テョン
東野文風
DONE #ドラロナワンドロワンライ一本勝負@DR_60min
第5回目『雨』で参加させて頂きました(+40min)
できてるドラロナの日常のひとコマ。何気に隙を狙うドさんと隙だらけのロくん、そしてョンは蜜豆をおかわりした。
雨の日、蜜豆、濡れた髪 雨粒が地面を、壁を、屋根を叩く音が外から絶え間なく響いてくる。
「誰も来なかったな……」
「雨だからな」
事務所のデスクで時間を持て余しているロナルドのぼやきに、応接ソファでジョンとマルチプレイに興じるドラルクが淡々と返す。流水を嫌う吸血鬼にとっては雨もまた忌避すべきものになりがちで、今晩は珍しく何の騒動もないまま深夜の二時を回ろうとしていた。
時計を確認したロナルドがぐっと背伸びし、欠伸を噛み殺しながら立ち上がる。ドアを施錠し、帽子を預かるメビヤツをぐりぐりと撫でた。時を同じくして、ドラルクたちもゲーム機をスリープモードへ移行させる。
「今日はもう閉めるか……メビヤツ、誰か来たら頼むぜ」
「ビッ」
「ヌヌヌヌヌヌ、ヌヌーヌ、ヌヌヌイヌン」
1209「誰も来なかったな……」
「雨だからな」
事務所のデスクで時間を持て余しているロナルドのぼやきに、応接ソファでジョンとマルチプレイに興じるドラルクが淡々と返す。流水を嫌う吸血鬼にとっては雨もまた忌避すべきものになりがちで、今晩は珍しく何の騒動もないまま深夜の二時を回ろうとしていた。
時計を確認したロナルドがぐっと背伸びし、欠伸を噛み殺しながら立ち上がる。ドアを施錠し、帽子を預かるメビヤツをぐりぐりと撫でた。時を同じくして、ドラルクたちもゲーム機をスリープモードへ移行させる。
「今日はもう閉めるか……メビヤツ、誰か来たら頼むぜ」
「ビッ」
「ヌヌヌヌヌヌ、ヌヌーヌ、ヌヌヌイヌン」