sakuranko55
PROGRESS【過去編】神功・九鬼VS薬師河・イロハ③神功VS薬師河の続き!
アルファポリスでも
■巽×那由多
【俺のこと愛してる幼馴染が彼女持ちだった件聞く?】
■九鬼×左千夫
【美麗な彼氏の男の潮吹き講座(R18+)】更新中!
【過去編】神功・九鬼VS薬師河・イロハ③「…………交渉決裂ですね、仕方がありません。
それでは僕の用事が終わるまで眠っていてください」
「左千夫こそ、ゆっくりしていってよ。悪い様にはしないからさ」
静かだが殺気を含んだ言の葉が交わされた後二人の姿が消える。目にも止まらぬ速さで動いた二人の衝突音が所々で轟き、空間を震わせた。
神功はリーチの長さを活かして槍を何度も突き出す。油断すれば蜂の巣にされそうなほど的確な急所狙いを薬師河は掌と膝から下を使って器用に受け止めた。神功は一際大きく後ろに肘を引くと小細工なく真っ直ぐに槍を突き出した。すると薬師河は槍の柄の部分を掌で滑らせて減速させ、足裏を前に突き出すようにして矛先を真っ向から受け止めた。
〝ガギンッッ〟と鈍い金属音が響きわたって神功が眉を顰める。そのまま、ぐぐぐぐぐッと押し込もうとするが脚力と腕力の違いから押し切る事は出来ず。また、靭やかな優男の割には薬師河のウエイトは重く、ちょっとやそっとでは動く事は無かった。神功が薬師河の瞳から貫通した靴底の更に奥を見つめる。衝突で靴底は無惨にも穴が空いてしまったがその奥の足の指の付け根の辺りに硬い鉱石がプロテクターのようにはめられていた。
1939それでは僕の用事が終わるまで眠っていてください」
「左千夫こそ、ゆっくりしていってよ。悪い様にはしないからさ」
静かだが殺気を含んだ言の葉が交わされた後二人の姿が消える。目にも止まらぬ速さで動いた二人の衝突音が所々で轟き、空間を震わせた。
神功はリーチの長さを活かして槍を何度も突き出す。油断すれば蜂の巣にされそうなほど的確な急所狙いを薬師河は掌と膝から下を使って器用に受け止めた。神功は一際大きく後ろに肘を引くと小細工なく真っ直ぐに槍を突き出した。すると薬師河は槍の柄の部分を掌で滑らせて減速させ、足裏を前に突き出すようにして矛先を真っ向から受け止めた。
〝ガギンッッ〟と鈍い金属音が響きわたって神功が眉を顰める。そのまま、ぐぐぐぐぐッと押し込もうとするが脚力と腕力の違いから押し切る事は出来ず。また、靭やかな優男の割には薬師河のウエイトは重く、ちょっとやそっとでは動く事は無かった。神功が薬師河の瞳から貫通した靴底の更に奥を見つめる。衝突で靴底は無惨にも穴が空いてしまったがその奥の足の指の付け根の辺りに硬い鉱石がプロテクターのようにはめられていた。
祷治の恥さらし。
DONEカクヨムで公開してた短編BLカリスマホスト×アラフォーバス運転手のイメージイラスト。この話はバス乗車時に、運転する運ちゃんの姿を見て妄想が膨らんだ産物。仕事着ってなんか萌えますな~。
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PROGRESS【過去編】神功・九鬼VS薬師河・イロハ②神功VS薬師河です。
ろめと、やっくんやっくんと言ってるのはこの人の事!むかしの名前は〝サチオ〟です。
九鬼とは三角関係?になるんですが、さっちんがやっくんのことサチオって言い出したらややこしくなるやつだなーと思いつつもうどうもできない!!笑
【過去編】神功・九鬼VS薬師河・イロハ②「7193……いや、左千夫とこうやって手合わせするのはいつぶりかな」
「……………ッ!?……それはッ」
「あ、そういう意味で言ったんじゃないよ。
僕を殺したことなんて、もう忘れてくれていいからね」
「────────ッ!!」
神功の脳裏に記憶が蘇る。
神功は幾度と無く繰り返された実験により記憶が断片的に欠けているが。九鬼との幼少期の出会いを思い出した時に同じく薬師河悠都のことも思い出していた。
更に脳が刺激を受けた事により、当時は“サチオ”と名乗る少年とのでき事が今また鮮明に蘇っていく。神功は“サチオ”、今は薬師河悠都と名乗る男を確かに殺した。自分が実験体であった頃、研究員のお遊び紛いの同士討ちの相手が彼であった。神功は自分の殺し合いの相手が薬師河と最後まで気づく事なく、突き出したナイフが彼の首を切り裂き、彼と気づいたときには既に亡骸であったのだ。
1440「……………ッ!?……それはッ」
「あ、そういう意味で言ったんじゃないよ。
僕を殺したことなんて、もう忘れてくれていいからね」
「────────ッ!!」
神功の脳裏に記憶が蘇る。
神功は幾度と無く繰り返された実験により記憶が断片的に欠けているが。九鬼との幼少期の出会いを思い出した時に同じく薬師河悠都のことも思い出していた。
更に脳が刺激を受けた事により、当時は“サチオ”と名乗る少年とのでき事が今また鮮明に蘇っていく。神功は“サチオ”、今は薬師河悠都と名乗る男を確かに殺した。自分が実験体であった頃、研究員のお遊び紛いの同士討ちの相手が彼であった。神功は自分の殺し合いの相手が薬師河と最後まで気づく事なく、突き出したナイフが彼の首を切り裂き、彼と気づいたときには既に亡骸であったのだ。
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PROGRESS【過去編】神功・九鬼VS薬師河・イロハ①まずは神功VS薬師と九鬼VSイロハ!
イロハはさっちんとおんなじ顔で神色がちがいまーす!
【過去編】神功・九鬼VS薬師河・イロハ①九鬼と神功はクロコッタの能力である空間の歪から吐き出された。
神功は完全に戦意喪失をしており膝を付いたまま立ち上がる事が出来ず、その前へと敵から神功を隔てるように九鬼は立ちはだかりグローブを嵌め直す。
位置的には旧校舎の屋上近くになる筈だが辺りは四角く切り取られた空間になっているだけで地形が凸凹としているほかは何も無かった。
九鬼と神功の他に二人の人影が佇む。
奥でにこやかな笑みを浮かべて佇んでいる黒髪のショートヘアの青年が薬師河悠都。絶有主高校の副会長である。そしてその少し前には前髪が真ん中で分かれた長身で整った顔立ちの男が立っていた。その容姿を見た瞬間九鬼の表情が歪んだ。
2001神功は完全に戦意喪失をしており膝を付いたまま立ち上がる事が出来ず、その前へと敵から神功を隔てるように九鬼は立ちはだかりグローブを嵌め直す。
位置的には旧校舎の屋上近くになる筈だが辺りは四角く切り取られた空間になっているだけで地形が凸凹としているほかは何も無かった。
九鬼と神功の他に二人の人影が佇む。
奥でにこやかな笑みを浮かべて佇んでいる黒髪のショートヘアの青年が薬師河悠都。絶有主高校の副会長である。そしてその少し前には前髪が真ん中で分かれた長身で整った顔立ちの男が立っていた。その容姿を見た瞬間九鬼の表情が歪んだ。
ななめ
MENU【イベント】第四回紙本祭|創作紙の本&紙ものオンリーオンライン即売会 (https://pictsquare.net/ftq8f7k5uf2mjvlttbjt6i79nihsb14h)2022/11/5(土)13:00~翌11/6(日)12:00
サークル:じじみうむ
スペース:D いー4 2
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PROGRESS【過去編】那由多VSアクラシア⑥End【過去編】那由多VSアクラシア⑥EndERROR ERROR ERROR
電気信号OFF
遮断シマス、遮断シマス
アクラシアから機械音が響き渡る。
千星はその音を聞きながらも天夜に駆け寄り、傷口を必死に押さえた。意識が無くとも自己治癒力は発動している様子でホッとした千星に更なる災難が襲いかかる。
アラートが鳴り響いているアクラシアから機械鞭が一直線に飛んできたのだった。
「ッ!!!ぁあああっ!!」
「センボシ ナユタ!オマエはキケンダ、オマエはケス、ケス、ケスケスケスケスケスケスケスケス」
ズシュッと嫌な音を立てて太腿が斬り裂かれる。
獣が威嚇したときのようにアクラシアの全身が熱により誇張して見える。ERRORを起こしているはずなのにこちらに向かって歩いてくる相手に千星は太腿を押さえながら立ち上がった。
829電気信号OFF
遮断シマス、遮断シマス
アクラシアから機械音が響き渡る。
千星はその音を聞きながらも天夜に駆け寄り、傷口を必死に押さえた。意識が無くとも自己治癒力は発動している様子でホッとした千星に更なる災難が襲いかかる。
アラートが鳴り響いているアクラシアから機械鞭が一直線に飛んできたのだった。
「ッ!!!ぁあああっ!!」
「センボシ ナユタ!オマエはキケンダ、オマエはケス、ケス、ケスケスケスケスケスケスケスケス」
ズシュッと嫌な音を立てて太腿が斬り裂かれる。
獣が威嚇したときのようにアクラシアの全身が熱により誇張して見える。ERRORを起こしているはずなのにこちらに向かって歩いてくる相手に千星は太腿を押さえながら立ち上がった。
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PROGRESS【過去編】那由多VSアクラシア⑤そいや、イロハとやっくんは書けなかったなー。またあなたまでですかねー。
【過去編】那由多VSアクラシア⑤-----------------
「ユウト。オマエはナゼそんなニ無駄なことをする……」
「無駄?僕、無駄って思ってしてないけど」
「いや、してイル。オマエの行動は全て無駄だ」
「………相変わらず酷いな、アクラシアは」
絶有主高校の(裏)生徒会室でいつものような会話が繰り広げられる。
薬師河悠都は事あるごとに政府の命令に背き、悪のレッテルを貼られていく。強さが認められている為生かされてはいるがいつ殺されてもおかしくない状況を自分から招いている事をアクラシアは理解できなかった。しかし、薬師河はアクラシアからの問いかけを歯牙にもかけないようすで犬の姿をしているクロコッタを撫でていた。薬師河から答えを求められないと諦めたその時不意に思い出したように薬師河は話を続けた。
995「ユウト。オマエはナゼそんなニ無駄なことをする……」
「無駄?僕、無駄って思ってしてないけど」
「いや、してイル。オマエの行動は全て無駄だ」
「………相変わらず酷いな、アクラシアは」
絶有主高校の(裏)生徒会室でいつものような会話が繰り広げられる。
薬師河悠都は事あるごとに政府の命令に背き、悪のレッテルを貼られていく。強さが認められている為生かされてはいるがいつ殺されてもおかしくない状況を自分から招いている事をアクラシアは理解できなかった。しかし、薬師河はアクラシアからの問いかけを歯牙にもかけないようすで犬の姿をしているクロコッタを撫でていた。薬師河から答えを求められないと諦めたその時不意に思い出したように薬師河は話を続けた。
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PROGRESS【過去編】那由多VSアクラシア④ 那由多がかっこいい!?笑おそくなりました!
【過去編】那由多VSアクラシア④千星の手が文字を綴る。
はじめに綴った文字は〝喜〟
その文字は真っ直ぐに吸い寄せられるようにアクラシアに飲み込まれた。
アクラシアは文字が触れた胸の位置を触るが何も怒らない。しかし、次の瞬間大きく視界にノイズが入る。
「く………な、んだ、コレ………は」
「イデアが言ったんだ……俺に、俺達に大好きって……」
アクラシアの視界に欠損が生まれる。
電気系統がうまく繋がらず四肢を動かす信号が鈍る。
ハッとすると直ぐ目の前に千星がいて慌てて鞭を振るうがそこにはもう姿がなくまた自分の体に〝怒〟の感じが吸い込まれていく。
「んなこと、今まで一回も言わなかったのに、……あいつ笑ってた。壊れされてるのに……笑ってたんだぜ」
アクラシアの欠けた視界でも分かるほど千星の表情が苦く微笑む。苦しそうなその表情をアクラシアは理解できなかった。一介の人形が壊れただけだと言いたかったが音声機能が正確に働かない。
763はじめに綴った文字は〝喜〟
その文字は真っ直ぐに吸い寄せられるようにアクラシアに飲み込まれた。
アクラシアは文字が触れた胸の位置を触るが何も怒らない。しかし、次の瞬間大きく視界にノイズが入る。
「く………な、んだ、コレ………は」
「イデアが言ったんだ……俺に、俺達に大好きって……」
アクラシアの視界に欠損が生まれる。
電気系統がうまく繋がらず四肢を動かす信号が鈍る。
ハッとすると直ぐ目の前に千星がいて慌てて鞭を振るうがそこにはもう姿がなくまた自分の体に〝怒〟の感じが吸い込まれていく。
「んなこと、今まで一回も言わなかったのに、……あいつ笑ってた。壊れされてるのに……笑ってたんだぜ」
アクラシアの欠けた視界でも分かるほど千星の表情が苦く微笑む。苦しそうなその表情をアクラシアは理解できなかった。一介の人形が壊れただけだと言いたかったが音声機能が正確に働かない。
sakuranko55
PROGRESS【過去編】那由多VSアクラシア③ 那由多が記憶を失うまでのお話です!【過去編】那由多VSアクラシア③「火之矢斬破!!」
(あーっ!おい!俺が闇水津波で捕まえてんだから普通は雷だろ!雷!)
「う、……悪い……つーか、雷ってなんだよ……ッ」
(猛御雷だろ!)
「何となく想像はつくけど……打ったことねぇーし」
「誰と話シテいる……」
「う、ぁああああああっ!!」
千星は一人であるにも関わらず、焦りから段々と左右のリズムがずれていく。折角水で拘束したのに炎を放って弱め。雷と風を同時に作って相殺してしまい。その隙をアクラシアが付いて攻め込んでくる。左手は防御に動くが右手は掌を前にして完全に怯んだ状態になると鞭を受けきれず後方にぶっとんで千星の体は物のように転がった。
「!痛ぇっ!……ぐ、ぅ……」
1989(あーっ!おい!俺が闇水津波で捕まえてんだから普通は雷だろ!雷!)
「う、……悪い……つーか、雷ってなんだよ……ッ」
(猛御雷だろ!)
「何となく想像はつくけど……打ったことねぇーし」
「誰と話シテいる……」
「う、ぁああああああっ!!」
千星は一人であるにも関わらず、焦りから段々と左右のリズムがずれていく。折角水で拘束したのに炎を放って弱め。雷と風を同時に作って相殺してしまい。その隙をアクラシアが付いて攻め込んでくる。左手は防御に動くが右手は掌を前にして完全に怯んだ状態になると鞭を受けきれず後方にぶっとんで千星の体は物のように転がった。
「!痛ぇっ!……ぐ、ぅ……」
sakuranko55
PROGRESS今日から過去編です。高校生の頃のお話。那由多が記憶を失うまでを書く予定です。絶有主《ゼウス》メンバーはあなたまに出てくるのでお楽しみに!
【過去編】那由多VSアクラシア②①→ https://poipiku.com/IllustDetailPcV.jspID=6439063&TD=7677327
②ココ
初めてではない。この感覚は前回千星の体が誰かに乗っ取られた時に感じたものだった。あの時は能力の暴走と類似したものとして片付けたけど、もしかしてこれも俺の能力の一つではと千星がそう思った瞬間、ペン先が空中を滑った。
〝受〟と言う文字と続け様に〝力〟と言う文字を自分に向けて綴った。千星は〝力〟の文字は綴った事がある。副会長の九鬼と対峙したときに綴り、その後引き千切れそうなほど体が痛くなってしまいそれ以降使ってない、と、言うかその能力を忘れていた。
千星の全身に力が漲る。しかし炎の剣は消えてなくなり神功に貰った万年筆だけが残った。
3975②ココ
初めてではない。この感覚は前回千星の体が誰かに乗っ取られた時に感じたものだった。あの時は能力の暴走と類似したものとして片付けたけど、もしかしてこれも俺の能力の一つではと千星がそう思った瞬間、ペン先が空中を滑った。
〝受〟と言う文字と続け様に〝力〟と言う文字を自分に向けて綴った。千星は〝力〟の文字は綴った事がある。副会長の九鬼と対峙したときに綴り、その後引き千切れそうなほど体が痛くなってしまいそれ以降使ってない、と、言うかその能力を忘れていた。
千星の全身に力が漲る。しかし炎の剣は消えてなくなり神功に貰った万年筆だけが残った。
天野叢雲
TRAINING攻め視点で振り返る3〜4、5話目。魔獣の花嫁 #7「面影と眼差し(後編)」 クロノから魔獣の事を聞き出すのは一度邪魔されて終わった。物音を聞きつけて他の冒険者がやってきたからだ。いくら奴が気に食わないと言っても側から見れば俺とクロノは同じ依頼を受けた冒険者同士。死体が転がる場所で同業者を斬ったとなれば更に面倒な事になる。苛立つ気持ちはあったものの、屋敷の警備依頼は続行中なのだから焦らなくてもクロノは逃げたりしない。
それに俺自身、少し冷静になるべきだと思ったのだ。
どうにもあの男を前にするとどこかで冷静さを欠く。キスにしろ擦り傷にしろ落ち着いて対処すれば防げたものだ。それにその後のクロノとのやりとりでもそうだ。徐に自分の右手を見る。弾かれて痺れはしたが、大した外傷にすらなっていなかった。
8223それに俺自身、少し冷静になるべきだと思ったのだ。
どうにもあの男を前にするとどこかで冷静さを欠く。キスにしろ擦り傷にしろ落ち着いて対処すれば防げたものだ。それにその後のクロノとのやりとりでもそうだ。徐に自分の右手を見る。弾かれて痺れはしたが、大した外傷にすらなっていなかった。
天野叢雲
TRAINING攻め視点で振り返る1〜2話目。魔獣の花嫁 #6「面影と眼差し(中編)」 その夜は満月が明るく、夜だというのに影が出来るほどだった。だからこそ、その影は夜の闇と相まって一層暗く見える。案外、そんな明るい夜の方が警戒すべきなのかもしれない。
商人バルトが一般の冒険者も多数雇ったので、ほっといてもこの屋敷は常に冒険者たちが警戒に当たっている。おかげで俺は自分に都合の良い時間だけ働けば良い。昼の間に森の調査に出てみたのだが、やけに静かな事以外今の所はおかしな点はなかった。意外と道も整備されていたので警護に問題が無いようなら次はあの道の先を確認しに行っても良いだろう。しかし着任から数日は依頼主に仕事をしている所を見せなくては不味かろう。そんな訳で仮眠を取って現在屋敷内の巡回をしている所だ。
7106商人バルトが一般の冒険者も多数雇ったので、ほっといてもこの屋敷は常に冒険者たちが警戒に当たっている。おかげで俺は自分に都合の良い時間だけ働けば良い。昼の間に森の調査に出てみたのだが、やけに静かな事以外今の所はおかしな点はなかった。意外と道も整備されていたので警護に問題が無いようなら次はあの道の先を確認しに行っても良いだろう。しかし着任から数日は依頼主に仕事をしている所を見せなくては不味かろう。そんな訳で仮眠を取って現在屋敷内の巡回をしている所だ。
天野叢雲
TRAINING攻め視点で振り返る0、5話目。魔獣の花嫁 #5「面影と眼差し(前編)」 四年前のあの日から俺は、シェゾ・クォンティーと名を変えた。亡き父レナルドルフからこの名をもらった当時、俺はこんなものいらないと抗議したのだが、今となってはこれも父にもらった大切なものになってしまった。
俺がまだ何も知らないガキの頃。クーデターが起こる前のリムブルムは、地方での争いが頻繁にあった。だから生まれて直ぐ預けられた孤児院には俺のような子供が何人もいた。そしてとうとうその孤児院までもが戦火に巻き込まれる。村に火を掛け、同じ国の兵士たちが雪崩れ込んで来て、暴行と略奪を行うのだ。
ただ支持している貴族が違うだとかそんな理由で、最も容易く刃は向けられる。一度そうなって仕舞えば、後は理由なんて置き去りで良い。俺にはただ暴れたくて理由を付けているように見えた。だから女子供でも気分次第で傷付ける。
7576俺がまだ何も知らないガキの頃。クーデターが起こる前のリムブルムは、地方での争いが頻繁にあった。だから生まれて直ぐ預けられた孤児院には俺のような子供が何人もいた。そしてとうとうその孤児院までもが戦火に巻き込まれる。村に火を掛け、同じ国の兵士たちが雪崩れ込んで来て、暴行と略奪を行うのだ。
ただ支持している貴族が違うだとかそんな理由で、最も容易く刃は向けられる。一度そうなって仕舞えば、後は理由なんて置き去りで良い。俺にはただ暴れたくて理由を付けているように見えた。だから女子供でも気分次第で傷付ける。
sakuranko55
PROGRESS左千夫誕生日ENDです。那由多の苦難は続きます。笑あなたまは次はたつなゆカップルが動きます!⁉︎
ポイピクは暫く過去編予定。
左千夫誕生日 2ー⑤END∞∞ nayuta side ∞∞
来てしまった。とうとう来てしまった。
マスターの誕生日が……!!
昔、安物のお菓子を買って渡した記憶はある。マスターはそんなものでも喜んでくれていたがあれから時は流れた。
マスターは喫茶【シロフクロウ】を経営し、お茶もお菓子も自らで揃え、しかも食も更に細くなって、もう思い付く限り渡せるものはない……ッ!
晴生に聞いたら「千星さんに祝われるだけで十分ッスよ!俺も物は用意しないッス!」って言われて、そんなもんかとも思ったが、誕生日会当日になった今日、剣成によると二人で喫茶【シロフクロウ】の新メニューのレシピを考案してそれを発表するらしい。と、なるとそれを作るのは巽である。……自動的に俺だけなにもしない事になる。
4611来てしまった。とうとう来てしまった。
マスターの誕生日が……!!
昔、安物のお菓子を買って渡した記憶はある。マスターはそんなものでも喜んでくれていたがあれから時は流れた。
マスターは喫茶【シロフクロウ】を経営し、お茶もお菓子も自らで揃え、しかも食も更に細くなって、もう思い付く限り渡せるものはない……ッ!
晴生に聞いたら「千星さんに祝われるだけで十分ッスよ!俺も物は用意しないッス!」って言われて、そんなもんかとも思ったが、誕生日会当日になった今日、剣成によると二人で喫茶【シロフクロウ】の新メニューのレシピを考案してそれを発表するらしい。と、なるとそれを作るのは巽である。……自動的に俺だけなにもしない事になる。
sakuranko55
PROGRESS左千夫誕生日 2ー④▲▲ sachio side ▲▲
ゆっくりと意識が覚醒していく。久々に深く眠ったので指の先まで感覚が研ぎ澄まされているが原因は其れだけではないようだ。九鬼が僕の体に何かした。具体的には分からなかったが細胞が新しいものへと入れ替わっている。痛くはないがヘタにやれば全ての神経への信号を破壊されそうだと思った。そうなるならば仕方が無いので彼からの好意として受け取る事にする。服も着せてくれていたし、髪も既に結われていたのでパーティの集合時間よりも早く準備が終わってしまった。それならと、携帯のメッセージを確認してから外へと跳び出した。
「井上さん、お疲れ様です」
「神功さん、お疲れッス」
「すいません、この前はお恥ずかしい所を見せてしまって……」
1999ゆっくりと意識が覚醒していく。久々に深く眠ったので指の先まで感覚が研ぎ澄まされているが原因は其れだけではないようだ。九鬼が僕の体に何かした。具体的には分からなかったが細胞が新しいものへと入れ替わっている。痛くはないがヘタにやれば全ての神経への信号を破壊されそうだと思った。そうなるならば仕方が無いので彼からの好意として受け取る事にする。服も着せてくれていたし、髪も既に結われていたのでパーティの集合時間よりも早く準備が終わってしまった。それならと、携帯のメッセージを確認してから外へと跳び出した。
「井上さん、お疲れ様です」
「神功さん、お疲れッス」
「すいません、この前はお恥ずかしい所を見せてしまって……」
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PROGRESS左千夫誕生日の表バージョン!(通常話)裏のどぎついのはファンボへ(笑)九鬼のシアワセの瞬間ー。九鬼は天真爛漫攻めだよね、と相方と言ってます!左千夫誕生日 2ー③〝ピピッ ピピッ ピピッ ピピッ ピピッ────〟
左千夫くんの携帯のアラームの音で目が覚めた。
そもそも彼はアラームの前に起きるのでアラームが鳴ることも珍しいし、そのアラームを鳴りっぱなしにすることも珍しい。アラームをオフにして寝起きの回らない頭で髪を掻いた。いつもなら無くなっている体温が今日はまだ横にあって、自然と抱き寄せて髪に顔を埋めてから気付いた。
なんで横で寝たままなのかと………。
起こさないように注意して顔を上げると横で左千夫くんは寝ていた。ただ、呼吸や心拍は最低限で体も少し冷たい。死にそうとかそういう訳では無いけど気絶している訳でもないのに寝ている事は珍しいのでマジマジと見てしまう。きっと、今ならセックスしても起きない。あわよくば最後まで出来るかもしれないけど、そんな事をしたら左千夫クンはもうボクの横では寝ることは無くなるだろう。そう考えると目先の欲よりも左千夫クンとの今の関係を大事にする事にした。今回やらなくてもずっと一緒に居るなら幾らでもチャンスはあると言うか、いつかは絶対ヤる。……ふにっと肉が殆ど無い頬をつついてみたがやっぱり起きなくて、ふにふにと控えめに感触を楽しんだ。そしてふと前から考えていた事を実行に移す事にした。左千夫クンを抱き上げると浴室に向かい、バスタブに抱き抱えながら入るとボクの能力で水を作っていく、その最中に小指に嵌っている指輪を鋭利な刃物に変えると腕を切り裂く。ブシュといい感じに血液が流れると水の中に紛れていきボクと左千夫くんを充たしていく。属性化の〝水〟の能力と〝創造〟の能力が相俟って左千夫くん全体を包み上げると肌理細やかな肌の細胞に水分が浸透していき彼の体内の細胞を全て新しいものへと作り変えて行く。アンチエイジングと言うべきか、抗酸化作用を強くすると言うべきか。細胞分裂のテロメアも気にしてボクが憶えている左千夫くんに戻していく。小さな傷も、少しの肌荒れも、髪の先のパサ付き、爪の薄皮さえも全て無くし、デトックスして行くと血色の良くなった唇に口付けた。
1060左千夫くんの携帯のアラームの音で目が覚めた。
そもそも彼はアラームの前に起きるのでアラームが鳴ることも珍しいし、そのアラームを鳴りっぱなしにすることも珍しい。アラームをオフにして寝起きの回らない頭で髪を掻いた。いつもなら無くなっている体温が今日はまだ横にあって、自然と抱き寄せて髪に顔を埋めてから気付いた。
なんで横で寝たままなのかと………。
起こさないように注意して顔を上げると横で左千夫くんは寝ていた。ただ、呼吸や心拍は最低限で体も少し冷たい。死にそうとかそういう訳では無いけど気絶している訳でもないのに寝ている事は珍しいのでマジマジと見てしまう。きっと、今ならセックスしても起きない。あわよくば最後まで出来るかもしれないけど、そんな事をしたら左千夫クンはもうボクの横では寝ることは無くなるだろう。そう考えると目先の欲よりも左千夫クンとの今の関係を大事にする事にした。今回やらなくてもずっと一緒に居るなら幾らでもチャンスはあると言うか、いつかは絶対ヤる。……ふにっと肉が殆ど無い頬をつついてみたがやっぱり起きなくて、ふにふにと控えめに感触を楽しんだ。そしてふと前から考えていた事を実行に移す事にした。左千夫クンを抱き上げると浴室に向かい、バスタブに抱き抱えながら入るとボクの能力で水を作っていく、その最中に小指に嵌っている指輪を鋭利な刃物に変えると腕を切り裂く。ブシュといい感じに血液が流れると水の中に紛れていきボクと左千夫くんを充たしていく。属性化の〝水〟の能力と〝創造〟の能力が相俟って左千夫くん全体を包み上げると肌理細やかな肌の細胞に水分が浸透していき彼の体内の細胞を全て新しいものへと作り変えて行く。アンチエイジングと言うべきか、抗酸化作用を強くすると言うべきか。細胞分裂のテロメアも気にしてボクが憶えている左千夫くんに戻していく。小さな傷も、少しの肌荒れも、髪の先のパサ付き、爪の薄皮さえも全て無くし、デトックスして行くと血色の良くなった唇に口付けた。
Perori1591
DONE試しにTwitterにセンシティブで載せた高市の着脱からお風呂上がりまでです。ゆるい絵で描いています
パンツを脱ぐとことかお尻タオル外れてるのはちょっとTwitterでは勇気がです、ここで載せました 7
Perori1591
DOODLE8月8日の髭の日に合わせて描いたのですが、出来上がってから京谷は髭容認するかな?と思ってTwitterに載せるのをやめました でもせっかく描いたので…無精髭好きです🥸 3