まもり
DONE万魈。魈視点です。蛍が好きな魈を好きな万葉の話。カオス。
ほんとに、可愛いと思うので、みて、くだ、さい!!!
我のことが好きだったのか(……まただ)
望舒旅館。
すっかり定位置と化したこの屋上で、目の前の腹立たしいことこの上ない光景に歯噛みする。
「万葉って物知りなんだね!」
「大したことではござらぬ。稲妻の民なら誰もが知っている」
蛍が訪ねて来てくれたと思うと、厄介なおまけが今日も着いて来た。
楓原万葉。柔和な笑みが特徴的な男。あまりに顔を合わせる機会が多いもので嫌でも名前を覚えてしまった。どうやら自分の預かり知らぬところで濃密な交流があったらしく、親友と言っても差し支えがないのではと思うくらいに蛍と仲がいい。
稲妻から帰って来てからというもの、毎回このおまけと一緒に旅館を訪れるようになった彼女。せっかく長きに渡った会えぬ日々が終わったにも関わらず嬉しさなど微塵も湧いてこない。
6315望舒旅館。
すっかり定位置と化したこの屋上で、目の前の腹立たしいことこの上ない光景に歯噛みする。
「万葉って物知りなんだね!」
「大したことではござらぬ。稲妻の民なら誰もが知っている」
蛍が訪ねて来てくれたと思うと、厄介なおまけが今日も着いて来た。
楓原万葉。柔和な笑みが特徴的な男。あまりに顔を合わせる機会が多いもので嫌でも名前を覚えてしまった。どうやら自分の預かり知らぬところで濃密な交流があったらしく、親友と言っても差し支えがないのではと思うくらいに蛍と仲がいい。
稲妻から帰って来てからというもの、毎回このおまけと一緒に旅館を訪れるようになった彼女。せっかく長きに渡った会えぬ日々が終わったにも関わらず嬉しさなど微塵も湧いてこない。