歩サラ
nana0anan
MAIKINGTmNのラウは果たして本当に童貞なのか?と考えていたら書き始めていたもの。まだまだ途中だが書かないと終われないので進歩さらし…。まだ何も起きていない無題月のない夜は自分と世界の境界線が分からなくなる。
まだ位の低い自分が纏うことを許されているのは黒衣の修道服。闇の中に居ると自分の姿もまともに見えず、本当に世界に自分は存在しているのか不確かになっていく。
だが、自分の胸には銀に輝く十字架がある。これがあるから、自分は闇に溶けることがない。
ラウ・ルロイにとって、神は自分を導き、世界に繋ぎとめるものであり、信仰は己の手で全てを焼き払った彼の救いだった。
その日もまた、ラウは闇の中にいた。
敬虔な修道士ではなく、吸血鬼討伐者としての彼の仕事は夜に始まり日が空ける前に終わる。
吸血鬼だって神が創りたもうた存在だ。全てを根絶やしにしなければならないとは思わない。だが、夜闇へ人間を引きずり込むことはけして許してはならない。
3494まだ位の低い自分が纏うことを許されているのは黒衣の修道服。闇の中に居ると自分の姿もまともに見えず、本当に世界に自分は存在しているのか不確かになっていく。
だが、自分の胸には銀に輝く十字架がある。これがあるから、自分は闇に溶けることがない。
ラウ・ルロイにとって、神は自分を導き、世界に繋ぎとめるものであり、信仰は己の手で全てを焼き払った彼の救いだった。
その日もまた、ラウは闇の中にいた。
敬虔な修道士ではなく、吸血鬼討伐者としての彼の仕事は夜に始まり日が空ける前に終わる。
吸血鬼だって神が創りたもうた存在だ。全てを根絶やしにしなければならないとは思わない。だが、夜闇へ人間を引きずり込むことはけして許してはならない。