おどりじ。
PAST総一総のアイドルパロ長編のまとめですきみは星の子。まとめ六話から第六話 段落――クギリ――
逆ドッキリ。ようは、キースを驚かせてその隙に向こうがでっちあげたという言質を取ろうという発想なのだが、この作戦では囮となる一騎と、驚かす係の来主と、言質を引き出す役の甲洋のチームワークが要だ。
「とりあえず、楽屋、それと控室は絶対として、病院のときは一騎を追ってたのか、あらかじめ総士の妹さんを張ってたのかっていう謎が残るな」
ファンからの差し入れ、有名洋菓子店のクッキーをお茶うけに、控え室で休憩をとりながら作戦会議をする甲洋と一騎だったが、ふいにあることに気づき、一騎が目を見開く。
「そういえば、キースさんが俺らを張ってから、総士の周りに不審物がなくなった」
「……ふーん。まあ、仕込むときにかち合わせたらマズイだろうな。普通に」
54777逆ドッキリ。ようは、キースを驚かせてその隙に向こうがでっちあげたという言質を取ろうという発想なのだが、この作戦では囮となる一騎と、驚かす係の来主と、言質を引き出す役の甲洋のチームワークが要だ。
「とりあえず、楽屋、それと控室は絶対として、病院のときは一騎を追ってたのか、あらかじめ総士の妹さんを張ってたのかっていう謎が残るな」
ファンからの差し入れ、有名洋菓子店のクッキーをお茶うけに、控え室で休憩をとりながら作戦会議をする甲洋と一騎だったが、ふいにあることに気づき、一騎が目を見開く。
「そういえば、キースさんが俺らを張ってから、総士の周りに不審物がなくなった」
「……ふーん。まあ、仕込むときにかち合わせたらマズイだろうな。普通に」
おどりじ。
PAST支部からの再掲です。まとめ①イトヲヨル※少し不思議な転生パラレルです。
5話目までのまとめになります。
5話目までのまとめになります。
『あなた だって ずっと』
髪が伸びたのではなく、髪を伸ばした。
自分の意志だ。なんだか、昔そういうおまじないを聞いたことがあったから。
ガンカケって言うらしい。あと、長い髪は呪縛のようなものだと、むかし、昔の文豪が記していたとか。
ここに、帰ってきますように。また、会えますように。どれだけ時間がかかってもいいから。あいつが、あいつとして。俺が俺として、また出会えますように。
呪いも、まじないも、同じだろ気持ちを向ける先があって、そこへ届けって心を込める。俺から、あいつへ。叶うか、叶わないかはわからないけど。
「ゆめ」
おどりじ。
PAST支部からの再掲。同軸リバの総一総です。アイドルパラレル、他にも設定いろいろ。壁家と城家にちょっと複雑な事情あり〼きみは星の子第1話 告白――セイヤク――
まるで、豹のようだ。
力強くもしなやかで、どこか艶めかしくもある俊敏な動きを舞台セットの袖から眺め、総士は感嘆の溜め息をこぼした。
山中のくたびれかけた神社で、野宿をしようとした山賊たちが、参道の中心へ片足を踏み入れた途端、神官装束の一騎演じる『白鬼』があらわれ、神域を穢そうとした男どもを蹴散らしていく。演技上のことだから、お互いに紙一重のタイミングで動いているということを理解してはいるものの、その動きのキレは凄まじく、迫力があった。
黒い袴が翻るたびに、小麦色の引き締まった脚が純白の足袋とのあいだで覗くのが目に毒だとおもうのは、惚れた欲目だけではない。なぜなら、総士のまわりのスタッフや休憩中の役者ですら一騎ひとりに釘づけになっているのだから。
46860まるで、豹のようだ。
力強くもしなやかで、どこか艶めかしくもある俊敏な動きを舞台セットの袖から眺め、総士は感嘆の溜め息をこぼした。
山中のくたびれかけた神社で、野宿をしようとした山賊たちが、参道の中心へ片足を踏み入れた途端、神官装束の一騎演じる『白鬼』があらわれ、神域を穢そうとした男どもを蹴散らしていく。演技上のことだから、お互いに紙一重のタイミングで動いているということを理解してはいるものの、その動きのキレは凄まじく、迫力があった。
黒い袴が翻るたびに、小麦色の引き締まった脚が純白の足袋とのあいだで覗くのが目に毒だとおもうのは、惚れた欲目だけではない。なぜなら、総士のまわりのスタッフや休憩中の役者ですら一騎ひとりに釘づけになっているのだから。