午前零時の逢引き誰がどう見ても、どこからどう見ても両思いだった二人の恋愛は、ヘタレな初期刀と拗らせ脇差のせいで、亀のような歩みを見せ、先日、初期組の多大なる尽力のおかげでようやく、ようやく結ばれた。
それはもう審神者が泣いて喜ぶくらいには。
そんな二人だからか、やはり進むスピードもゆっくりで、審神者の言うところ小学生のような恋愛…などと言う(いらぬ事を言っていつもいつも怒られている審神者は反省しない)
まぁ、そんな二人を見守りつつ愛を育んでほしい本丸だが、歴史修正主義者は待ってはくれないし、政府も待ってくれない。
近侍として日々忙しく、書類を溜め込む審神者のサポートをしている陸奥守と、遠征に励みながら先生のお目付役もしている肥前は、なかなかに時間が合わない。
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