楠
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TRAININGただの日常の楠石兄弟とサトリちゃんサトリは好んで脂っこいものを注文するが、楠石兄弟はといえば好んでというほどではないけれどたまに頼むのは兄、弟の蒼汰は脂っこいものを食べると具合が悪くなるからまだたべられない。だからファミリーレストランで注文するときは気をつけなくてはならない、たまにフライドポテトを見つめて手をのばす蒼汰が今日は大丈夫かもしれないと何本か食べてしまい、結果的に寝込む羽目になるから。
それでも兄弟のうちの兄、楠石はそれを叱るでもなく仕方ないなと呆れながら弟をおんぶして帰る。自分も蒼汰が残したフライドポテトを余分に食べて胃が重たいというのに。
こんなこと血の繋がった家族にはなかった、とサトリは一瞬まばゆさに目を細めたが、いまはそんなときではないなと目先のコンビニに走って、ペットボトルのミネラルウォーターを買う使命で頭を切り替えた。
358それでも兄弟のうちの兄、楠石はそれを叱るでもなく仕方ないなと呆れながら弟をおんぶして帰る。自分も蒼汰が残したフライドポテトを余分に食べて胃が重たいというのに。
こんなこと血の繋がった家族にはなかった、とサトリは一瞬まばゆさに目を細めたが、いまはそんなときではないなと目先のコンビニに走って、ペットボトルのミネラルウォーターを買う使命で頭を切り替えた。
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TRAININGサトリがこの前いきなり部屋に入ってきたかと思ったら、椅子に座っている楠石の膝に座り出した時はほんとどうしようかと。https://odaibako.net/gacha/13301?share=twさまからお借りしたお題サトリちゃん ひざにのる 琴子視点椅子に座っていた楠石くんの膝の上にサトリちゃんが乗ったのがいかにもふだんからしてましたみたいな自然なかんじで反応できなくて、サトリちゃんっと主語もでなくて慌てたわたしをみて反応したのはサトリちゃんじゃなく楠石くんだった
それまでいかにもふだんからしてたみたいな自然に受け入れて鋭いツッコミもなく護国寺くんと話して、というかからかってた楠石くんがわたしの慌てようになにかに気づいておいっとサトリちゃんの首根っこを掴んだものだから、なんだか見ちゃいけないものみたような焦りで、なにを言おうとしたか忘れてしまっているわたしをよそに楠石くんはサトリちゃんをおろして、いつもみたいにサトリちゃんにツッコミをいれていた
445それまでいかにもふだんからしてたみたいな自然に受け入れて鋭いツッコミもなく護国寺くんと話して、というかからかってた楠石くんがわたしの慌てようになにかに気づいておいっとサトリちゃんの首根っこを掴んだものだから、なんだか見ちゃいけないものみたような焦りで、なにを言おうとしたか忘れてしまっているわたしをよそに楠石くんはサトリちゃんをおろして、いつもみたいにサトリちゃんにツッコミをいれていた
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PAST妖怪のお医者さん CPでナシ楠石兄弟からみたサトリ楠石が別室に設えてある薬瓶などを置いてある棚は、時折雑に並んでいるときがある。
蒼汰の容態が急変したときにかき回すことがあるからだ。
片付けをすると立ち上がると、ひさびさに体調が良い蒼汰が手伝うと名乗りを上げてきたため、楠石は踏み台を抱え(もともとサトリがここを整頓する際、身長が低いため必要に応じて置きっぱなしにしていたものだ)、二人で棚掃除と整列をしていた途中。
「サトリがわかってるようにいうの、なんかむかつく」
蒼汰から零れた声は怨みがましいものでなく、むしろ照れを隠すように白々しく顔をしかめている風情だった。
だから、これが陰口というより子供の意地っ張りのようなものだと、兄の立場からして微笑ましく口元が緩んでしまう。
1014蒼汰の容態が急変したときにかき回すことがあるからだ。
片付けをすると立ち上がると、ひさびさに体調が良い蒼汰が手伝うと名乗りを上げてきたため、楠石は踏み台を抱え(もともとサトリがここを整頓する際、身長が低いため必要に応じて置きっぱなしにしていたものだ)、二人で棚掃除と整列をしていた途中。
「サトリがわかってるようにいうの、なんかむかつく」
蒼汰から零れた声は怨みがましいものでなく、むしろ照れを隠すように白々しく顔をしかめている風情だった。
だから、これが陰口というより子供の意地っ張りのようなものだと、兄の立場からして微笑ましく口元が緩んでしまう。