kawasemi693
DONE別に付き合ってないダニ楓熟年夫婦並みの2人だからそのうち付き合ってもおかしくないね⊂( ᴖ ̫ᴖ )⊃
暖かな日差しが降り注ぐ日曜日、楓はキーボードを叩く手を止めて大きく伸びをした。起きてから熱中して作業をしていたが、チラリと卓上の時計――ツアーコンダクターの時、どこに行くにも使っていた年季の入った代物――に視線を向けると既に正午を回りそうになっていた。
「そういえば、七基くんがオススメの珈琲豆をくれたっけ」
勿体無くて取っておいたそれを飲もとインスタント類が置かれたラックから取り出し、ホクホクしながら階下のキッチンを目標に定める。
自室を開けて廊下に出ると、開け放たれた窓の外から聞こえる鳥の声や、涼やかな風が頬をなぞる。殆どのメンバーは出払っているのか、はたまた自室に篭っているのか、HAMAハウスは穏やかな静けさが漂っていた。
5053「そういえば、七基くんがオススメの珈琲豆をくれたっけ」
勿体無くて取っておいたそれを飲もとインスタント類が置かれたラックから取り出し、ホクホクしながら階下のキッチンを目標に定める。
自室を開けて廊下に出ると、開け放たれた窓の外から聞こえる鳥の声や、涼やかな風が頬をなぞる。殆どのメンバーは出払っているのか、はたまた自室に篭っているのか、HAMAハウスは穏やかな静けさが漂っていた。