ntzu_k
DONEウス誕2023/中編。※全年齢
ウス誕2023/中編真祖特注という装飾が施された城内は普段の姿が見る影もなく、とてつもなく明るく飾り付けられていた。
「……ま……眩しい……」
約束の21時。来訪のベルを鳴らすと同時に招き入れられたエントランスを前に、ノースディンは開口一番小さく呟く。それに同意する、もとい、同情するかのように眉を八の字に落とし、ドラウスは乾いた笑い声を上げた。
「うん……ほんとに……」
「……何が……いったいどうしてこんな……」
「なんか……この間見たヌーチューブ動画でやってたのをやりたかったらしい…」
「……ヌーチューブ……」
「ははは……一昨日、ね……型を取られてね……人型等身サイズの電球だってさ…」
「ああ……だからあんなにでかいのか…」
「……うん……」
1736「……ま……眩しい……」
約束の21時。来訪のベルを鳴らすと同時に招き入れられたエントランスを前に、ノースディンは開口一番小さく呟く。それに同意する、もとい、同情するかのように眉を八の字に落とし、ドラウスは乾いた笑い声を上げた。
「うん……ほんとに……」
「……何が……いったいどうしてこんな……」
「なんか……この間見たヌーチューブ動画でやってたのをやりたかったらしい…」
「……ヌーチューブ……」
「ははは……一昨日、ね……型を取られてね……人型等身サイズの電球だってさ…」
「ああ……だからあんなにでかいのか…」
「……うん……」
ntzu_k
DONEウス誕2023。前編。※後編はエロ。
ウス誕2023/前編ドラウスに呼ばれれば行く。よほどのことがないかぎり、行かないという選択肢はない。御真祖様の場合も然り。そして、皆無に等しくなったがドラルクの場合も然りだ。
それと――稀に、もう一人。
『ノースディン、忙しい中すまない』
「珍しいですね、ミラ嬢。お元気そうで何より」
『あなたも、ノースディン』
多忙なゆえか、ミラからの要件というものは大体封書が届き、あれこれと短くしたためられていることが多い。だからこそ電話でというのは珍しすぎて、今回もまた、ノースディンは着信をとるのを一瞬躊躇していたりする。
「電話をかけてくるなど珍しいこともあるものだ。私に何か御用でも?」
『それなんだが……ノースディン、今日は何の日か知っているか?』
2156それと――稀に、もう一人。
『ノースディン、忙しい中すまない』
「珍しいですね、ミラ嬢。お元気そうで何より」
『あなたも、ノースディン』
多忙なゆえか、ミラからの要件というものは大体封書が届き、あれこれと短くしたためられていることが多い。だからこそ電話でというのは珍しすぎて、今回もまた、ノースディンは着信をとるのを一瞬躊躇していたりする。
「電話をかけてくるなど珍しいこともあるものだ。私に何か御用でも?」
『それなんだが……ノースディン、今日は何の日か知っているか?』