totorotomoro
TRAININGぽえむ入ってます。🐴🥼です。おやすみのまほう「まだ寝ていないのか」
執務室から明かりが漏れていたとかで、ムリナールが通りがかりにのぞき込んできた。
「私が言うのは説得力がないが、君はもう少し時間を決めて眠るべきだ」
「寝ようと思うと目が冴えてしまうんだよ」
すでにフェイスシールドも外して夜具に着替えて肩にカーディガンを羽織って、なにか思い出したらしくて自室から戻ってきたらしい。周りに決裁の紙を積み上げたその姿はドクターとは呼びづらいただ一人の民間人のようで。
ムリナールはまだ仕事着の己を見下ろし、やはり人の事は言えないと思いながら部屋に戻るぞと強制的にドクターの手を引いて部屋の電気を落とした。
「眠くない」
「では眠れるまで側にいてやろう」
ドクターの私室を開けさせて、眠れないと騒ぐ部屋の持ち主を寝具に入れる。ムリナールはコートを脱いでネクタイを緩め、部屋の持ち主が眠るベッドの側にある椅子に腰掛けて右手同士で手を握った。
1451執務室から明かりが漏れていたとかで、ムリナールが通りがかりにのぞき込んできた。
「私が言うのは説得力がないが、君はもう少し時間を決めて眠るべきだ」
「寝ようと思うと目が冴えてしまうんだよ」
すでにフェイスシールドも外して夜具に着替えて肩にカーディガンを羽織って、なにか思い出したらしくて自室から戻ってきたらしい。周りに決裁の紙を積み上げたその姿はドクターとは呼びづらいただ一人の民間人のようで。
ムリナールはまだ仕事着の己を見下ろし、やはり人の事は言えないと思いながら部屋に戻るぞと強制的にドクターの手を引いて部屋の電気を落とした。
「眠くない」
「では眠れるまで側にいてやろう」
ドクターの私室を開けさせて、眠れないと騒ぐ部屋の持ち主を寝具に入れる。ムリナールはコートを脱いでネクタイを緩め、部屋の持ち主が眠るベッドの側にある椅子に腰掛けて右手同士で手を握った。