小僧と狐の化生【概要】
デアの晴道。霊基異常でショタ化した道をいつものノリでどついたらガチでおびえられてフルボッコにされる晴の話。 #雀虫メモ
霊基異常の原因はノープラン。ただし完全に不随意。道は被害者。肉体だけショタに退行して霊衣のサイズはそのままのあの格好です。記憶もなく、播磨の廃寺寸前の小さな寺の身寄りのない小僧だという認識でいる。
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ふと小僧が目を覚ますと、見慣れない部屋の中にいた。見たことのない材質で、とにかくとても頑丈で清潔である。そんな部屋の、柔らかい台ので眠っていた。とにかく身を起こして見ると、さらに不可思議な事に継ぎ当てどころか繕った跡もない、身頃がとても大きい上等な着物を羽織っていた。
何もかも分からない。分かるのは、自分が場違いな存在であるということだけ。見たこともない、理解できないようなもので溢れているという事はおそらく貴族の屋敷だろう。ここに居続けて心当たりもないのに盗人と思われるのもまずいが、裸で抜け出すのも妖しすぎる。かと言って部屋の中にあるものはどれも上等そうなものばかりで腰巻になるようなあるものはなく、この上等な着物を着たまま移動して汚すのも恐ろしい。
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