えすやま
DONEオメガバース桐真。本番まで書けなかったので導入部分だけですが続きはガッツリエロになります。捕食 今日の喧嘩は明らかに変だ。
真島吾朗のみぞおちに拳をめり込ませ、吹っ飛んだ身体を見ながら、桐生一馬は思った。
迷惑極まりないストーカーの兄貴分は、いつもの通り強い。だが、何かが違うと、桐生の野生の勘のようなものが囁いてくる。
「兄さ……」
「まだや……終わってへんで! 桐生ちゃん!」
身体のバネを使い、軽やかにバク転して立ち上がった真島は地面を蹴って桐生に向かってきた。
「うぉっ!?」
「ヒャハッ!」
ドスを突きつける真島とその右手首を掴む桐生の力が拮抗する。その時桐生の鼻を掠めたのは、またあの『匂い』だった。
桐生は一瞬だけ力を抜いてドスを顔の横に突き刺して真島の力を逃がす。真島がしまった、と思った時には壁に背中を打ち付けられていた。
1568真島吾朗のみぞおちに拳をめり込ませ、吹っ飛んだ身体を見ながら、桐生一馬は思った。
迷惑極まりないストーカーの兄貴分は、いつもの通り強い。だが、何かが違うと、桐生の野生の勘のようなものが囁いてくる。
「兄さ……」
「まだや……終わってへんで! 桐生ちゃん!」
身体のバネを使い、軽やかにバク転して立ち上がった真島は地面を蹴って桐生に向かってきた。
「うぉっ!?」
「ヒャハッ!」
ドスを突きつける真島とその右手首を掴む桐生の力が拮抗する。その時桐生の鼻を掠めたのは、またあの『匂い』だった。
桐生は一瞬だけ力を抜いてドスを顔の横に突き刺して真島の力を逃がす。真島がしまった、と思った時には壁に背中を打ち付けられていた。