夏蜜柑
mikotorinnri
SPOILER「heartless dear color」夏蜜柑(日向産)様作KP/KPC:ミコト/五月雨海晴
PL/PC:パエリさん/沈波深風くん
両生還にてシナリオエンドです!
非常にいい絵面〜〜〜!なのですが「海が枯れるまで」のネタバレを含むため画像はポイピクにて。
久しぶりにふかくんに会えてよかった〜〜〜!
これからもずっと晴れた空の下で一緒に生きていきましょうね!!!
林木木
DONE以下のcocシナリオのNPCの立ち絵https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=9667866 【CoCシナリオ】紫陽花の下には死体が咲いている | 夏蜜柑(日向産) #pixiv 7
Norskskogkatta
MOURNING主くり小腹が空いて厨に行ったらひとり夏蜜柑を剥いていた大倶利伽羅に出くわす話夏蜜柑を齧る
まだ日が傾いて西日にもならない頃、午後の休憩にと厨に行ったら大倶利伽羅がいた。
手のひらに美味しそうな黄色を乗せて包丁を握っている。
「お、美味そうだな」
「買った」
そういえば先程唐突に万屋へ行ってくると言い出して出かけて行ったのだったか。
スラックスにシャツ、腰布だけの格好で手袋を外している。学ランによく似た上着は作業台の側の椅子に引っ掛けられていた。
内番着の時はそもそもしていないから物珍しいというわけでもないのだが、褐色の肌に溌剌とした柑橘の黄色が、なんだか夏の到来を知らせているような気がした。
大倶利伽羅は皮に切り込みを入れて厚みのある外皮をばりばりとはいでいく。真っ白なワタのような塊になったそれを一房むしって薄皮を剥き始めた。
黙々と作業するのを横目で見ながら麦茶を注いだグラスからひと口飲む。冷たい液体が喉から腹へ落ちていく感覚に、小腹が空いたなと考える。
その間も手に汁が滴っているのに嫌な顔ひとつせずばりばりと剥いていく。何かつまめるものでも探せばいいのになんとなく眺めてしまう。
涼やかな硝子の器につやりとした剥き身がひとつふたつと増えて 1669