愛する資格、愛される資格リーグ部
「自分を指名するとは理解に苦しみます」
「なんでですか?」
「え?」
「わたしアオキさんのこと好きですよ!それがわからないってことですか?」
「そう、ですね。こんなうだつのあがらない草臥れたサラリーマンが、貴女のような若く眩しい将来を背負うパルデアの光に好かれる理由がないんですよ」
「んーと、んーと、こんなションベン臭いガキがジムリーダーと四天王、さらにはリーグの営業と三足の草鞋の非凡サラリーマンと肩を並べようなんてちゃんちゃらおかしい、ってことですかね?」
「いやどこで覚えてくるんですかそんな言葉全然違いますよ」
「えー?」
「自分の手の届かない存在だということです」
「アオキさんでダメなら誰の手が届くんですか?例えば誰ですか?」
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