石山
ミヤシロ
DONEバーンと石山のお話。また香水のお話です。先月クロムの匂いがどうのと騒いでいましたので、つい書いてしまいます。実は現在も香水ネタでお話を考えていたり。
彼の香りは 石山タクミが不死原バーンと会う約束をしたその日、バーンは珍しく遅刻してきた。
「すまない。待たせてしまったね」
いつもは早い時間に二人とも待ち合わせ場所に到着しているか、あるいはバーンの方が早いくらいだ。石山は“珍しいな”と意外に思うものの、相手に怒りや苛立ちを覚えはしなかった。バーンはベイバトルの時間には度々遅れていたが、石山との約束の時間を破ったことは今日以外に一度もない。そもそもほんの数分の遅れであってバーンが謝るほどでもないのだ。石山は謝罪をさらりと受け入れ相手が向かいに座るのを見つめる。優美な男性の所作は美しかった。
二人はバーンがマウンテンラーメンを買収して以来定期的に顔を合わせ、互いの近況を報告し合う間柄となっている。彼等の関係は実に良好で、石山のまとう空気も彼が出せるものの中では穏やかである。彼は引退の窮地を救われたがゆえバーンに少なくない恩義を感じている。たかが数分の遅刻で文句を言う気は毛頭なかった。
3166「すまない。待たせてしまったね」
いつもは早い時間に二人とも待ち合わせ場所に到着しているか、あるいはバーンの方が早いくらいだ。石山は“珍しいな”と意外に思うものの、相手に怒りや苛立ちを覚えはしなかった。バーンはベイバトルの時間には度々遅れていたが、石山との約束の時間を破ったことは今日以外に一度もない。そもそもほんの数分の遅れであってバーンが謝るほどでもないのだ。石山は謝罪をさらりと受け入れ相手が向かいに座るのを見つめる。優美な男性の所作は美しかった。
二人はバーンがマウンテンラーメンを買収して以来定期的に顔を合わせ、互いの近況を報告し合う間柄となっている。彼等の関係は実に良好で、石山のまとう空気も彼が出せるものの中では穏やかである。彼は引退の窮地を救われたがゆえバーンに少なくない恩義を感じている。たかが数分の遅刻で文句を言う気は毛頭なかった。
ミヤシロ
DONE73話後のバーンと石山。昼間の桜も綺麗ですが、夜桜もまたいいですね。
夜桜 宵闇に桜が朧に空を煙らせていた。
白星決戦が幕を開け数日、ブレーダーは星を目当てにバトルを繰り広げている。白星オメガの布告から新たな戦いが始まり、この機に乗じてのし上がらんとする者の野心によってXシティは活気づいた。今までの戦いがぬるま湯に思えるほどにベイバトルはレベルを上げていく。激しい戦いの中、打ちのめされるプロブレーダーも少なくない――石山タクミもその一人であった。
「全力を尽くしたからと言って報われるとは限らない」
「わかっている」
夜の桜並木を歩きながら、二人は斯くの如き言葉を交わす。石山はここに至る経緯を振り返り、自身の非力への許せなさと青年の労りへの感謝の二つを胸に抱いた。
「君はここで終わる男ではない。そんなに落ち込むことはないさ」
1724白星決戦が幕を開け数日、ブレーダーは星を目当てにバトルを繰り広げている。白星オメガの布告から新たな戦いが始まり、この機に乗じてのし上がらんとする者の野心によってXシティは活気づいた。今までの戦いがぬるま湯に思えるほどにベイバトルはレベルを上げていく。激しい戦いの中、打ちのめされるプロブレーダーも少なくない――石山タクミもその一人であった。
「全力を尽くしたからと言って報われるとは限らない」
「わかっている」
夜の桜並木を歩きながら、二人は斯くの如き言葉を交わす。石山はここに至る経緯を振り返り、自身の非力への許せなさと青年の労りへの感謝の二つを胸に抱いた。
「君はここで終わる男ではない。そんなに落ち込むことはないさ」
crcr_hrak
DONE新刊の通販でboostしてくださった方にお送りしたイラストです(文字無し)お心遣いありがとうございました🙇♀️
夏の相心、溶けたアイスと乳首tasting…😘
しんそくんが白タンクなのは石山田さんの夏の🔞相心の影響です。アイスは31!