張している胸の膨らみ…
「はっ?」
顔にかかる長い髪…俺、女の子だったっけ?
壁を見るとはば学の制服
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