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    ぴち🍕🍣

    @maripichi629
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    3/13 ブレイズオブデュナミス発行
    モブ×生徒指導ブラッド R-18 小説
    A6サイズ 20P(予定)

    導入部サンプルです。
    ドラマCDの前に書き始めたので所々設定が雑です。

    「此処か…」

    目の前に聳え立つのは俺の新しい転勤先である、百万南高等学校だ。
    ここ一帯屈指の不良校で、出迎えなどは勿論無い。
    教師陣も暴徒と化した生徒達には手を焼いていて、最早言いなりだと聞いている。

    そして遂に他の学校でも生徒指導を受け持ち、数多の生徒を教育してきた俺に白羽の矢が立ったのだ。

    聞けばこんな排他的な学園の中でも、勉学を真面目に行なっている者も少なくないらしい。
    虐めを超えた暴力を受け続け、心身共に疲弊しているであろう。
    その生徒を暴徒から救う役目も今回は担っている。

    「……早速か」
    「あんた、今日から転任してきたセンセーだろ?」
    「ここ男子校だぜ?そんなキレーな顔してたら、飢えたケダモノに襲われちまうかもよ♡」

    背後に気配を感じて振り向くと、そこには髪を染め、度が過ぎた量のアクセサリーを身につけ、不愉快なガムを噛む音を鳴らした生徒が二人ほど立っていた。

    「…貴様達のような輩には、痛い目を見る指導も許可されている」
    「ははっ!センセー、喋り方固すぎっしょ!」
    「折角だし俺達と下半身使って遊んでこうぜ〜?」
    「…その様子だと、痛くされても構わないようだな」

    近付いてくる男子生徒は喧嘩の素人と言った感じで、構えを何も成ったものではないが、理事長から力付くでも構わないからとこちらは念を押されている。
    竹刀を取り出すと一瞬怯んだように見えたが、不良特有の実力差にも立ち向かってくる性質だろうか、地を蹴り殴りかかってきた。

    軽く身を引きそれを躱せば、振り上げた竹刀でよろけた身体に思い切り喝を入れてやる。

    手首のスナップを効かせたその一撃に弾けた音と共に悲鳴を上げて倒れ伏す不良。もう一人はその様子に戦う気を無くしてしまったらしく、背中を痛がる生徒を抱えると駆け足で逃げ出してしまった。

    「…ふん、どいつもこいつも鍛え方が足りないようだな」

    竹刀を握り直すと、俺は校舎を睨みつけた。




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