sumire421232
DONE極狼 モブ補佐? 東補佐? 東カラ←一※大学は刑務所のことです
舌に煙草を押し付けられる補佐おれの兄であり上司である松能組若頭・松能カラ松は、よく年上に可愛がられる。可愛がられるといっても、小遣いをもらえるとか、良い女を紹介してもらえるとか、そういう好意的な意味のものではなく、いわゆるこの業界ならではの「可愛がり」だった。
飲み会で酔っ払いの糞爺どもに尻たぶを揉まれているのを何度目にしたことか。飲みの席で他組のお偉いさんに「松能の次男坊、お前大学行っとったんじゃろ?」と絡まれていたことも思い出す。「男の味はどうじゃった?自慢のここでたっぷり咥えこんできたんじゃろう」と尻を撫でられ、ズボン越しに指を突き立てられたときにはさすがのカラ松もその助平親父を張っ倒してしまいあやうく指がとぶところだったと聞くが、組長がなんとかしてくれて丸く収まったらしい。
6669飲み会で酔っ払いの糞爺どもに尻たぶを揉まれているのを何度目にしたことか。飲みの席で他組のお偉いさんに「松能の次男坊、お前大学行っとったんじゃろ?」と絡まれていたことも思い出す。「男の味はどうじゃった?自慢のここでたっぷり咥えこんできたんじゃろう」と尻を撫でられ、ズボン越しに指を突き立てられたときにはさすがのカラ松もその助平親父を張っ倒してしまいあやうく指がとぶところだったと聞くが、組長がなんとかしてくれて丸く収まったらしい。
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DONEモブ補佐からの若補佐憧れの人大好きで、憧れの人がいた。
オレが10歳のころあの人は二十代だったから、少し年の離れた兄貴のような存在だった。何をするにもかっこよくて、子供のオレにも優しくて、男気があって豪快で……。オレがガキの頃に若頭だった人だ。
小さい頃はよく飴をくれたし、高校生になってからはエロ本や小遣いをくれた。兄弟の中でも一番オレを可愛がってくれていたと思う。
あのときのオレは単純だったから彼のやることなすことすべてが輝いて見えた。
ひとりで敵対組織に乗り込んで組を半壊させた話とか、月曜は愛子、火曜は奈々子といったように曜日によって抱く愛人を変えている話とか。いま思えば誇張した武勇伝なのだろうが、あのときの自分にとっては何もかもが新鮮だった。彼のようになりたくて、オレは継ぐ気もなかったこの家に入った。
5265オレが10歳のころあの人は二十代だったから、少し年の離れた兄貴のような存在だった。何をするにもかっこよくて、子供のオレにも優しくて、男気があって豪快で……。オレがガキの頃に若頭だった人だ。
小さい頃はよく飴をくれたし、高校生になってからはエロ本や小遣いをくれた。兄弟の中でも一番オレを可愛がってくれていたと思う。
あのときのオレは単純だったから彼のやることなすことすべてが輝いて見えた。
ひとりで敵対組織に乗り込んで組を半壊させた話とか、月曜は愛子、火曜は奈々子といったように曜日によって抱く愛人を変えている話とか。いま思えば誇張した武勇伝なのだろうが、あのときの自分にとっては何もかもが新鮮だった。彼のようになりたくて、オレは継ぐ気もなかったこの家に入った。