ろどな
DONE9/12 ピオルクエルドラント突入前にルークを呼び出す陛下の話(朝チュン系)
俺が俺でいるために「おーい、ルークぅ。こっちこっち」
ここで、俺の名前を大声で呼ぶ人間なんて一人しかいない。俺は辺りからニヤニヤと見られてるのを我慢しながら、声の主に近寄った。
「陛下! 大声で呼ばないでくださいって、いつも言ってるじゃないですかっ!」
「お前がまっすぐこっちに来ないのが悪い。さっさと入れ」
そう言って陛下は、俺の腰に手を回して、自分の寝室へと入っていく。抵抗なんてしないけど、そうじゃなくて優しくしてくれてるんだなって気がして、俺はその体に寄りかかった。
この人は、俺のことを俺としてみてくれる。レプリカでも、ファブレ家の人間でもなく、俺として。最初は苦手だったし今も苦手な部分はあるけど、こうしてそばにいることが心地良いし落ち着く。触れてくれる手も、指先も、好きで仕方がない。
1905ここで、俺の名前を大声で呼ぶ人間なんて一人しかいない。俺は辺りからニヤニヤと見られてるのを我慢しながら、声の主に近寄った。
「陛下! 大声で呼ばないでくださいって、いつも言ってるじゃないですかっ!」
「お前がまっすぐこっちに来ないのが悪い。さっさと入れ」
そう言って陛下は、俺の腰に手を回して、自分の寝室へと入っていく。抵抗なんてしないけど、そうじゃなくて優しくしてくれてるんだなって気がして、俺はその体に寄りかかった。
この人は、俺のことを俺としてみてくれる。レプリカでも、ファブレ家の人間でもなく、俺として。最初は苦手だったし今も苦手な部分はあるけど、こうしてそばにいることが心地良いし落ち着く。触れてくれる手も、指先も、好きで仕方がない。