manachanblue
DOODLE現パロ八木志津2人が旅行の計画を立てるお話
香ばしい匂いと共にトースターがチンと鳴り、コンビニのカットサラダと硬めの目玉焼き、焼いたソーセージが乗った白いお皿へ分厚くカットされたトーストを乗せる。
温めた牛乳にインスタントコーヒーを少し加えれば週末のお決まりの朝食の完成だ。
昨日も八木は遅くまで仕事だったようで気持ちよさそうに寝息を立てているのを見ると何だか起こすのが申し訳なくなり、今朝は1人でテーブルに着くことにした。
一緒に暮らし始めてから初めてお互いに纏まった休みが取れ、
「せっかくだから旅行でも行くか。」
と八木の一言にその日から志津摩の頭の中は旅行の計画を立てるのでいっぱいになった。
何でもネットで探せばいくらでも欲しい情報は手に入るご時世だがアナログな八木はそういった選び方を好まないだろうと帰り道に寄った書店で数冊見繕ってきた旅行のガイドブックをテーブルに広げ、トーストを口に運びながらパラパラとページを捲っていく。
1919温めた牛乳にインスタントコーヒーを少し加えれば週末のお決まりの朝食の完成だ。
昨日も八木は遅くまで仕事だったようで気持ちよさそうに寝息を立てているのを見ると何だか起こすのが申し訳なくなり、今朝は1人でテーブルに着くことにした。
一緒に暮らし始めてから初めてお互いに纏まった休みが取れ、
「せっかくだから旅行でも行くか。」
と八木の一言にその日から志津摩の頭の中は旅行の計画を立てるのでいっぱいになった。
何でもネットで探せばいくらでも欲しい情報は手に入るご時世だがアナログな八木はそういった選び方を好まないだろうと帰り道に寄った書店で数冊見繕ってきた旅行のガイドブックをテーブルに広げ、トーストを口に運びながらパラパラとページを捲っていく。
manachanblue
DOODLE転生パロ八木志津記憶あり八木さんと黒のマフラーを大事に持ってる記憶なしおしずの八木さん目線
カタカタとキーボードを叩きながらいつになっても慣れないパソコンを睨みつける。
「また眉間に皺寄ってるぞ。」
向かいの席に座った同期から飛んでくるお決まりの台詞を聞きながら、冷めかけのコーヒーに手を伸ばした。
「今年は寒い時期だよな。来る方も俺らも大変だ。」
市の職員として働き始め、配属された観光課で帯同する隣県の宿泊学習。
住み慣れた街にも関わらず、昨年初めて参加したときには目まぐるしく変わるスケジュールに先輩の後を付いてくのに精一杯だった。
昨年の経験をぜひ活かすようにと2年目の自分には荷が重い作業まで今年は任されることになり、毎日山のように送られてくるデータにひとつひとつ目を通しながら今日も進まない資料の作成にほとんどの時間を費やしている。
2631「また眉間に皺寄ってるぞ。」
向かいの席に座った同期から飛んでくるお決まりの台詞を聞きながら、冷めかけのコーヒーに手を伸ばした。
「今年は寒い時期だよな。来る方も俺らも大変だ。」
市の職員として働き始め、配属された観光課で帯同する隣県の宿泊学習。
住み慣れた街にも関わらず、昨年初めて参加したときには目まぐるしく変わるスケジュールに先輩の後を付いてくのに精一杯だった。
昨年の経験をぜひ活かすようにと2年目の自分には荷が重い作業まで今年は任されることになり、毎日山のように送られてくるデータにひとつひとつ目を通しながら今日も進まない資料の作成にほとんどの時間を費やしている。