Renri_NED
DONE相互さんの誕生日のために書いた3️⃣5️⃣の話上手なSweet Honey「今日はスイートポテトを作ろう」
とある土曜日。いつものように金曜日の夜から恋人である元晴の家に泊まり、一緒に朝を迎えるのが僕らの習慣になっているのだが、今朝は一足先に起きた元晴に、寝込みを襲われて起きることになった。
まだ眠い目を擦り、楽しそうにエプロン姿でベッドサイドに立つ元晴を見る。朝の光に照らされながら、ニコニコと満面の笑みを浮かべ僕が起きるのを待つ姿は、正直言って可愛いらしい。
「作るのスイートポテト」
「そうだよ。昨日出版社に寄ったら、偶然いっぱいサツマイモ貰ってさ。貴之も食べたいでしょスイートポテト」
「そりゃ食べたいけど」
小さく笑って、チラリと壁にかかった時計を見る。時計の針は8時50分を指していて、まだ二度寝が許される時間ではなんてことを考えながら軽く唸っていると、焦れた元晴にパッと手を取られ引っ張り起こされる。
3791とある土曜日。いつものように金曜日の夜から恋人である元晴の家に泊まり、一緒に朝を迎えるのが僕らの習慣になっているのだが、今朝は一足先に起きた元晴に、寝込みを襲われて起きることになった。
まだ眠い目を擦り、楽しそうにエプロン姿でベッドサイドに立つ元晴を見る。朝の光に照らされながら、ニコニコと満面の笑みを浮かべ僕が起きるのを待つ姿は、正直言って可愛いらしい。
「作るのスイートポテト」
「そうだよ。昨日出版社に寄ったら、偶然いっぱいサツマイモ貰ってさ。貴之も食べたいでしょスイートポテト」
「そりゃ食べたいけど」
小さく笑って、チラリと壁にかかった時計を見る。時計の針は8時50分を指していて、まだ二度寝が許される時間ではなんてことを考えながら軽く唸っていると、焦れた元晴にパッと手を取られ引っ張り起こされる。
Renri_NED
DONEクルドジの③⑤です。友達の誕生日のために書いた、③の誕生日話。
誕生日には目一杯のありがとうを「生まれてきてくれて、ありがとう」
大切な人の誕生日は、一年で一番それを感じる日だ。
「それじゃあみんな、また今度。 おやすみなさい」
「「「おやすみなさーい」」」
「おやすみ〜」
本格的な秋の訪れを感じさせる涼し気な十月の夜、僕と貴之は見送ってくれる颯、瞬、蒼真達に笑顔で別れを告げる。
瞬の姉であるあさみさんの店から、貴之の家へ向かういつもの帰り道、貴之の右手と俺の左手には、貴之への誕生日プレゼントが詰まった紙袋が下げられている。
「それじゃ、帰りますか」
「そうだな」
貴之の前に差し出した右手を、貴之は当たり前のように握り、俺たちは歩き出す。街灯に照らされた住宅街の道には、秋の涼し気な夜風とと共に微かに金木犀の香りが薫り始めている。
2107大切な人の誕生日は、一年で一番それを感じる日だ。
「それじゃあみんな、また今度。 おやすみなさい」
「「「おやすみなさーい」」」
「おやすみ〜」
本格的な秋の訪れを感じさせる涼し気な十月の夜、僕と貴之は見送ってくれる颯、瞬、蒼真達に笑顔で別れを告げる。
瞬の姉であるあさみさんの店から、貴之の家へ向かういつもの帰り道、貴之の右手と俺の左手には、貴之への誕生日プレゼントが詰まった紙袋が下げられている。
「それじゃ、帰りますか」
「そうだな」
貴之の前に差し出した右手を、貴之は当たり前のように握り、俺たちは歩き出す。街灯に照らされた住宅街の道には、秋の涼し気な夜風とと共に微かに金木犀の香りが薫り始めている。