kirche_is_dcst
MAIKINGこの前のめがみさまっパロのデート編①干空ちゃんが恋心自覚してからデートに誘うまで
「 ……従姉妹の私の口から言うのも何だが、千空、君はいい男だと思うぞ。ただ、いかんせん合理的すぎるきらいがあるし、ぶっきらぼうなところはもう少し…… 」
ある日、いきなりアパートを訪ねてきた従姉妹にそんなふうに捲し立てられて、わけがわからず眉を顰めた。
「 あ"ぁ?……いきなり訪ねてきてなんだっつーんだ、薮から棒に」
「 いいから。……とりあえず、ここに先日リニューアルオープンしたばかりの水族館兼プラネタリウムの入場チケットがある。
ゲンを誘って行ってこい!」
「 はあ!?」
「 健闘を祈るぞ!ではな!」
それだけ言い残すと、コハクは千空の手にチケットを押し付け、アパートをあとにした。
……つまり、何だ。
1434ある日、いきなりアパートを訪ねてきた従姉妹にそんなふうに捲し立てられて、わけがわからず眉を顰めた。
「 あ"ぁ?……いきなり訪ねてきてなんだっつーんだ、薮から棒に」
「 いいから。……とりあえず、ここに先日リニューアルオープンしたばかりの水族館兼プラネタリウムの入場チケットがある。
ゲンを誘って行ってこい!」
「 はあ!?」
「 健闘を祈るぞ!ではな!」
それだけ言い残すと、コハクは千空の手にチケットを押し付け、アパートをあとにした。
……つまり、何だ。
kirche_is_dcst
DOODLEフォロワーのサトコさんが描いてらした「ああっ女神さまっ!」パロにときめいて自分でも書いてみたやつ ……この春から、父が宇宙飛行士としてISSに旅立ったこともあり、大学の近所にあるアパートに従兄弟のクロムと住むことにした。
徒歩一分の立地はなかなかに便利で、概ね快適なキャンパスライフを過ごしている。
そんなある日のこと。
それは、一本の電話から始まった。
レポートに必要な資料を泊まり込んでいた研究棟に置き忘れたことに気づき、スマホを手に取る。そのまま、着信履歴から見慣れた番号をタップした。
軽やかな呼び出し音が数コール響いたあと、プツッと、ほんの少し不自然な音を立てて電話がつながる。
「 あ"〜、クロムか?……悪りぃ、帰りに研究室に寄って………… 」
『 ハーイ♬ “お助け女神事務所”だよ♪お電話ありがとうね♪ 』
3339徒歩一分の立地はなかなかに便利で、概ね快適なキャンパスライフを過ごしている。
そんなある日のこと。
それは、一本の電話から始まった。
レポートに必要な資料を泊まり込んでいた研究棟に置き忘れたことに気づき、スマホを手に取る。そのまま、着信履歴から見慣れた番号をタップした。
軽やかな呼び出し音が数コール響いたあと、プツッと、ほんの少し不自然な音を立てて電話がつながる。
「 あ"〜、クロムか?……悪りぃ、帰りに研究室に寄って………… 」
『 ハーイ♬ “お助け女神事務所”だよ♪お電話ありがとうね♪ 』