ゆめの
TRAINING2022.6.5.開催の#あさよふ後夜祭 に参加したときの作品です。Twitterの初ツイートのため、タグが引っ掛からない可能性があるので、こちらにも掲載します。
2,061字/70分+修正10分
ドレスを着た君の姿は見慣れているはずなのに。
だけど今日の君は一段と輝いて見える。
6月の日曜日。
九条朔夜は横浜の小さな教会でタキシードに身を包み係の者に呼ばれるのを待っていた。
その様子は一見無表情のように見えるが、つき合いの長いものにしてみれば落ち着きがない様子だとすぐにわかる。
朔夜がタキシードを着るのは初めてではない。ステージに立つときに何度も袖を通したことがある。しかし、今日着ているものは演奏会用のものとは作りや色合いがどことなく異なるのを感じ、どこか落ち着かない。
ーまるで七五三みたいだな。
そう思いながら朔夜は朝日奈唯と出会ってからの日々を思い浮かべる。
高校の合格発表のときに隣で泣いていたのは運のつきと言うべきか、それとも神様のイタズラと言うべきか。
2086だけど今日の君は一段と輝いて見える。
6月の日曜日。
九条朔夜は横浜の小さな教会でタキシードに身を包み係の者に呼ばれるのを待っていた。
その様子は一見無表情のように見えるが、つき合いの長いものにしてみれば落ち着きがない様子だとすぐにわかる。
朔夜がタキシードを着るのは初めてではない。ステージに立つときに何度も袖を通したことがある。しかし、今日着ているものは演奏会用のものとは作りや色合いがどことなく異なるのを感じ、どこか落ち着かない。
ーまるで七五三みたいだな。
そう思いながら朔夜は朝日奈唯と出会ってからの日々を思い浮かべる。
高校の合格発表のときに隣で泣いていたのは運のつきと言うべきか、それとも神様のイタズラと言うべきか。