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    ゆめの

    @x_yumeno_x

    浮唯中心で唯受を書いています。

    カップリングごとにタグを分けていますので、参考にしてください。

    少しでも楽しんでいただければ幸いです。
    よろしくお願いします🙇‍♀️⤵️

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    ゆめの

    PROGRESSフェリクスオンリー合わせのフェリアン小説です。

    テーマは「アンジュに告白して振られたフェリクスと振ってしまったアンジュのその後」です。
    フェリクスの、そしてふたりの行方をお楽しみ(?)ください。

    ネタは主催のまるのさまに提供していただきました。お忙しい中、ありがとうございます😌
    ※ゲーム内よりもフェリクス様が女々しいので、ご注意ください
    ※後日微修正する可能性があります
    天使が振り向いたその日「フェリクス、私たちはこれ以上仲を深めてはいけないと思うの。ごめんなさい」

    女王試験が始まり50日目。
    自分たちの仲はすっかり深まり、そしてそれはこれからも変わらない。
    そう信じて想いを告げた矢先にアンジュから向けられた言葉。それをフェリクスは信じられない想いで聴いていた。

    「なぜ……」

    なんとか声を振り絞りそれだけを聞くが、目の前のアンジュは悲しそうな顔をする。

    「言えない。でも、私たちは結ばれてはいけないと思うの」
    「そう、わかったよ。君の気持ちは」

    何とかそれだけを伝えてフェリクスは森の湖から離れることにする。
    なんとか歩を進めるものの、本当は今すぐにでもうずくまりたい。だけど、それは美しくない。そう思い、自分を奮い立たせて館へと向かう。
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    ゆめの

    MEMO2023年11月25日-27日開催の『星明かりの交響曲 第2楽章』で発行予定の浮唯本「花の浮橋」の新刊サンプルです。

    一夜をともにした翌日、浮葉が「あなたと見たいものがあるのです」、そう唯に告げてきて連れてきたのは目黒川。
    そこで唯が目にしたのは……。

    ※軽微な加筆修正をする可能性があります。
    花の浮橋 サンプル①「朝か……」
    目を開けたときに見える景色がいつもと違うことに気がつく。
    隣にはすやすやと寝息を立てている浮葉の姿があった。
    「夢じゃなかったんだ……」
    浮葉と肌を重ねる夢を見たような気がしたが、夢ではなく現実だったらしい。
    隣にいる浮葉の存在も、唯の身体を襲う倦怠感も、そのことが幻ではないと伝えてきた。
    「そういえば……」
    昨夜、ここに来てからスマホに触れていない。事情を察するものがいるにせよ菩提樹寮に帰ってことで心配を掛けてしまっているかもしれない。
    唯はリビングに行き自分のカバンからスマホを取り出すことにした。
    浮葉を起こさないようにそっとベッドから出ると、自分がいつもと違う服装をしていることを思い出す。
    浮葉が貸してくれたパジャマだ。女性的な美しさを持つ彼であるが、サイズがブカブカなところにあらためて彼が男性であると思い知る。
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    ゆめの

    DONEエアコレでのリクエスト企画です。

    「付き合っていないけれど両片思いの浮唯 ひょんなことからデートをすることになった話」というリクエストをいただきました。

    水族館に行くのは別のフォロワーさんとの会話からヒントをいただきました。

    では、どこまでも平行線な浮唯の世界へどうぞ!

    ※本文に書くのを忘れていましたが(おバカ)、舞台は大阪の海遊館周辺です
    今は交わらない音色だけど……5月のまだ完全には覚醒しきってはいないが、強くなってきている太陽の光の下で、朝日奈唯はヴァイオリンの演奏をしていた。

    スターライトオーケストラの次回演奏会では、メンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲を演奏する。
    ソロの箇所は十分にさらったつもりだが、やはり本番の空気に呑まれると何が起きるかわからない。
    そこで人目を意識するため、あえて人の多い場所で演奏することにした。

    ここは水族館が近くにあり、平日にも関わらず人が多く通る。
    大抵のものは唯の存在を無視するか一瞥するだけで終わるが、ときには熱心に足を止めて聞き入るものもいる。
    演奏会に比べてクラシックに詳しいものが少ないため、反応は如実に現れる。一音一音の反応を確かめながら唯はコンチェルトを弾ききった。
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    ゆめの

    DOODLETwitterの再録です。
    相互さんのツイートを見てネタが浮かんだので、勝手に書かせていただきました💦
    「頭ポンポンしてください」という唯と、それに応える浮葉様の話です。

    🌸SVの少し先の話です
    🌸前半と後半で話の印象が変わります💦
    🌸その後、どこに行ったかはご想像にお任せします😌

    パスワード→0514
    ここが私の還る場所「頭ポンポンしてください」

    彼にこうして会うのは何ヵ月振りだろう。そう思って指を折って数え始めたが、三を数えたところで唯はやめた。
    それよりも久方ぶりに会った浮葉の瞳が以前と変わらず、それどころか記憶にあるよりも優しいものであることに唯は気がつく。
    そこで唯は思わず浮葉にわがままを言ってしまった。

    「浮葉さんも、そして、銀河先生もいない中、頑張ったと思いませんか」

    出会いもあれば別れもある。少なくともこの半年の中で唯は大きな別れを2回経験している。
    どちらの別れも自分たちの力の小ささでは避けることはできないもの。だけど、条件さえ整えば再会も夢ではないこと。
    もっともそうわかったのは最近のことであり、その渦中にいたときはただ胸が張り裂けそうな気がしたし、また共に過ごすことができるようになるとは思いもしなかった。
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    ゆめの

    DONEスタオケ、5年振りの京都芸術ホールでの公演。
    曲目はラフマニノフのピアノ協奏曲第3番。
    ピアノソロはなんと御門浮葉。
    そして、コンサート終了後、浮葉はある決意をする

    ★現時点でキャラストには一部しかえがかれていない設定について、私の妄想と考察と願望を詰め込んだ話ですので、ご注意ください
    ★書いた人は、「浮葉さん、ピアノに転向するのでは?」と考えています
    ★糖度低めです(ごめんなさい)
    いつか見た未来5年振りとなるスターライトオーケストラの京都芸術ホールでの公演。
    その中心にいるのはピアノソリストを務める御門浮葉であった。
    彼が弾いているのはラフマニノフのピアノ協奏曲第3番。
    大胆でありながらもラフマニノフらしく随所に繊細なメロディーが切り刻まれた曲の魅力を持て余すことなく御門はその指先から紡ぎだしていく。
    彼がステージに登場したときからその容姿に心奪われていた観客であるが、曲が進むにつれて今度は彼が産み出すメロディーに魅了され、そして最後の一音がホールに鳴り響いたと同時に観客は総立ちになり、惜しみない拍手を送ってくる。
    それは御門が単に容姿や経歴といった話題性だけではなく、人を惹き付ける演奏をしていることを示していた。
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    ゆめの

    TRAININGスタオケのもとにひとつの依頼演奏の話が舞い込む。曲はチャイコフスキーの「ヴァイオリン協奏曲」(チャイコン)。

    唯は幼い頃に見た演奏会での音色を思い出す。あのときの曲もチャイコンであった。演奏者はそう、月城慧。
    だけど、そこにはひとつの真実が隠されており……

    ※5月中旬に書いたため、公式と異なる箇所があります
    また予測変換使用によるミスが多いです。申し訳ございません……
    封印された音色プロローグ

    ずっとあの音に憧れていた。
    ずっとあの音を追い求めてきた。

    そう、幼少期に聞いたチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲の透明感ある音色を。


    1.

    「みんな、喜べよ~ 楽しい楽しい依頼演奏だぞー」

    日差しは強くなってきた3月。
    練習前のミーティングで一ノ瀬銀河が切り出したのはコンサートホールのリニューアルオープンを記念した依頼演奏の話であった。

    「曲は、なんと!チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲。先方からの依頼で、朝日奈にソリストとして演奏してほしいとの希望だ」

    依頼演奏と聞いて晴れやかな気持ちになったのも束の間。その場にいるほとんどのメンバーは一気に眉を潜め、明らかに面白くないといった表情となる。

    「またヴァイオリン協奏曲か。せっかくオーケストラに入ったのだから交響曲を演奏したいよな」
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