僕は夢を見た。
あの子が笑っている夢を。
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僕が目を覚ました時はもうお昼過ぎだった。寝過ぎちゃった。はやくごはんを食べなきゃと思って、ベッドから降りた。
遅めの朝食を済ませた僕はワープスターを呼びつけた。
今日は何となく遠出がしたかった。
ワープスターに乗りながら行くあてを考えていたらいつのまにか広い草原に着いた。
「ああ…懐かしいなぁ」
僕はそう呟いた。
そこは二年前、ある宇宙船が墜落した場所だった。
デデデ大王と僕がショートケーキの取り合いをしていた時、その宇宙船は突然現れた。宇宙船はオールやら帆やらの部品をあちこちにばらまきながら、大きな音をたてて不時着。…そういえば、あの時落としたケーキ、どうしたんだっけ。
1937