aprilapple16
MOURNINGバンドパロ。好きって色んな種類があるよねって話。ワンウィークので書き始めたはいいけれど、あれもこれもと詰め込んで書いてたら1週遅れの上終わらないし力尽きたのでいったん区切りでアップしておきます。後半もいつか書くつもり。
バンドパロ(前半)いつから好きになったのかなど考えるのが無駄なほど、それはもう当たり前のように好きになっていた。その声も、表情も、密かにかかえる孤独も、その存在ごと全て大切で守りたかった。
愛と呼ばれる繋がりを恐がり遠ざける彼の、信頼という繋がりの拠り所でいたかった。
けれど相棒として以上に膨らんでしまった自分のこの想いは、彼の忌避する愛そのものであり、拠り所を破壊するものでしかない。彼のその殻を叩く勇気もなければ、自分の想いをずっと秘めておく覚悟もできなかった。
──だから、陆光は程小时のそばから離れることにした。
程小时の幼い頃の記憶の大半は喬家で占められている。
程小时の両親もまた音楽をこよなく愛し、彼らの音楽も人々から愛されていた。それゆえ世界を飛びまわり家を留守にすることが多く、程小时はずっと寂しい思いをしていた。
12475愛と呼ばれる繋がりを恐がり遠ざける彼の、信頼という繋がりの拠り所でいたかった。
けれど相棒として以上に膨らんでしまった自分のこの想いは、彼の忌避する愛そのものであり、拠り所を破壊するものでしかない。彼のその殻を叩く勇気もなければ、自分の想いをずっと秘めておく覚悟もできなかった。
──だから、陆光は程小时のそばから離れることにした。
程小时の幼い頃の記憶の大半は喬家で占められている。
程小时の両親もまた音楽をこよなく愛し、彼らの音楽も人々から愛されていた。それゆえ世界を飛びまわり家を留守にすることが多く、程小时はずっと寂しい思いをしていた。