AkiNaokata_GG
MOURNINGSTアケモの闇慈ルート名残雪戦後。チップが余計なこと(芸者)言い出してくれるもんで、日本史ヲタの脳内でこういう解釈になっちまったじゃねーかよっていうお話。
しばらくは友達関係で楽しみたいのでピリピリしそうな話は棚上げします。
ST闇慈ルート。「ザナフ、御津は氏(うじ)の贔屓(ひいき)の色子か?」
ちょっくら様子を見てくるわと闇慈が姿を消し、二人になったチップに、苦労して『友達』になった『侍』が不思議なことを訊いてきた。
「いろこ? Sorry. 言葉がわかんねぇわ。」
「ふむ。御津と同衾する仲ではないのか?」
「……やたら敏(さと)いな。」
今度は率直に言い表された言葉に、つい今まで子供のようにはしゃいでいたチップが、少しだけ警戒の色を覗かせる。
「我の人として生きた時代、そう珍しい物でなかった故な。」
我が主も小姓を側に置いていたものよと、遠い昔に思いを馳せているのだろう侍は軽く天を仰いだ。
「我を上総介に献上した者らの教義では男色は最たる罪の一つであったが、上総介の国では罪どころか主従の絆を強くするために契ることもあるというのに随分と驚いたものだ。」
981ちょっくら様子を見てくるわと闇慈が姿を消し、二人になったチップに、苦労して『友達』になった『侍』が不思議なことを訊いてきた。
「いろこ? Sorry. 言葉がわかんねぇわ。」
「ふむ。御津と同衾する仲ではないのか?」
「……やたら敏(さと)いな。」
今度は率直に言い表された言葉に、つい今まで子供のようにはしゃいでいたチップが、少しだけ警戒の色を覗かせる。
「我の人として生きた時代、そう珍しい物でなかった故な。」
我が主も小姓を側に置いていたものよと、遠い昔に思いを馳せているのだろう侍は軽く天を仰いだ。
「我を上総介に献上した者らの教義では男色は最たる罪の一つであったが、上総介の国では罪どころか主従の絆を強くするために契ることもあるというのに随分と驚いたものだ。」
桜神 凪菜
DONEGGST闇慈のアーケード(Hard)後善友の手を握る「「うおーー!!!」」
その意気を発散させるかのように、チップ・ザナフと御津闇慈の同調した熱い喚声が辺りに響く。
「うおー……」
そして、こだまするにはあまりにも貧弱な歓呼を上げた名残雪。
だが、それは奮戦後に残る恥辱の嘆きとは一風異なることを、名残雪本人も自覚していた。
「……」
和装の青年二人に押し負けたのは己の力量不足と理解するが、それでも名残雪の中で猜疑は残る。
「半信半疑って所かい?」
仮面の下の表情。いや、心中を察したのか、絶扇を綴じた闇慈が、未だ地に膝をつけている名残雪に手を差し出す。上手からの手が意味するのは、勝者の余裕や情けでもないのは明らか。だが、名残雪は拳を握り、手を取るのを躊躇った。
2232その意気を発散させるかのように、チップ・ザナフと御津闇慈の同調した熱い喚声が辺りに響く。
「うおー……」
そして、こだまするにはあまりにも貧弱な歓呼を上げた名残雪。
だが、それは奮戦後に残る恥辱の嘆きとは一風異なることを、名残雪本人も自覚していた。
「……」
和装の青年二人に押し負けたのは己の力量不足と理解するが、それでも名残雪の中で猜疑は残る。
「半信半疑って所かい?」
仮面の下の表情。いや、心中を察したのか、絶扇を綴じた闇慈が、未だ地に膝をつけている名残雪に手を差し出す。上手からの手が意味するのは、勝者の余裕や情けでもないのは明らか。だが、名残雪は拳を握り、手を取るのを躊躇った。