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DONE22年1月23日のプリ⭐︎コンにてお渡しした無配の再録。シャニライイベントのヒーローシリーズからトーマ博士と戦闘員オトの上司のためにお菓子作りに励んでいるだけのお噺。料理上手のオトと絆されつつあるトーマ博士。付き合ってない。
デストロ⭐︎クッキング (トマオト)それはアラン様の突飛な一言から始まった。
「おい、トーマ」
「はっ、ここに。何でしょうか、アラン様」
「さたぱんびんが食いてえ」
「さた……?」
聞いたこともない単語に思わず目が点となってしまった。「食いてえ」の言葉からして食べ物なのであろうことは推測できるが、どういった物なのか全く想像がつかない。
さたぱんびん。一体なんなんだ、それは。
「アラン様、失礼ですがそれはどういった食べ物になりますか?」
「あ? あー……茶色の丸っこい、中が紫でサクサクしてたな」
「な、なるほど……?」
茶色の丸でサクサク、と聞く辺り揚げ物の一種には間違いなさそうだが……中が紫、だと……?
「承知致しました、直ちに探して参ります!」
実物が一体どのような物なのか未だ想像はつかないが、アラン様が求めているのであれば献上する他はない。これも今後のアラン様のご活躍のため、こうして俺のさたぱんびん探索の幕が開かれたのだ。
6473「おい、トーマ」
「はっ、ここに。何でしょうか、アラン様」
「さたぱんびんが食いてえ」
「さた……?」
聞いたこともない単語に思わず目が点となってしまった。「食いてえ」の言葉からして食べ物なのであろうことは推測できるが、どういった物なのか全く想像がつかない。
さたぱんびん。一体なんなんだ、それは。
「アラン様、失礼ですがそれはどういった食べ物になりますか?」
「あ? あー……茶色の丸っこい、中が紫でサクサクしてたな」
「な、なるほど……?」
茶色の丸でサクサク、と聞く辺り揚げ物の一種には間違いなさそうだが……中が紫、だと……?
「承知致しました、直ちに探して参ります!」
実物が一体どのような物なのか未だ想像はつかないが、アラン様が求めているのであれば献上する他はない。これも今後のアラン様のご活躍のため、こうして俺のさたぱんびん探索の幕が開かれたのだ。