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MOURNINGヤスリョSS年始に書いた初詣ヤスリョ。ヤスもリョもお互いがお互いの事可愛いし格好良いと思ってる両矢印はっぴーピュアピュアカップル。
初詣 人込みの喧騒や浮かれた空気から少し離れた静かな陽だまり。
「なんだった?」
少し上にあるふわりと下ろされた茶色に透ける髪が、目を輝かせて横からひょっこりと覗いてくる。アイボリーのマフラーに小さな顔が口元まで埋もれていて、寒さで赤らんだ鼻が、整った容姿を幼く見せていた。
「吉だった」
「弱!」
「えー?じゃあリョータはなんだったの?」
チラと見上げると、何かを企むようにリョータがニンマリと笑う。そんな意地悪な顔でもかわいいなぁだなんて惚けたことを考えていると、すたすたと大足でその場から歩いて行ってしまった。
「えっ?リョータ?」
離れていく背中に思わず声をかけると「そこ居て!」と顔だけ振り向いて笑顔で言う。驚いた。笑顔はもっとかわいいな。
798「なんだった?」
少し上にあるふわりと下ろされた茶色に透ける髪が、目を輝かせて横からひょっこりと覗いてくる。アイボリーのマフラーに小さな顔が口元まで埋もれていて、寒さで赤らんだ鼻が、整った容姿を幼く見せていた。
「吉だった」
「弱!」
「えー?じゃあリョータはなんだったの?」
チラと見上げると、何かを企むようにリョータがニンマリと笑う。そんな意地悪な顔でもかわいいなぁだなんて惚けたことを考えていると、すたすたと大足でその場から歩いて行ってしまった。
「えっ?リョータ?」
離れていく背中に思わず声をかけると「そこ居て!」と顔だけ振り向いて笑顔で言う。驚いた。笑顔はもっとかわいいな。