演劇
どま☕️🌼
DONE12月24日 佐伯瑛オンリーwebイベントに参加した作品です学園演劇に出ることを決めるまでとゲーム内イベント後の本番中の話
今だけはこのままゆったりとしたワルツが流れている。
ステップを踏むたび肩に置いた手が素肌に触れている感触を感じてしまい、嬉しいような後ろめたいような決まりの悪い感情が呼び起こされる。なんでこんな肩むき出しのドレスなんか着てるんだよ。似合ってるけど。すごく。
伏せた目の上瞼に乗ったアイシャドウかなにかが光を反射して煌めく。その星のような瞬きをぼんやり眺めていると、またあかりの足を踏んだ。あかりがこちらを見上げる。色素のうすい丸い瞳の周りにはくるりとカールした睫毛が縁取っている。きっとこんなことばかりに注目してるからうまく踊れないんだ。わかってる。わかってるけど。
「痛っ…これで5回目だよ、瑛くん」
「…ゴメン」
いつもより艶やかに色づいた唇を尖らせ、恨めしげに睨まれる。おまえを見てて集中してなかったなんて小っ恥ずかしいことが言えるわけもなく、俺は素直に謝った。ただでさえ苦手なダンスに加え、着飾ったこいつが自分の腕の中にいるんだ。こればっかりは本当にどうしようもない。
5798ステップを踏むたび肩に置いた手が素肌に触れている感触を感じてしまい、嬉しいような後ろめたいような決まりの悪い感情が呼び起こされる。なんでこんな肩むき出しのドレスなんか着てるんだよ。似合ってるけど。すごく。
伏せた目の上瞼に乗ったアイシャドウかなにかが光を反射して煌めく。その星のような瞬きをぼんやり眺めていると、またあかりの足を踏んだ。あかりがこちらを見上げる。色素のうすい丸い瞳の周りにはくるりとカールした睫毛が縁取っている。きっとこんなことばかりに注目してるからうまく踊れないんだ。わかってる。わかってるけど。
「痛っ…これで5回目だよ、瑛くん」
「…ゴメン」
いつもより艶やかに色づいた唇を尖らせ、恨めしげに睨まれる。おまえを見てて集中してなかったなんて小っ恥ずかしいことが言えるわけもなく、俺は素直に謝った。ただでさえ苦手なダンスに加え、着飾ったこいつが自分の腕の中にいるんだ。こればっかりは本当にどうしようもない。