かとうあんこ
DONE秀零のれーくんがモブ王族に監禁されるはなし。!れーくんの首が大変なことになってる!
!モブ・モブ視点あり!
!シュウの喘ぎ声(?)あり!
!シュウに泣かされるれーくんあり!
大丈夫な方どうぞ!
※この秀零の馴れ初めなどは固定ツイにまとめてあります。(読まなくても大丈夫!)
※来年本にまとめる予定です。
Crazy for youー君に首ったけー 降谷が目を覚ました時、部屋の中はまだ暗かった。念のために掛けておいたアラームを解除するためにスマホを手に取ると、起床予定の五分前の時刻が表示されていた。午前四時五十分。カーテンの隙間から紺色の空と金星が見えた。
降谷は赤井を起こさないようにゆっくりと体を起こした。昨日は降谷よりも赤井のほうが帰宅は遅かった。おそらくベッドに入ったのは日付跨いだ後だったのだろう。帰宅して赤井の姿がないことにがっかりしなかったと言ったら嘘になるが、師走に入ってからはお互いに忙しかったので、会えたらいいなぐらいの気持ちだった。
こうして寝顔が見られただけでも遠距離だったころに比べればマシだ。そう思いつつも後ろ髪は引かれるわけで。暖かく好きなひとの匂いがする布団の中から一歩踏み出せば冷たくてかたいフローリングが待っている。ああ、ここで仕事が出来たらいいのに。
18381降谷は赤井を起こさないようにゆっくりと体を起こした。昨日は降谷よりも赤井のほうが帰宅は遅かった。おそらくベッドに入ったのは日付跨いだ後だったのだろう。帰宅して赤井の姿がないことにがっかりしなかったと言ったら嘘になるが、師走に入ってからはお互いに忙しかったので、会えたらいいなぐらいの気持ちだった。
こうして寝顔が見られただけでも遠距離だったころに比べればマシだ。そう思いつつも後ろ髪は引かれるわけで。暖かく好きなひとの匂いがする布団の中から一歩踏み出せば冷たくてかたいフローリングが待っている。ああ、ここで仕事が出来たらいいのに。