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    寿司

    amei_ns

    MAIKING寿司で書いてたけど続きができなかったので供養「こういう生活してると、寿司とか焼肉とか日本食が恋しくなるよね」
     マスターはぼんやりとそう言った。
    「寿司は夏の特異点で食べれることがあったけど焼肉はなぁ……」
    「焼肉。薄く切った牛や豚や鶏などの肉を鉄板で焼く料理ですね。バーベキューとはまた違った趣があるとか」
    「そうなんだよー。エミヤが作ってくれた焼肉のタレと普通に焼いた肉でなんとか焼肉欲はごまかされてるけど、実際店に入って食べる焼肉とは違うからな……」
    「焼肉とは奥が深いのですね、先輩」
    「寿司もね、去年の夏は湖だったから食べれてないし……」
    「ハワイとラスベガスの時はお寿司屋さんがありましたからね」
    「うん。火を通した魚が悪いわけじゃないけど、生の魚が食べたいよ~」
     そんな話をしているマスターとマシュの話を小耳に挟み、というか式神を通して盗み聞いたのだがそれは置いておいて、道満はマスターが寿司や焼肉を食べたがっていると知った。では食べさせてやろうではないか。マスターに恩を売っておいて損はないだろう。
     ふふん、と調子よく計画を立てた道満だったがその計画は簡単には行かなかった。
    「マスターに寿司か焼肉を食わせたい? 無理だな。 811