showdown0:登場人物
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ベイク:主人公 (ナレーション時々あり)
ベイク:武器は銃と日本刀 妖刀 月下
ベイク:スキル 風刃(ウィンドブレイド)
レア:妖艶な司令塔 オカマでもバブリー女性でも
レア:スキル 幻惑(イリュージョン)
スフレ:ベイクの彼女または相棒
スフレ:頭がキレる関西弁キャラ
スフレ:スキル 火炎(フレイム)
ティラミス:兼役 ◎ 飄々とした別働隊リーダー
ティラミス:スキル 瞬間移動(テレポーテーション)
バスク:兼役◎ 少年?可愛い系 真面目苦労人キャラ
バスク:スキル 回復(リカバー)
ニュー:兼役◎パリピチャラ男でもギャルでも
ニュー:料理が得意なはっちゃけキャラ
ニュー: スキル 解析(アナライズ)持ち
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キルシュ:ボス、ミステリアスな強敵キャラ
キルシュ: スキル 凍結(フリーズ)持ち
ザッハ:短気で血の気が多い好戦的な敵キャラ
ザッハ: 武器はマシンガン
ザッハ: スキル 分身(アバター)持ち
オペラ:兼役◎姿が見えないイカレ敵キャラ
オペラ:スキル 透明(インジビブル)持ち
ノエル:兼役◎不思議ちゃん天然敵キャラ
ノエル: サンタクロースの衣装を着ている
ブラウニー:兼役◎寡黙毒舌真面目敵キャラ
ブラウニー: ゴシックな球体関節人形
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0:
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0:
ベイク:『ショーダウン』
0:
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ベイク:俺はベイク、エージェントだ。謎に包まれたままのある組織について、追っている。
ベイク:そして敵のアジトと思わしき製薬会社デビルズカンパニーの情報を手に入れた俺は、ガトーと名を偽り
ベイク:社員になりすまして数ヶ月に渡り、潜入捜査をしていた。今日ようやく敵のボスの動きがあり急ぎデータベースにアクセスして必要な情報をUSBメモリに転送すると……敵に見つからないよう撤退した。
ベイク:未だ組織の敷地の付近にいるが、人が近くに居ないか慎重に確認し。最寄りの公衆電話ボックスに入ると仲間に電話を掛けた……
:
0:プルルルルルルルルルルルr
0:ガチャ
:
レア:「ハァイ?しもしも〜?」
ベイク:「はあ(小声)…俺だ」
レア:「あらァ?ベイクちゃんじゃなァい
レア:……それで、首尾はァ?」
ベイク:「(小声)……敵が動いた、撤退する」
レア:「…そう、遂に動いたのねェ?オーケイ」
ベイク: 仲間と連絡を取りあっていると微かに
ベイク: 殺気を感じた。チッ、追っ手か……
ベイク:「……すまん、切る…また後でな」
:
0:ブツッ…ツー…ツー…
:
レア:「あらァ…クッ…フフ…フフフフッ…
レア:面白くなりそうな、ヨ・カ・ン
レア:アッハハハハハァ!」
レア:「ふふっ。 さて、とォ~」
:
0: スマホのタップ音
0:プルルルル……
:
レア:「ハァイ、しもしも〜アタシよォ~
レア:スフレちゃん?あのねェ?…」
:
0:
レア:『ショーダウン』
0:
:
0: 足音
:
:
ベイク:そして通話が終わると隠れ場所の
ベイク:確保のため隣にあった立体駐車場へ
ベイク:逃げ込む、明らかに敵の足音が
ベイク:段々と近づいてきていた事に気づき
ベイク:隠れている車の死角から暫く様子を伺う
ベイク:(以下小声で囁く)「……来たか」
ザッハ:「(大声で)おーい!そこに
ザッハ:いるんだろ?出てこいよォ!!」
:
0:ガンっと近くの車を蹴りつける音
:
ベイク:「ちっ……」
ベイク:この声はトリガーハッピーのザッハか
ベイク:……くそ、応戦しようにも武器がねェな
ザッハ:「はーやーく!はーやァーく!まだかァ?」
0:(パンパンと手を叩き、煽るように
0:セリフ後アドリブ可能な方は
0:煽りマシマシで出てくる様に煽って
0:叫んで下さると、なお良しです)
:
ベイク:「ここに居ても見つかる…か…」
ザッハ:「おーい聞こえてるかァ?
ザッハ:早く出て来いよ……
ザッハ:俺様が蜂の巣にしてやんよォ!!!」
ベイク:「っ………!」
ザッハ:「撃ってもいいんだぜェー?
ザッハ:裏切り者のガトー…いいやァ
ザッハ:ベイクさんよォ!!」
:
ベイク:「…っ……??」
ベイク:は?なんで名前まで割れてんだ……?
ザッハ:「……チッ、ハァアア…あーあー
ザッハ:オイオイ!早く出て来いってんのが
ザッハ:聞こえねェのか!俺様は気が短けーんだ
ザッハ:…イライラさせんな、よォ!!!!!」
:
0:マシンガンの乱射音
:
ベイク:「…っ!!!」
ベイク:近くの車に弾がめり込む音
ベイク:マシンガンか、厄介だな……
ザッハ:「HAHAHAHA…お遊びは終いだァ
ザッハ:…………覚悟しやがれェ!!」
ベイク:「チッ」
:
0:マシンガンの乱射音
:
ザッハ:「HAHAHAHAHAHA!!」
ベイク:車の隙間から銃弾がすり抜けたのか
ベイク:一発被弾を貰ってしまい思わず声が出る
ベイク:「っく!グァッ…!しまっ……!」
ザッハ:「…ッハハ!……やっぱりそこかァ!!」
ベイク:「しま……った…万事休す…か…」
:
0: バイクの音
スフレ:「(大声で)ベイクー!!」
ベイク:「……おまっ!?なんでここに…!」
ベイク:…って、ああ、レアの指示だろうな
ベイク:……思わず脳内に
レア:『ふふっ、アタリよォ~ア・タ・シ♡』
ベイク:と、レアがウインクしてる様が浮かび
ベイク:自然と口元が緩んだ、流石だな……
スフレ:「よかった、間におうた…みたいで」
ザッハ:「あ〜?お仲間かァ??
ザッハ:…………テメェ誰だよ?ア?」
:
スフレ:「…ははっ……さあ?」
ザッハ:「ああン?名前ぐれぇ名乗りやがれ!」
スフレ:「フン、普通そっちから
スフレ:名乗るんちゃうの?……ってお前
スフレ:トリガーハッピーの
スフレ:ザッハ・トルテやな……?」
ザッハ:「アン?…………だったらァ?
ザッハ:なんだってんだよォ??」
スフレ:「………ハッ……頭がイカれた乱射魔」
ザッハ:「…アア?………ンだとォ??」
スフレ:「……ベイクは回収させて貰うで」
ザッハ:「HA!笑わせてくれるぜ
ザッハ:……俺様がみすみす見逃す…とでも
ザッハ:思ってンのかァァァ!!?」
:
ベイク:そう言い放つとザッハは
ベイク:マシンガンを再び構えた
ベイク:「っ!マズい!!」
スフレ:「(早口で)早う乗って!ベイク!!」
ベイク:「! ……ああ!!」
ベイク:俺は素早く後ろに乗ると
ベイク:スフレはすぐに急発進させた
:
0:マシンガンの乱射音
:
ザッハ:「HAHAHAHAHAHAHA!
ザッハ:HA…HAHAHA…H…ァ?アア?」
スフレ:「……ほなね!」
ベイク:「じゃあーな!!」
ザッハ:「……クッッソがァ!!待ちやがれ!!
ザッハ:てンめぇえええェェエエ工エエぇぇえェ!!!」
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0:マシンガンの乱射音
:
:
ベイク:こうして俺はレアの機転と
ベイク:スフレの助けによって、敵の
ベイク:追手から逃げきる事に成功
ベイク:アジトであるレアの店に無事に
ベイク:帰還することができた……
:
:
0:
キルシュ:『ショーダウン』
0:
0:場面転換 敵アジト モニター室
:
キルシュ:「……それで?みすみす見逃したと?」
ザッハ:「す、すまねェ……キルシュさん…」
キルシュ:「フ、顔をあげろ。仕方ないさザッハ」
ザッハ:「……俺様の弾から逃げ切る奴が居るとは」
キルシュ:「君はー……自分の力を過信
キルシュ:しすぎている傾向にあるね
キルシュ:長所でもあるけど短所だ」
ザッハ: 「……クッ……」
:
キルシュ:「フフ…………どちみち奴らとはじきに
キルシュ:あいまみえる事になるさ………大丈夫
キルシュ:次こそ仕留めてくれたら…それでいい」
ザッハ:「HA…!…遂に、ドンパチやるんだな?」
キルシュ:「ああ、期待しているよ?
キルシュ:ザッハ・トルテ」
ザッハ:「あァ、次こそは…あいつらの……
ザッハ:息の根を止めてやんよォ…HAHA……HA!
ザッハ:HAHAHAHAHAHAHAHAHA!!」
:
0:
スフレ:『ショーダウン』
0:
:
0:場面転換 レアの店 裏口
0: 扉が開く音
:
スフレ:「はあっ、はあっ……っ、レア!」
レア:「あらァ?……おかえりなさぁ~い
レア:お使い頼んじゃってごめんなさいねェ」
スフレ:「いえ、それより…大丈夫?ベイク」
ベイク:「あぁ……ぐっ…」
レア:「あらまァ、また派手に
レア:やられてるじゃなァい」
:
ベイク:「……っすまん、しくじっ……た…
ベイク:ほら、USB…メモリ……だ…ヤツらの
ベイク:情報は…はぁ、そこに…っ入ってる」
ベイク:俺はポケットからUSBメモリを
ベイク:取りだすとレアに向かって投げる
ベイク:レアはキャッチするとPCにUSB
ベイク:メモリを差し込んで、読み込み始めた
:
0:キーボードのタイピング音
:
レア:「…ご苦労さまァ~しかしなぜ
レア:バレたのかしらねェ」
スフレ:「さあ?相手方にもスパイが
スフレ:おった……とか?」
レア:「んん~考えたくないわねェ〜
レア:そ・れ・は…」
:
ベイク:「俺の…はぁ、名前もっ…割れてた…」
スフレ:「そう…なると、泳がされてた
スフレ:……んとちゃう?」
レア:「それが事実なら…状況は
レア:かなりヤバいわァ」
ベイク:「うっ……ぐ、……だな……」
スフレ:「とりあえず手当やるけど、大丈夫?」
ベイク:「ああ……大丈夫だ…」
:
0:ベイク 椅子に座り傷口の箇所を見せる
:
スフレ:「やっぱり、酷い傷やな…
スフレ:ちょっと染みるで」
ベイク:「っあ……っぐ、ぃっ、つぅー!!!」
レア:「あらァ?スフレちゃん
レア:手馴れてるわねぇ?」
スフレ:「あー……バスクによく手当してたから…」
レア:「確かに…スキル使えるようになる前は
レア:よく怪我してたわねェあの子」
ベイク:「……バスクか…懐か……いっ!?っ……う!」
レア:「あの子達……元気かしらァ~?」
:
スフレ:「さあ、随分…会ってない気がする」
ベイク:「そう…だな…ぐっ…お前わざとキツく
ベイク:結んだろ今……優しくしろよ!」
スフレ:「…んー?なんのことやらさっぱり!
スフレ:とりあえずは止血出来た!んん~と
スフレ:弾は貫通してるみたいやけど念の為に
スフレ:ちゃんと医者とかに見てもらってよ?」
ベイク:「……ああ、ありがとう」
:
レア:「さて、と~?ベイクちゃん
レア:敵の首魁(ボス)は?」
ベイク:「…ああ………キルシュ、だ」
レア:「…へ?…キルシュ……なのォ…?
レア:…はァ……道理で手強いわけよォ!」
ベイク:「そうだな……潜入中…どういう訳か
ベイク:一度も顔を拝めなかった、が
ベイク:…データによると……間違いない」
スフレ:「…へ?…あのキルシュ!?有名な?」
ベイク:「キルシュ・シュヴァルツ・ヴェルダー」
レア:「知らない人は居ないわよねェ~」
ベイク:「…そうだな」
:
スフレ:「あの白い森事件のやばい奴やん!」
レア:「そう、…………で?ベイクちゃん?
レア:掴んだ情報はそれだけじゃァ
レア:…ないでしょォ?教えて?」
ベイク:「ああ、それに加えてヤバいのがいた……
ベイク:トリガーハッピー銃撃狂ザッハ・トルテ
ベイク:先程戦ったが血の気が多い奴(野郎)だ」
レア:「……ザッハ・トルテ……ねェ」
:
ベイク:「あとは、エンカウントしてはいないが
ベイク:インビジブルファントム透明人間オペラ
ベイク:ブラッディサンタ血濡れ爆弾魔ノエル
ベイク:マーダードール殺人人形ブラウニー
ベイク:……以上が…シュヴァルツに最近
ベイク:雇われた連中だ、手強いぞ……」
スフレ:「ええっ!?ザッハはさっき会ったけど
スフレ:他の奴らも有名な名前ばっかやん……!
スフレ:は?ヤツらを相手にする…って事?」
レア:「これまた厄介ねェ…骨が折れそう…」
:
スフレ:「……どうするん?」
レア:「ふっ、どうするもこうするも
レア:……ないわよォ!」
ベイク:「殺るか殺られるか……しかねえよ
ベイク:先に仕掛けられたら、まずこちらが
ベイク:圧倒的に不利だな…どうするレア」
レア:「そうねェ…助っ人を呼んでおくわァ」
スフレ:「……助っ人?って……まさか……」
:
0: スマホのタップ音
0:プルルルルルルルル……
:
レア:「ハァイ?しもしも〜?」
ティラミス:「レアか、久しいな」
レア:「そうねェ…何年ぶりかしら?
レア:………お願いがあるンだけどォ~
レア:人手が足りないのォ……
レア:助けに来てくれない?」
ティラミス:「お願い?…レアが頼みとは…また
ティラミス:どうせ、とんでもない厄介事だな?
ティラミス:はぁ(ため息)誰と誰だ?」
レア:「バスクとォ~ニューヨークとア・ナ・タ」
ティラミス:「おい、全員じゃねえか!」
レア:「フフ…全面戦争になりそうなの
レア:頼むわよォ?」
ティラミス:「……仕方ないなぁ、わーったよ」
レア:「データは今送ってるからヨロシク~
レア:それじゃ、切るわねェ~」
:
0:ブツッ…ツー…ツー…
:
ベイク:「………ティラミスか」
レア:「正解~!人手が足りないし
レア:戦力としては欲しいでしょォ?
レア:丁度バスクちゃんの話も
レア:出てたし……ねェ?」
スフレ:「せやね、久しぶりに会いたいな」
:
0:
ザッハ:『ショーダウン』
0:
0:場面転換 敵アジト 屋上
:
オペラ:「(大声で)……嗚呼!!嗚呼!
オペラ:今宵は月が、、美しい!!!」
ザッハ:「ァ?いきなりなンだァ??どっから声が」
ブラウニー:「……五月蝿い」
ノエル:「merry?メリー?」
オペラ:「嗚呼、嗚呼、ああAあぁ亜あ……!!!」
ザッハ:「オペラ…はどこに居ンのかわかんねェが
ザッハ:お前らノエルとブラウニー…だなァ?」
ブラウニー:「……五月蝿い」
ノエル:「merry……merry?」
ザッハ:「お前らそれしか喋れねェのか?アン??」
:
0: 足音
:
キルシュ:「……さて、集まって貰ってすまないね」
ザッハ:「……キルシュさん!」
ブラウニー:「……ボス」
ノエル:「ぼすー」
オペラ:「嗚呼、BOSS!!
オペラ:お待ち申しておりました!!」
ザッハ:「イヤ、喋れんじゃねェか!!」
:
キルシュ:「君たちに集まってもらったのは
キルシュ:他でもない、先程ネズミが逃げた。
キルシュ:名前は……ベイク」
ノエル:「べーいーくー?」
キルシュ:「そうだ、他にも数人仲間が居るらしい
キルシュ:君たちには全員抹殺してきて欲しい。」
ブラウニー:「全員抹殺、指令、受託致しました」
:
キルシュ:「……だが。君たち全員がここを
キルシュ:出払ってしまうのは避けたい…
キルシュ:……という訳でだな
キルシュ:……オペラ、ノエル、ブラウニー!」
オペラ:「嗚呼!アア!」
ノエル:「はーい、ぼす」
ブラウニー:「は、ボス。」
:
キルシュ:「……先行隊、頼まれてくれるかな?」
オペラ:「嗚呼!ァ亜!!了解したとも!!」
ノエル:「せんこーたい、たのまれた」
ブラウニー:「はい、承知致しました」
キルシュ:「ありがとう……じゃあ、よろしくね」
:
ザッハ:「はァ!?俺様は留守番かよォ!!」
キルシュ:「君は万が一に備えて
キルシュ:ここで待機していてほしい」
ザッハ:「命令なら仕方ねェ…チッ…待機しとく」
キルシュ:「フッ……すまないね」
:
0:
バスク:『ショーダウン』
0:
0:場面転換:レアの店
:
ベイク:「まあ正直暫く様子を見たいところだが
ベイク:そろそろ仕掛けて来るだろうな……」
スフレ:「そやね、いつ刺客がきてもおかしない」
レア:「ベイク、あなた行けそう?」
ベイク:「さあな、行きたい所だが…うっ!」
スフレ:「今は……無理やって!」
レア:「そうねェ……困ったわァ」
:
0:扉が開く音(またはチャイム)
:
ベイク:「ん?誰だ…」
レア:「ちょっとみてくるわねェ」
スフレ:「うん、誰やろ…って…あ!!!」
:
バスク:「スフレー!!会いたかったー!」
スフレ:「バスク!!久しぶり!」
ベイク:「と、言うことは……」
ニュー:「ちょりーっス!ちっすちっす!」
ティラミス:「やあ、失礼するよ」
:
レア:「久しぶりねェ~皆がうちに来るの」
スフレ:「ここ数年会えてなかったよね」
バスク:「だね、全員集まるの珍しいし……って
バスク:ベイク怪我してるじゃん!」
ベイク:「ああ」
スフレ:「そうや!止血はしたんやけどバスクの
スフレ:スキルで治してやってくれへん?」
バスク:「お安い御用!回復(リカバー)!」
ベイク:「すまん、助かる」
:
ニュー:「あ、ティーティーから話は
ニュー:聞いたっスけど、敵はあの
ニュー:キルシュって…マジすか?」
レア:「マジよ、私達では戦力に差がちょーっと
レア:ありすぎるから増援を頼んだのォ~
レア:呼び出してごめんなさいねェ」
スフレ:「しかし、到着早すぎひん?」
レア:「フフ、忘れたのかしらァ?
レア:ティラミスのスキルを瞬間移動
レア:(テレポーテーション)よォ?」
ティラミス:「まあな」
スフレ:「ああ!……せやったね!」
:
バスク:「んー戦力差、6対5?」
レア:「そうね、数ではこちらが
レア:勝ってはいるけど……
レア:油断は禁物よ、なんたって……敵は」
スフレ:「キルシュ・シュヴァルツ・ヴェルダー」
ニュー:「かーなーり手強いヤツっスよねー」
ベイク:「レア、何か作戦はできたか?」
レア:「とりあえずベイクちゃんが
レア:持って帰ったUSBメモリから
レア:監視カメラの場所を把握した上で
レア:侵入経路を考えてみたわ」
:
0:敷地内の見取り図のコピーを広げる
:
ティラミス:「なるほど……広いな」
バスク:「突撃するの?」
ベイク:「……手筈は?」
レア:「まずここから入る、そしてこの
レア:…階段を………!?っ、何?」
:
0:( 入る、に被せるように)
0: 大きな爆発音
:
スフレ:「……なん!?爆発??
スフレ:まさか、例の爆弾魔…!?」
レア:「っ、やられたわね、来たわよォ!!」
バスク:「…ッ…敵影確認、その数……3!」
ベイク:「ついに仕掛けてきやがったか……!」
ティラミス:「どうする?レア!」
ニュー:「っ!指示くださいっス!!」
:
レア:「ふぅー……そうねェー。
レア:アタシとベイクは待機
レア:スフレとバスクはペアで……
レア:ティラミスとニューは個々で
レア:各敵に当たって頂戴!!」
:
ベイク:「了解」
スフレ:「おっけー!」
バスク:「うん!」
ティラミス:「ああ」
ニュー:「おけまる!」
:
レア:「後はインカムで連絡を取り合いまショ
レア:じゃァ……各自、よろしく!!」
:
:
0: 扉が開き、走る足音
:
ベイク:裏口を使い、俺とレア以外の
ベイク:4人は外に出ていった、暫くして
ベイク:インカムからは近隣住民が
ベイク:逃げ惑う声が聞こえてくる…………
:
レア:「3人が出てきたということは……
レア:本部に残っているのは2人ねェ……」
ベイク:「そうなるな……」
レア:「頼むわよォ、皆ァ……!!」
:
0:
0:場面転換 スフレ バスク サイド
:
オペラ:「あゝあゝあァア!!!」
スフレ:「……っ!?」
オペラ:「嗚呼ァァ亜!クリスティーヌッ!!」
バスク:「どこから声が……?」
スフレ:「これは、透明人間……?やとしたら
スフレ:インビジブルファントムの
スフレ:オペラ……!」
:
0:場面転換 ニューヨーク サイド
:
ニュー:「うわっ!爆弾……やばみ!」
ノエル:「めりーぃ!merry!」
ニュー:「ブラッディサンタのノエル…っスか!
ニュー:スキルはー……無し!楽勝ッスね~♪」
:
0:場面転換 ティラミス サイド
:
ブラウニー:「ころ……ス、殺、コロ、ころす」
ティラミス:「……マーダードールのブラウニーか」
ブラウニー:「……目的発見、抹殺、開始します」
ティラミス:「せいぜい……楽しませてくれよ?」
:
0:場面転換 レアの店
:
レア:「全員、敵と当たったみたいねェ」
ベイク:「……レア」
0:ベイク 立ち上がる
レア:「……ハァ、行くのね。仕方ない子…
レア:これ持ってきなさい!
レア:皆と後から合流するわ」
ベイク:そういうと刀を渡された
ベイク:「これは……まさか」
レア:「妖刀月下
レア:打ち直して貰ったわよォ!
レア:あんたなら、使いこなせるでしょ?」
ベイク:「……っ!! ありがとうレア!」
ベイク:俺は刀を受け取ると、バイクに乗り
ベイク:もう一度 デビルズカンパニーへと向かった……
:
0:
オペラ:『ショーダウン』
0:場面転換 スフレ バスク サイド
:
スフレ:「はあ、はあ……っくぅ…っ!
スフレ:姿が見えへん……卑怯!!」
バスク:「くっ……見えざる敵とは厄介ですね」
オペラ:「嗚呼!嗚呼!あゝ!あゝ!ああ!」
0:剣での攻撃音
スフレ:「っ!?……やられた……」
バスク:「大丈夫!?回復(リカバー)を……」
スフレ:「大……丈夫!今はなんとか!!」
:
オペラ:「(マイク近くで)嗚呼!
オペラ:クリスティーヌ!クリスティーヌ!!」
スフレ:「ひっ……!耳元 !?
スフレ:ひわああぁぁああぁ!!!」
0: キック音
オペラ:「グハッ!!………ァ?……………亜」
バスク:「……わあお、上段蹴り炸裂ぅ……!」
スフレ:「あ……インビジブルが解けて……」
:
0: 倒れる音
オペラ:「…………。」
バスク:「…やった?」
スフレ:「勝った……ん……かな?」
バスク:「うん、とりあえず、勝利っ!!」
スフレ:「勝利っ……!あっ、レア!聞こえる?」
:
レア:「しもしもー?聞こえてるわよォ?
レア:勝ったみたいねェ、おめでとう」
:
バスク:「キレーにスフレちゃんの
バスク:蹴りが入ったからね……あ、えっと
バスク:こいつ……伸びてるんだけどー
バスク:後始末、どうしたらいいですか?」
レア:「とりあえず……そうねェ
レア:…………縛っておきなさい?」
スフレ:「ラジャー!」
バスク:「ラジャー!」
:
0:
ノエル:『ショーダウン』
0:
0:場面転換 ニューヨーク サイド
:
ノエル:「メリー!merry!」
ニュー:「プレゼント型に包装された爆弾
ニュー:…っスか!わ!っ!危ないっスー!
ニュー:こんなプレゼントは嫌だ!!!」
0:爆弾音 数回
ノエル:「逃げないで?逃げないで?逃げないで?」
ニュー:「そWWWWれぇ……はーっ
ニュー:無理ゲーッス!ってか!爆弾!
ニュー:投げないで!投げないで!
ニュー:投げないで下さいッスー!!」
ノエル:「メリーくない!」
:
ニュー:「自分だって楽しくないッスよ!」
ノエル:「……!!」
ニュー:「はは、どうしたんスか?
ニュー:背中が、がら空きッスよ!!」
0: 締め付ける音
ノエル:「っ……かはっ……ぐ、ぅ……っ」
ニュー:「はや…く!おねんねするっス!!」
ノエル:「……っ……うあ!?」
ニュー:ノエルが手に持っていた爆弾が
ニュー:自分の足元に転がる……
ニュー:「……なっ!?やばみ!!」
ノエル:「…ふふふ…メ、り…い… 」
:
ニュー:「なーんて、ね!爆弾キャッチアンド
ニュー:リリースっス!んーで、退避!!」
0: 爆発音
ノエル:「……かはっ……」
ニュー:「いえーい!ニューさん
ニュー:大しょーりッス~!!さて……っと
ニュー:……しもしも~レアさーん?ちっす!」
:
レア:「(不機嫌そうに)……しもしもー?」
ニュー:「ちーーっす!ちっす!ちっす!
ニュー:ちーっす!あ、勝ったんスけど~
ニュー:処理どーしま……」
レア:「(最初から被せて)耳元でちっすちっす
レア:うっさいわねェ!!……あー……もう、そうね
レア:何でもいいから適当にやっといてくれる~?」
ニュー:「…お…おけまるー……」
:
レア:「忙しいから切るわよォ!!」
0:通信が切られる
ニュー:「え?激おこ…?扱い雑!
ニュー:ぴえん超えてパオン
ニュー:あるぇ何で?…もしかして…
ニュー:嫌われてる?そんなバナナー
ニュー:適当にッスかー?はぁ…」
:
:
0:
ブラウニー:『ショーダウン』
0:
0:場面転換 ティラミス サイド
:
ブラウニー:「コロす!殺す!抹殺すル!」
ティラミス:「…へえ…なかなかやるなあキミ」
ブラウニー:「五月蝿いコロす」
ティラミス:「まあ他の人なら殺せてたかもねー」
ブラウニー:「五月蝿い!五月蝿い!」
ティラミス:「でも、俺には当たってないが」
:
ブラウニー:「五月蝿いコロす!五月蝿い!」
ティラミス:「…ふむ…一向にかすり傷ひとつ
ティラミス:付けれてないようじゃあ…っと」
ブラウニー:「黙れ!……五月蝿い!」
ティラミス:「殺人人形っていうからどんなのか
ティラミス:期待したのに、だめだな、こりゃ」
:
ブラウニー:「が、はっ……いつの間に……」
ティラミス:「……ゆっくり眠りな」
ブラウニー:「うっ…………。」
0:倒れる音
ティラミス:「さてさて?レア?」
レア:「しもしもー?安定ねェアナタ」
ティラミス:「皆は?」
レア:「各個撃破してこちらに皆
レア:戻ってきている頃よ」
ティラミス:「へえ?早かったんだな」
レア:「遊びすぎなのよォ、アナタが!」
ティラミス:「ははは、それで?次はどう動く?」
レア:「ベイクが先に向かったわ、だから」
ティラミス:「俺もすぐ向かえって言うんだろ?」
レア:「よく分かってるじゃァない……ふふっ
レア:じゃァ~ヨロシクねェ……ティラミス」
ティラミス:「ああ」
:
0:
ニュー:『ショーダウン』
0:
0:場面転換 レアの店
:
スフレ:「ただいま!…え…あれ?ベイクは?」
レア:「おかえりィ!ベイクちゃんなら先に
レア:デビルズカンパニーに行ったわよォ?」
バスク:「はあ??」
ニュー:「ただいまっス!!」
スフレ:「おかえり、え?ひとりで??」
:
レア:「フフッ……心配しないで、
レア:ティラミスをさっき向かわせたわァ
レア:多分大丈夫でしょう」
スフレ:「せやったら……まあ……」
ニュー:「で、自分達はどうするんスか?」
バスク:「もちろん行くんですよね?」
レア:「ええ、行くわよォ!スフレちゃん
レア:車お願いねェ!!」
スフレ:「オーケイ!!」
:
0:
ティラミス:『ショーダウン』
0:
0:場面転換 敵アジト 屋上
:
ザッハ:「あー暇だなァ!オイ!!」
キルシュ:「……そうでも無くなったみたいだ」
0:ティラミス 瞬間移動で現れる
ザッハ:「ァアン?」
ティラミス:「……キルシュ」
キルシュ:「……ティラミス、か」
:
ザッハ:「ア?誰だァ?急に現れやがって!!」
ティラミス:「雑魚は黙ってろ」
ザッハ:「ァ?誰が雑魚だ?ァァァア??」
キルシュ:「(ため息)…すまないが……ザッハ
キルシュ:少し、席を外してくれないか」
ザッハ:「チッ、わーったよ!!」
0: 遠ざかっていく足音
:
キルシュ:「で?何しに来た?」
ティラミス:「殺しに来た」
キルシュ:「お前が?誰を」
ティラミス:「お前を」
キルシュ:「クッ……ハハハ!
キルシュ:お前が俺を殺しに?」
ティラミス:「そうだ」
キルシュ:「クク……笑わせる」
ティラミス:「何が可笑しいんだ?」
キルシュ:「お前、殺せると思ってるのか?俺を」
ティラミス:「………ああ」
:
0:剣を構える音
:
キルシュ:「ほう?やってみろ
キルシュ:やれるものなら……な!」
0: 銃声
:
:
0:
ベイク:『ショーダウン』
0:
0:場面転換 屋上に繋がる階段室
:
ベイク:「(小声)っ、銃声……??」
レア:「しもしもー?そっちはどォ~?」
ベイク:「(小声)ああ、屋上に向かう所だ
ベイク:今しがた、銃声が聞こえたんだが……」
レア:「なら、ティラミスねェ」
ベイク:「(小声)ティラミス……!?
ベイク:来てるのか……」
レア:「流石ねェ、仕事が早いわァ~
レア:キルシュはティラミスが相手して
レア:くれてるとして……残るは……
レア:ザッハ…ねェ…。気をつけて?
レア:アタシたちも直に到着するわァ、じゃァ」
ベイク:「(小声)わかった」
:
0: 足音
ベイク:「……っ! この、足音は……」
ザッハ:「……よォ!クソネズミィ!!」
ベイク:「ザッハ……トルテ!」
ザッハ:「HAHAHA!!また会ったなァ!
ザッハ:ここでドンパチやってもいいが……あー
ザッハ:ちと狭めェなァ……オイ、着いてこい」
ベイク:「は……?」
:
0:場面転換 大会議室
:
ベイク:「おいおい……いいのか?
ベイク:こんな場所で」
ザッハ:「あァ?許可なら取ってある」
ベイク:「そうか、なら…遠慮は
ベイク:いらねぇなァ!! 」
ザッハ:「あァ、楽しませて貰うぜ…
ザッハ:ベイクさんよォ!」
:
0:お互い武器を構え戦闘開始
:
ザッハ:「HAHAHAHAHAHA!!」
0: マシンガンの乱射音
ベイク:「っ!危ねぇ……くッッ!!」
ザッハ:「そうだ、余所見してると危ねェぜ??
ザッハ:HAHAHAHAHAHAHAHA
ザッハ:HAHAHAHA!!!」
0:マシンガンの乱射音
:
ベイク:「っ、ぐっ……」
ザッハ:「HAHA!おら、おらおら
ザッハ:どーした!!逃げるしか脳が
ザッハ:ねェのか?袋の鼠ちゃあん!」
ベイク:「はは、」
0:銃声
:
ザッハ:「ンな!…………なン…だァ?テメェ
ザッハ:……HA…!やるじゃねェかァ!!!」
ベイク:「お前もな!!……ククッ
ベイク:何だか楽しくなって来たぜ!
ベイク:お前となら久しぶりに本気でやっても
ベイク:退屈しなさそう…だな?ザッハ!!」
ザッハ:「俺も楽しいぜェ??…ベイク!
ザッハ:しっかし 面白い事言ってくれんねェー!
ザッハ:…そうだ…もっと、もっとだ。
ザッハ:お前の本気とやらを俺に
ザッハ:もっと、ぶつけて来い!!
ザッハ:………俺も、ガチでやるからよォ?!」
ベイク:「…ふっ、………ああ!!」
0:お互いの銃撃音
ザッハ:「HA!たまんねェ、堪んねェなあ!
ザッハ:これだよコレ!!俺が求めてたのは
ザッハ:コレだよ!!たァのしいなあ!…オイ!
ザッハ:HAHAHAHAHAHA!!」
0:マシンガンの乱射音
:
:
0:
スフレ:『ショーダウン』
0:
0: 場面転換 スフレの車
:
バスク:「……あとどのくらい?」
スフレ:「もう少しや…この角を曲がれば…!」
レア:「フフ、見えてきたわァ!」
ニュー:「…大きなビル…あれっスか?」
バスク:「あれがデビルズカンパニー……」
:
:
:
スフレ:「……着いたっ!」
レア:「行くわよォ、目指すは屋上!」
バスク:「はい!」
0: 窓ガラスが割れる音
0:上から窓ガラスの破片が落ちてくる
ニュー:「……っ、な!なンスか?上から?
ニュー:わー!?窓ガラス!?」
バスク:「ひょわー!あっ、危ないなあ
バスク:…大丈夫?」
スフレ:「…っ!なんとか避けれた、大丈夫や」
レア:「派手にやってるみたいねェベイク」
:
:
0:
ザッハ:『ショーダウン』
0:
0:場面転換 大会議室
:
ザッハ:「テメェ、ちょこまかとォォ!!」
ベイク:「ははっ、窓ガラスが粉々
ベイク:……だなッ!」
0:銃声
ザッハ:「ぐっ!……テメェ!!」
ベイク:「……!」
0:ベイク窓の下を見る
ザッハ:「アア??」
ベイク:「来た……か」
ザッハ:「ハッ!やっとお仲間さんの
ザッハ:ご到着かァ……?」
ベイク:「ああ、これでお前らに勝ち目はない」
ザッハ:「…アァ?…それはどうかなァ?」
ベイク:「……!?」
ザッハ:「HAHAHAHAHAHA!」
ベイク:「……分身……だと!?」
ザッハ:「あァ、俺様は気が進まねェが
ザッハ:ボスからのご命令だ…仕方ねェ!人質に
ザッハ:一人……捕まえて来いだってー
ザッハ:……よっと!」
0:ザッハの分身、窓から飛び降りる
:
ベイク:「……っ!?何だと……!」
ザッハ:「HAHA!よぉおく見と……っ !!?
ザッハ:…おっとォ!…あっぶねーなァオイ…」
0:ベイク 無音で斬り掛かる
0:ザッハ ギリギリの所で避ける
:
ベイク:「余所見とは随分と余裕だな……?
ベイク:……危ねェんじゃあ、無かったか?」
ザッハ:「ハッ……危ねェ、危ねェなァ!!!
ザッハ:アン?武器を変えやがった……まあ
ザッハ:いいぜ、なんだァ?刀……かァ??」
ベイク:「日本刀だ、妖刀 月下。」
ザッハ:「日本刀……?すまねぇが俺ァ
ザッハ:銃(こいつ)にしか興味が
ザッハ:持てなくてなァ……!!」
ベイク:「そうか、それは勿体ないな」
0: 刀を鞘にしまう音
:
ザッハ:「あン?なんだ?もうおしまいかァ?
ベイク:「……ああ、終いだ。」
ザッハ:「はァ?なんだっ……………っ!がっ!
ザッハ:ぐっ……がはァっ……てメェ……!!」
ベイク:「かわせたと思ったろ?悪いが
ベイク:あの時既に斬っていたんでね」
ザッハ:「お、マッ…………ぐぁッ……ァ……」
0: 床に倒れる音
ベイク:「抜刀術 空音空蝉(そらねうつせみ)
ベイク:この剣に斬れないものは無い……
ベイク:…っ!…分身は……!」
0:ベイク 急いで割れた窓から下を見る
:
:
0:
バスク:『ショーダウン』
0:
0:場面転換 スフレサイド
:
スフレ:「な、なんなん……!?」
バスク:「上から人が……ってこいつ!」
ニュー:「ザッハトルテ……ッスね!
ニュー:スキルは…… 分身(アバター)」
レア:「上で戦ってるのは本体か否か…
レア:…ニュー?わかるかしらァ?」
ニュー:「解析!!(アナライズ)
ニュー:…あっ、上が本体っス!!」
バスク:「っ!……来るよ!!」
ザッハ:「HAHAHAHA!!!!HA……」
バスク:「…え…!?止まった?」
ニュー:「えっ、消えたッスー!!!?」
スフレ:「(安堵した様に息を吐いて、口笛)
スフレ:………ベイクやね、ナイスタイミング」
レア:「ふふっ……しもしもー?ベイクちゃーん?」
:
0:場面転換 ベイクサイド
:
ベイク:「ああ、そっちの分身はどうなった?」
レア:「消えたわよォ?」
ベイク:「そうか、良かった。」
レア:「これから屋上に向かうわァ
レア:……後で落ち合いまショ?」
ベイク:「わかった、俺は先に行ってる」
レア:「オッケー」
:
0:
ニュー:『ショーダウン』
0:
:
ベイク:「屋上……か………
ベイク:オイ、聞こえてんだろ」
ザッハ:(以下息を荒くしながら)
ザッハ:「………ハッ………ンだァ?」
ベイク:「……なぁ、俺の仲間にならねえか」
ザッハ:「……ァ?仲間だァ??HA……
ザッハ:HAHAHA……HAHAHAHA!
ザッハ:頭おかしいンじゃねェのかァ?
ザッハ:おめェよォ」
ベイク:「お前さえ良ければ、だ。
ベイク:……大局は見えてるんだろう?
ベイク:歩けるようになったらで、いい
ベイク:後で屋上に来い……待ってる」
ザッハ:「ハッ………お前こそちゃんと
ザッハ:大局みえてんのかよ………
ザッハ:ハッ…気が向いたら……なァ
ザッハ:…っぐ………早く行け!クソ野郎…
ザッハ:ほら、シッシッ!」
0:ザッハ、手を振り促す
ベイク:「…フッ…ああ!」
0: ベイク 階段を駆け上がっていく
:
:
0:
ティラミス:『ショーダウン』
0:
0:場面転換 屋上
0: 銃撃戦の音
ティラミス:「……おい」
キルシュ:「なんだ?」
ティラミス:「手加減するな……!」
キルシュ:「はは……」
0: キックの音
ティラミス:「っぐ!」
キルシュ:「お前が!!」
0: 重いキックの音
キルシュ:「お前ごときが!!!
キルシュ:俺に適うはずが無いだろう!」
ティラミス:「……がっ……あ、ぐっ……」
:
キルシュ:「…………なあ? 弟よ……」
ティラミス:「…っ…に、兄さん……っ」
キルシュ:「……ハ!…奴らに感化されたか?
キルシュ:……所詮は俺の、あやつり人形に
キルシュ:過ぎないというのに……!!!」
0: 銃声
ティラミス:「……っ!!」
キルシュ:「……へぇ、避けたか。お前のスキル
キルシュ:厄介だな……まあいい、これで終いだ」
0:キルシュが指パッチンをすると
0:氷柱が上から落ちてくる
0:ティラミス 避けるが当たってしまう
ティラミス:「なっ……がはっ……く、そ……」
キルシュ:「あやつり人形はあやつり人形らしく
キルシュ:従ってればいい物を……さて、使えない
キルシュ:人形は……廃棄せざるを得ないな」
ティラミス:「………!」
0: 勢いよく扉を開ける音
キルシュ:「……さて、やっと来たか?
キルシュ:……ネズミくん」
ベイク:「はぁ、っ、はぁ…
ベイク:話は聞かせて貰ったぞ!
ベイク:キルシュ・シュヴァルツ・ヴェルダー!!」
キルシュ:「……フン」
:
ベイク:「大丈夫か?ティラミス……」
ティラミス:「ああ……っぐ……」
ベイク:「……安心しろ、直ぐに皆が
ベイク:上がってくる……それまでに……」
キルシュ:「それまでに?」
ベイク:「お前を…………倒す!!」
:
キルシュ:「倒す……?フ、倒す…なあ……?
キルシュ:クッ、フフフ……ハハハ……!!」
ベイク:「何が可笑しい!」
キルシュ:「……その体で何が出来る?」
0: ベイクの足元から凍結していく音
:
ベイク:「な……っ!?これは!」
キルシュ:「フフ……もはや動けまい」
ベイク:「……なっ!くっ、体がっ……!」
キルシュ:「さあて、暇だな……」
ベイク:「ぐ……っ」
:
0: ハイヒールの足音
:
レア:「フフ……暇なら
レア:アタシと遊びまショ?」
キルシュ:「この声……まさか」
レア:「はぁ~い、そのま・さ・かよ」
キルシュ:「……っ」
0:レア ジュリアナ扇子を取り出すと
0:扇子に息を吹きかける
レア:「ふぅーっ……おやすみなさァい」
キルシュ:「しま……っ……ぐっ……」
レア:「…………ふふっ」
:
ベイク:「…来た…か」
ニュー:「大丈夫ッスかー!?」
バスク:「ティラミスさん……酷い傷!
バスク:手当します!リカバー!」
ティラミス:「……ああ……頼む……」
:
レア:「さあてスフレちゃん?
レア:アナタの出番よォ!」
スフレ:「……まかせて!フレイム!」
0: 火炎放射音、氷を溶かしていく
ベイク:「(わざとらしく)
ベイク:あちっ!あちちっ!」
スフレ:「もう、ふざけてる場合やないやろ!
スフレ:ほんまに焦がすで?」
ベイク:「ははは……ありがとう、スフレ」
:
ニュー:「スキル リカバーとフレイム
ニュー:持ちが居てよかったッスね~」
バスク:「流石、あっという間に
バスク:氷が溶けてく…」
:
キルシュ:「ぐっ……ああっ……きさ、まっ……!」
レア:「皆急いで!アタシの幻惑
レア:(イリュージョン)でも
レア:アイツくらいになると……ただの
レア:時間稼ぎ位にしか……
レア:ならないわァ……!」
スフレ:「早う……溶けて……!」
バスク:「もう少し……!」
キルシュ:「クク……クククク……!」
スフレ:「っ!溶けた!!!」
レア:「チッ…こちらも解けたようねェ……」
:
ティラミス:「……そう……だな」
ベイク:「おい、起き上がって大丈夫なのか?」
ティラミス:「ああ、大丈夫……っく」
ニュー:「無理しないで下さいッス!」
:
:
キルシュ:「(息を切らしながら)……お前…
キルシュ:幻惑(げんわく)のレアだな…?」
レア:「…フフッ…ピンポーン!
レア:何年ぶりかしらァ?」
キルシュ:「……20年ぶりに食らったが
キルシュ:良いモノではないな……これは」
レア:「20年ぶりにしては……アンタ
レア:全然姿変わってないじゃなァい……
レア:うらやましィ~わァ……何したの?」
キルシュ:「……ハハ」
レア:「……スルーかしら?相変わらずねェ
レア:キルシュ・シュヴァルツ・ヴェルダー」
:
スフレ:「(小声)…ね、あの二人って
スフレ:知り合い…やったん?
スフレ:聞いてへんねんけど」
ベイク:「(小声)さあな、レアがあの件に
ベイク:ついては話したがらねえから、俺も
ベイク:詳しく知らねえ…が。ただ、あの時
ベイク:二人の間で何か…あったみてえだぜ?」
スフレ:「(小声)へぇ………?」
:
レア:「…くっ…フフッ、白い森の時
レア:といい派手な事がお好きねェ…」
キルシュ:「お前は相変わらず裏でコソコソと
キルシュ:嗅ぎ回るのが好きな様だなあ…」
レア:「あら、よく言うわァ?先に
レア:ティラミスを使って接触し、
レア:こちらをずっと探ってたのは
レア:アンタの方じゃぁない?」
キルシュ:「ハッ…お前だってビター…
キルシュ:いや、ベイクだったか?」
レア:「やり返したまでよ、って事だから…
レア:お互い様って事で良いかしらァ?」
キルシュ:「そうだな、そういう事に
キルシュ:しておいてやる」
レア:「フフッ…貴方が雇ってた傭兵……
レア:いや、違うわねェ殺人鬼達、四人
レア:……脱獄させたの貴方?」
:
バスク:「(小声)は?……脱獄……!?」
ニュー:「(小声)知らなかったんスか?
ニュー:SNSやニュースとかで
ニュー:騒がれてるッスよー」
0:ニュー スマホでネット記事を見せる
バスク:「(小声)わぁーお、本当だ……」
:
キルシュ:「……そうだと言ったら?」
レア:「何のために?ただ捨て駒として?」
キルシュ:「それを聞いてどうする?
キルシュ:お前に何の関係がある?」
レア:「やあねェ?関係ならアリアリよォ~!
レア:投獄したのアタシなんだからァ~
レア:正確にいえばアタシと昔の仲間達ね」
:
ベイク:「(小声)……!?
ベイク:……ティラミス知ってたか」
ティラミス:「(小声)……いや、知らない
ティラミス:俺と組む前の話だろう……」
ベイク:「(小声)……そうか」
:
レア:「アタシへの報復?嫌がらせェ?
レア:それとも……アンタの元お仲間達への
レア:情けとかァ?」
キルシュ:「……どうとでも取ればいい」
レア:「皮肉なものよねェ!アンタがスキルを
レア:使って助けようとしたお仲間も
レア:み~んなもうこの世にはいない……
レア:アンタが、アンタが殺したのよ…
レア:あの時スキルを使わなければ!」
:
キルシュ:「ショコラは死ななかった……か?」
レア:「……ッ!……そうよォ!アンタがスキルを
レア:広範囲に広げなければ、森全体が凍りつく
レア:事もなかった!あの時居たアンタと……
レア:アタシの仲間も……っ!!!」
キルシュ:「死ぬことはなかった……な」
:
レア:「ハッ、何よ……分かってンじゃない!」
キルシュ:「……言いたいことは済んだか?
キルシュ:もういいだろう。お前との
キルシュ:昔話は終いだ…つまらん…」
レア:「アラやだ~、もうお終い?
レア:つれないわねェ~!
レア:アタシは結構楽しかったわよォ?」
キルシュ:「フン…時間稼ぎは
キルシュ:とうに終わっているだろう?」
:
レア:「そうねェ、アンタが
レア:デビルズカンパニーと
レア:裏でコソコソ何をやってるのか
レア:知ったこっちゃないケド…
レア:今度こそ決着つけさせて貰うわよォ
レア:……キルシュ!」
キルシュ:「ハハ……」
:
0:
レア:『ショーダウン』
0:
:
ベイク:「…… !!」
0:ベイク 居合切りをするが躱される
キルシュ:「フン……」
ベイク:「なっ……!」
スフレ:「ベイクの居合切りが……躱された!?」
キルシュ:「隙を着いたつもりだろうが
キルシュ:まだまだ軌道が甘いな、そして荒い」
ベイク:「チッ……」
:
バスク:「ていっ!!」
0: 銃声 数回
0:バスク ニュー 銃を打つが当たらず
バスク:「歯が立たない……くそっ!」
ニュー:「チッ、これ以上打っても……
ニュー:無駄打ちになるッスね」
:
スフレ:狙撃に関してはプロを呼んでくるしか
スフレ:ないなあ………ん?…
スフレ:プロ…プロ…ハッ!
スフレ:「そうや!バスクー?」
0:スフレが手招きする バスク駆け寄る
バスク:「ん?なに?」
スフレ:「(囁く様に小声で)かくかくしかじか
スフレ:……ごにょ、ごにょにょ……ごにょ……」
バスク:「!!……あーそういう……了解!!
バスク:ティラミスさん……ごにょごにょ」
ティラミス:「……なるほどな、わかった
ティラミス: 転送(トランスファー)!」
0:スフレ バスク ティラミス
0:転送によりどこかへ瞬間移動
:
:
レア:スフレちゃん……考えたわねェ
レア:ここは暫く……
キルシュ:「フン……逃げたか」
レア:「ザッハ、オペラ、ノエル、ブラウニー」
キルシュ:「…ハッ…また時間稼ぎか?」
レア:「そうねェ、時間稼ぎになるのかしらァ?」
キルシュ:「まあいい、何だ?」
:
レア:「なぜあの四人を雇ったの?当て馬なら
レア:他に腕がたつ殺し屋もいるじゃない?」
キルシュ:「……何が言いたい、誰でもいいだろ」
レア:「そう、誰でもいいのにねェ?
レア:わざわざあの四人を選んだ。何故?」
キルシュ:「……なんとなくだ」
レア:「なんとなくで殺人鬼を脱獄させる
レア:メリットは無いはずよォ?」
キルシュ:「……フッ」
:
レア:「まさか、新薬を試す為……だなんて
レア:ベタな事…………言わないわよねェ?」
キルシュ:「……ほう?…………そのまさか
キルシュ:…………………だと、言ったら?」
レア:「(ため息)外れて欲しかったわァ……」
キルシュ:「フッ」
レア:「……それで?その新薬とやら
レア:投与したのかしらァ?」
:
キルシュ:「ああ、したさ」
レア:「………………三人に?」
キルシュ:「そうだ、惜しいことに……
キルシュ:まだ実験段階だったものでな
キルシュ:人数分用意できていなかったんだが」
レア:「データはばっちり取れた……?」
キルシュ:「フッ……お蔭さまでな!
キルシュ:そうだ、お前にも打ってやろうか?」
レア:「……アナタ…っ!!」
:
0:マシンガンの乱射音
ザッハ:「HAHAHA!!なるほどなァ!
ザッハ:合点がいったぜェ……通りで俺様以外
ザッハ:の奴の挙動が変だったって訳だァ!」
ベイク:「ザッハ……っ来たのか」
ザッハ:「さっきぶりだなァベイク!」
:
キルシュ:「…ほう…なるほどな」
ザッハ:「キルシュさん……いや、キルシュ!
ザッハ:すまねぇがアンタとの契約は破棄だァ
キルシュ:「……なんだと?」
ザッハ:「力を得る代わりに理性を失う?
ザッハ:ハッ……クスリなんざに頼らなくたって
ザッハ:俺様ァ……強いんでねェ!!!」
0:マシンガンの乱射音
キルシュ:「言ったはずだ君は自分の力を
キルシュ:過信しすぎている傾向にあると」
ザッハ:「あァ…なんつってたかなー
ザッハ:あーーー…確か、長所でもあるが
ザッハ:短所だ……とか何とか言ってたなァ?」
キルシュ:「覚えているじゃないか」
:
ニュー:「大丈夫なんスかね……?」
ベイク:「アイツは強い、戦った俺が保証する」
バスク:「でも、押されてません?」
スフレ:「……ベイク」
ベイク:「ああ、行くぞスフレ、ティラミス」
ティラミス:「そうだな」
:
スフレ:「うん!あ、刀戻って来てるんやんな?」
ベイク:「?」
スフレ:「あの技、一緒に出来るんちゃう?」
ティラミス:「 ……何か秘策があるのか」
ベイク:「なるほど……相手は氷系スキル」
スフレ:「相性的にはこっちが有利、やろ?
スフレ:あとはどうやって届かせるか……やな」
レア:「フッ、ねェ……スフレちゃん?
レア:アタシで良ければ時間稼ぎ
レア:程度なら、手伝えるわよォ?」
:
スフレ:「レア?……せやね……時間稼ぎが
スフレ:できれば……………うん、いける!
スフレ:ベイク!レア!ティラミス!
スフレ:(小声で)ごにょごにょごにょ……」
ベイク:「……なるほどな!」
レア:「わかったわァ!」
ティラミス:「ああ」
スフレ:「じゃあ……作戦開始!」
:
0:
キルシュ:『ショーダウン』
0:
0:ベイクとティラミス キルシュに向かっていく
:
キルシュ:「話し合いは済んだか?雑魚が
キルシュ:どれだけ群れようが、策を練ろうが
キルシュ:……結末は変わらんと思うがな?」
ベイク:「それはどうかな?」
0:剣を抜く音
:
ザッハ:「なんだァ共闘かァ?面白れぇ!」
ベイク:「フッ、俺を撃つなよ?」
ザッハ:「HAHA!どうだかなァ?手元が
ザッハ:狂っちまうかも知れねぇなァ!」
0:マシンガンの乱射音
0:銃声
キルシュ:「この程度……生ぬるい!!」
0:氷の銃弾を作り連射する
ベイク:「っ!!」
ティラミス:「瞬間移動(テレポーテーション)」
0:ベイク 射程範囲から少し離れた所に瞬間移動
キルシュ:「ほう?」
スフレ:「属性付与(エンチャント)」
0:ベイクの刀がスフレのスキルで炎を纏う
ザッハ:「んだァ?それ…かっけェじゃねェか!」
ベイク:「……だろ?」
ザッハ:「はは、羨ましいなァオイ!
ザッハ:(ボソッと)……真似してみっか」
スフレ:「へ?」
ザッハ:「あー 複製(コピー)炎弾銃?」
0:赤いマシンガンが現れる
ベイク:「おいおい……マジかよ」
ザッハ:「おーマジか、出来るもんだなァ…!
ザッハ:二丁撃ちにはなるが、これで……!」
0:マシンガンの乱射音
:
キルシュ:「ぐっ」
ザッハ:「HAHAHA!ちったあ有利になったろ」
ベイク:「やるなあ……援護は任せた!」
ザッハ:「おうよ!」
ティラミス:「ハアっ!…………っ!」
0:斬撃音
ザッハ:「HAHAHAHAHAHAHAHA!!」
0:マシンガンの乱射音
ベイク:「せいっ!!……ちっ」
0:刀の素振り音
キルシュ:「フン、少しはやるようになったか」
0:氷の剣を作り三人に向けて投げる
スフレ:「炎盾(フレイムシールド)!!」
0:守るように炎が広がり炎の剣は溶ける
キルシュ:「チッ……」
:
ザッハ:「HAHAHAHA!やるじゃねェかァ!」
スフレ:「援護は任せてや!」
レア:「フゥ~!やるわねェ……」
キルシュ:「だが凍らせてしまえば
キルシュ:スキルも使えまい」
0:凍結音 スフレの足元から凍結していく
スフレ:「っ!…… な……ベイク……っ!あ……」
0:スフレ 完全に凍ってしまう
ベイク:「スフレーー!!」
:
キルシュ:「さて、このまま全員
キルシュ:凍らせて仕舞おうか?」
ベイク:「んな事、させるかよ!」
ザッハ:「俺様も氷漬けにされんのは
ザッハ:御免だぜェ!」
キルシュ:「フン、いきがった所で避けれまい
キルシュ:絶対零度(アブソリュートゼロ)
:
0:急激に温度が下がり
0:キルシュの足元から氷が広がっていく
:
レア:「これはあの時の……!やばいわよォ!!」
ベイク:「なっ!」
ザッハ:「クッソ!!」
ティラミス:「チッ……!」
:
0:キルシュ以外の人間と
0:屋上全体が凍りついていく
:
:
:
キルシュ:「……つまらんな、こんなものか」
:
0:キルシュ 踵を返し
0:階段へと向かっていく足音
:
:
0:斬撃音
:
キルシュ:「なっ……!?……がはっ……」
ベイク:「獄炎刃 不知火……!!!」
キルシュ:「(断末魔アドリブ)」
レア:「フゥ~……いい夢見れたかしらァ?」
:
キルシュ:「そ……うか……っ…幻術……」
スフレ:「やった……ん?」
ティラミス:「いや……」
ザッハ:「あの程度でくたばるわきゃ
ザッハ:……無ェよなァ?」
レア:「……そうねェ~」
:
0:胸元から銃を取り出して
0:キルシュに向けて銃を三発撃つ
0:銃声三回
:
キルシュ:「(断末魔アドリブ)」
ベイク:「……レア!!?」
ティラミス:「!!」
スフレ:「何もそこまで……!!!」
ザッハ:(……ギリ急所は外れてンな)
ニュー:「どういうつもりっスか?」
バスク:「指令書に殺せとは
バスク:書いてなかったハズですが」
ベイク:「殺し……たのか?」
:
レア:「…クッ…フフ…フフフフッ…
レア:アッハハハハハハハハァ!」
スフレ:「え……?」
レア:「やった……やってやったわァ!!
レア:ショコラ…これでアタシを
レア:許してくれる……?」
ティラミス:「どういうつもりだ、レア」
レア:「ふふっ、決まってるじゃなァい……
レア:復讐よォ…あの時…白い森事件で死んだ
レア:妹と……仲間への、ねェ?」
:
ザッハ:「……復讐だァ?」
レア:「そうよォ?あなた達もこいつが死んで
レア:清々したんじゃなァいの?……ねえ?」
ティラミス:「お前……」
レア:「アハハハハ!……何よォその顔」
ベイク:「ハッ!バスク、リカバーを!!」
バスク:「はっ、はい!!」
レア:「へえ~?治すのォ??あなた達を
レア:氷漬けにしてた相手を、コイツを!?」
スフレ:「レア……せやけど!」
レア:「なら、仕方ないわァ……」
ベイク:「!!?」
:
レア:「みぃ~んな眠って貰うしか
レア:……無いわねェ」
ティラミス:「正気か?」
レア:「フフッ、ええ!……正気よォ?
レア:フゥ~」
:
スフレ:「しまっ……」
ベイク:「くっ!」
ティラミス:「しまっ」
:
0:レア以外床に倒れる
:
レア:「フフフフ……さてとォ」
0:重症のキルシュを背負う
レア:「じゃあねェ~楽しかったわよォ?」
:
:
ザッハ:「HA!行くのかァ?」
:
0:後ろから声がし急いで振り返ると
0:ザッハの分身が壁にもたれている
:
レア:「なっ!?…………なるほど分身ねェ」
ザッハ:「死んでねェだろ?なあ、キルシュ」
キルシュ:「…………………………ああ」
レア:「!?」
ザッハ:「甘ちゃんだなァ、甘ェ甘ェ!」
レア:「何よォ……何が言いたい訳ェ?」
:
ザッハ:「撃つならよぉー?額とかさ
ザッハ:心臓だろォ?……フツーよォ!
ザッハ:……わざわざ急所外すっつー事は
ザッハ:今から尋問でもすんの?いや違ぇな
ザッハ:アジトへ連れ帰るとかかァ?」
レア:「貴方には関係なっ」
ザッハ:「関係あんだよなァー、これが!」
レア:「ハア?」
:
ザッハ:「いいぜ、行くんだろ?
ザッハ:俺も連れてけよォ」
レア:「なん……」
ザッハ:「まァー分身なんでな…時間が経ったら
ザッハ:本体に戻るんだ、心配すんなァ!もって
ザッハ:一日程度、長居はしねェよ……それに」
レア:「それに?」
:
ザッハ:「アンタの体格じゃァ キルシュさん
ザッハ:運んで移動すんの無理とは言わねェが
ザッハ:それでも……大変だろ?」
レア:「……仕方ないわね、着いてきなさい
レア:変な真似したら……どうなるか
レア:解ってるわよねェ?」
ザッハ:「あいよ」
:
0:ザッハの分身キルシュを背負い
0:レアの後を追う
0:レア キルシュ ザッハの分身
0:屋上から離脱
:
:
0:
ベイク:『ショーダウン』
0:
:
ベイク:目が覚めたらレアとキルシュは
ベイク:居なくなっていた……消息は不明
:
ベイク:数ヶ月後…………………………
ベイク:俺たちはというと……元々二隊に
ベイク:分かれていたが
ベイク:事件後話し合いの末
ベイク:ティラミスを筆頭にして
ベイク:ベイク、スフレ、バスク、ニュー
ベイク:そして新たにザッハを加え
ベイク:チームを編成しなおした……
:
スフレ:「ベイクー!誰と話してるん?」
ベイク:「えっ?リ……リスナー??」
スフレ:「リスナー???」
:
ザッハ:「ベイク!!手合わせしようぜェ!
ザッハ:どーせ暇だろ?なァ頼むー!」
バスク:「えー!またですかあ??リカバーする
バスク:こっちの身にもなってくださいよ!」
:
ニュー:「……できたッスよー!」
ザッハ:「ア??」
スフレ:「わあ!美味しそうやん!」
ベイク:「これ……ニューが作ったのか?」
:
ニュー:「はいっす!!ティラミス
ニュー:バスクチーズケーキ、ニューヨーク
ニュー:チーズケーキ、ベイクドチーズケーキ、
ニュー:スフレチーズケーキ、ザッハトルテっす!!」
:
バスク:「おー!(拍手)」
スフレ:「へー……皆のコードネーム
スフレ:に因んだケーキやね……?」
ニュー:「そうッス!!」
:
0:扉が開く音
:
ティラミス:「ただい……ま……なんだ?
ティラミス:ケーキバイキングでもするのか??」
:
ザッハ:「もぐ……作りすぎだろォ…
ザッハ:もぐもぐ…うめえがよォ……」
ベイク:(手合わせはいいのか……)
ニュー:「あーっ!いただきます言ってないっスよ!!」
ザッハ:「アァ??…………いただきます!」
:
0:ザッハ以外「いただきます!!!」
:
ニュー:「召し上がれッス!」
:
0:(アドリブで美味しい等のガヤ)
:
ベイク:「そう言えば収穫は?」
ティラミス:「それが……」
スフレ:「依頼?なになに……えっ」
ベイク:「対象人物……レア」
バスク:「えっ!」
ニュー:「えーっ!!マジすか!」
ティラミス:「直々に回ってきた…だが……
ティラミス:何処に居るのか…未だ情報はゼロだ」
ベイク:「情報が無いと動けねぇな」
:
ザッハ:「…………アジトなら知ってるぜェ?」
スフレ:「えっ、なんで!?……ホンマに?」
ティラミス:「話してくれ」
ザッハ:「みんなが倒れた後な、分身で
ザッハ:着いてってたん……あっ」
スフレ:「はー!??なんでそんな大事な事を
スフレ:はよう言わんの!?ねえ!!」
ザッハ:「直ぐに言ったら俺様が皆に
ザッハ:バラしたってバレんだろ?」
スフレ:「そんなんわからんやん!!」
ベイク:「まあまあスフレ……」
ティラミス:「場所は何処だ」
:
ザッハ:「デトロイト」
バスク:「まさか……」
ザッハ:「そのまさかだと思うぜェ?」
ニュー:「えっ?えーっ!やばみ!」
ベイク:「目的地は判明したな!」
スフレ:「……やはりデトロイトか
スフレ:いつ出発するん?」
ベイク:「スフレ……」
ティラミス:「明日。行けるな?」
ベイク:「勿論」
スフレ:「せやね、善は急げ言うし!」
バスク:「はい!」
ニュー:「おけまるッス」
ザッハ:「あァ!!!」
:
:
ベイク:「さあ、ショーダウンだ……!」