huwasao
PROGRESSバレンタインに上げる予定だった、ライヤン前提の皇帝+双璧他の途中。pixiv連載中のたまゆら〜でライヤンEndの先のイメージですが、皆生存してて反逆も起きてないIFの世界線話として、生暖かい目で見て貰えると助かります。この先ビッテンやミュラーが出て、最後にライヤンのR18のつもりです。書けたら頑張ります。本編がまだヤンが帝国に着いてすらいないので、こちらも頑張ります。たまゆら〜ライヤンEnd後のバレンタインIFこんな喜びを隠さない陛下、初めて見たな。
実に珍しい光景に、皇帝首席副官のアルツール·フォン·シュトライト中将は、暫し逡巡する。手元の紙の束を、今渡すか渡さないかである。非常に迷ったが、渡さないことには話が始まらないので、当初の予定通り、執務机に座す皇帝の前に書類を差し出した。
いつもなら直ぐに目を通し始めるラインハルトだが、条件反射で受け取りはしたものの、全く視線が動いていないことに、シュトライトはやれやれと内心溜息を吐く。
「ーーー陛下。私は暫し席を外した方が良うございますか?」
「っ!?何だ突然?」
いや、何だと言われても。
さも意外と見上げてくる若き皇帝だが、手に取った書類はくしゃりと悲しい音をたててるし、明らかに動揺しているのが見て取れる。
15590実に珍しい光景に、皇帝首席副官のアルツール·フォン·シュトライト中将は、暫し逡巡する。手元の紙の束を、今渡すか渡さないかである。非常に迷ったが、渡さないことには話が始まらないので、当初の予定通り、執務机に座す皇帝の前に書類を差し出した。
いつもなら直ぐに目を通し始めるラインハルトだが、条件反射で受け取りはしたものの、全く視線が動いていないことに、シュトライトはやれやれと内心溜息を吐く。
「ーーー陛下。私は暫し席を外した方が良うございますか?」
「っ!?何だ突然?」
いや、何だと言われても。
さも意外と見上げてくる若き皇帝だが、手に取った書類はくしゃりと悲しい音をたててるし、明らかに動揺しているのが見て取れる。