Recent Search

    9632

    残念ながら全て幻覚でした!!!!(小噺only)
    ご感想諸々、何かございましたらこちらに:https://wavebox.me/wave/9299ekqq4xkt5d1e/

    ☆quiet follow Send AirSkeb request Yell with Emoji 🌸 🌻 💙 💖
    POIPOI 21

    9632

    DONE22年3月のリハビリリクエスト企画にて頂きました。リクエストくださった方とは縁が切れたので非公開でも良いのですが、他の方が書いたSSを漫画に書き起こしてストーリー構成などの原作は己だと自作発言をして盗作なさるような方なので一応保険のため残してあります。
    年長の二人の関係性に対して解釈が不明瞭・不慣れな部分が多いため所々関係性があやふやです。すまない。
    微睡みの星灯り。 (那レン)長い長い一日が終わる。
    今日の仕事はスケジュールがタイトだったこともあり、それもなかなか骨が折れる内容ばかりで気が付けば夜も更けていた。家に辿り着いた頃には日付けも変わっていて誰もいない部屋に重たい足取りで帰宅して、適当に荷物を廊下に置いてからそのままバスルームへと足を運ぶ。パウダールームで乱雑に衣類を籠に落として浴室へと移動しシャワーを頭から浴びれば、この身に溜まった疲労による怠さも全てが水滴に溶けて流れていくような気がして、一つゆっくりと息を吐いてからコックを捻りシャワーを止めた。
    時間も時間だからと軽めに入浴を済ませてからバスルームを後にして、途中で置き去りにした荷物からスマホを取り出し通知チェックをしながら髪を拭う。ある程度返信等を返してからテーブルに置き、軽くバスローブを纏ったまま明日のオフは何をしようか、などと返信を行いながら注いだ水の入ったグラスを片手に思案していると軽快な音楽が鳴り始めた。それと共にブブ、とテーブルの上で響く小さなバイブレーションの音に腕を伸ばし手にしたスマホの画面を見れば、まさかの人物からの電話に急いで通話をタップする。
    1873

    9632

    DONE22年1月23日のプリ⭐︎コンにてお渡しした無配の再録。
    シャニライイベントのヒーローシリーズからトーマ博士と戦闘員オトの上司のためにお菓子作りに励んでいるだけのお噺。料理上手のオトと絆されつつあるトーマ博士。付き合ってない。
    デストロ⭐︎クッキング (トマオト)それはアラン様の突飛な一言から始まった。
    「おい、トーマ」
    「はっ、ここに。何でしょうか、アラン様」
    「さたぱんびんが食いてえ」
    「さた……?」
    聞いたこともない単語に思わず目が点となってしまった。「食いてえ」の言葉からして食べ物なのであろうことは推測できるが、どういった物なのか全く想像がつかない。
    さたぱんびん。一体なんなんだ、それは。
    「アラン様、失礼ですがそれはどういった食べ物になりますか?」
    「あ?‪ ‬あー……茶色の丸っこい、中が紫でサクサクしてたな」
    「な、なるほど……?」
    茶色の丸でサクサク、と聞く辺り揚げ物の一種には間違いなさそうだが……中が紫、だと……?
    「承知致しました、直ちに探して参ります!」
    実物が一体どのような物なのか未だ想像はつかないが、アラン様が求めているのであれば献上する他はない。これも今後のアラン様のご活躍のため、こうして俺のさたぱんびん探索の幕が開かれたのだ。
    6473

    9632

    MOURNING『No More Reason』の杜夜が好み過ぎて是が非でも真斗くんと絡ませたかっただけの書き途中。
    気が向いたらまた続き書くやも。
    ー・*・ー・*・ー・*・ー
    2022.2.18、続編おめでとうございます!真斗くんは『青鳳組 マコト』役となりましたが、こちらはマコトさんのそっくりさんが営む地元のマスター(パロディ)です。
    ※ドラマCD発売前に書いたのでCDにて判明した相関は含みません。
    (未完成)俺には想い人がいる。
    その人は至極物静かでこの国の人間にしては珍しく堅物な性格をしている。されど清廉な空気を身に纏い、それでいてどこかあたたかな雰囲気も持っていて。一言で表現するなれば玻璃細工のような「美しい人」。
    硝子張りの少し古びた小さなバールのカウンター内でただ一人静かに佇み、注文を受ければその背後に設置された旧式と思われる機械を操作して芳醇に甘く香る一杯のあたたかいエスプレッソを淹れてくれる。普通の珈琲とは違い、デミタスと呼ばれる小さなカップにたっぷりの砂糖を入れよくかき混ぜたそれはチョコレートのような風味ととろりとした飲み口が特徴的で、本国ではお目に掛かれない不思議な味だ。だが、イヤな甘さは欠片もなく、彼のあたたかな人格を表したような味わいに「美味しい」と一言告げれば、フッと小さく満足そうに口元が上がるのがどこか愛らしい。
    1846