つねきば
DOODLE乗っ取ることも出来そう。(1)図書室。直感で選んだ本を読むでもなくぼーっと眺めていると視界端に見知った色が映った。しかし、違和感に気がつく。いつも隣に立っている影の姿がなかったのだ。
―離れた?
有り得ないだろう事を期待してしまい、思わず顔を上げる。そこに立っていたのは紛れもなく青年であった。確かに青年が立っていた。しかし、その目は人ならざるものとなっていた。
『やあ』
声が二重音声のように重なって聞こえる。主導権が彼でないことは確かだった。
きっと、他の人たちから見たら、目も声も普通のままなのだろう。自ら人気のない場所へ移動する必要はなさそうだ。
「…体、返してあげなよ」
『寝てる間だけさ。それとも君の身体をくれるのかな?』
化け物が、彼よりも彼らしく微笑みそっと私の手に手を重ねる。触れた部分から力が抜けるような感覚に手を払い退け庇えば、影はその手をそのままにおどけたように笑った。
1582―離れた?
有り得ないだろう事を期待してしまい、思わず顔を上げる。そこに立っていたのは紛れもなく青年であった。確かに青年が立っていた。しかし、その目は人ならざるものとなっていた。
『やあ』
声が二重音声のように重なって聞こえる。主導権が彼でないことは確かだった。
きっと、他の人たちから見たら、目も声も普通のままなのだろう。自ら人気のない場所へ移動する必要はなさそうだ。
「…体、返してあげなよ」
『寝てる間だけさ。それとも君の身体をくれるのかな?』
化け物が、彼よりも彼らしく微笑みそっと私の手に手を重ねる。触れた部分から力が抜けるような感覚に手を払い退け庇えば、影はその手をそのままにおどけたように笑った。
つねきば
DOODLE今日見た夢。まとめられず考察とか行動とか全部ごちゃ混ぜ
1/21友人とのドライブ中、山中を走っていたら開けた場所にかなり広く、元はよく祀られてたのであろう廃神社を見つけ、ふらりと立ち寄り車を降りて暫く散策していた。しかし、暗くなるにつれ恐ろしい空気が滲み出てくる異様な様子にやばいと感じ、友人と車に戻りエンジンかけて動かすも、周りには何も無かったはずなのにまるで目の前に壁があるかのように何かにぶつかる。顔を上げたら明らかに元から人間では無い見るからに悪質な化け物達に前も後ろも囲まれていて、「俺たちを轢こうとしたか?」と笑われ「開けろ」と口々に言われ恐怖のあまり車を置いて逃げ出したいというパニック状態になりかける。ふと隣を見れば友人もそうなっており、それを見て「自分が何とかしなきゃ」と正気を取り戻し、手持ちにあったいくつかのお守りの中から相性のいいものを車に付ける。とあるひとつのお守りをつけると化け物たちは車に触れられなくなったようでその隙逃さず発進させて全力で山道を降りていく。暫く後ろから追いかけてくるのが見えていたが、段々と遠ざかりほぼ山を降りて舗装された道路になった頃には静まり返っていた。これが一日目。この日は友人を送り、自分も帰宅して考古学者の父に化け物の話は省いてそこにあったものなどの話をした(らしい)
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