くるがわ
QUÁ KHỨファ…に載せているクリスマスFAの再掲です。※特定の宗教の話が出てきますが、毀損する意図は勿論ないです…!
『緑色の目のマリア』「ハチドリさんは、神様って信じます?」
いつものように大きなハンマーを肩に担いだハチドリさんは、猫のように大きな目をパチリと瞬かせた後に、首を傾げた。
「…なに?いきなり」
そしてじとりとした半眼になってこちらを見てくる。
「もう、そんな顔なさらないでくださいな。ただの世間話の一環ですよ。」
風雨にさらされ朽ちかけた聖母マリア像に視線を向けながら話すと、きょろきょろと周囲を見渡した後に少し考えるような仕草をして、ああ、と合点のいった顔をする。
ぽっかりと穴が空いて青空が見える、かつてはアーチ状だったろう天井。崩れ落ちた柱に壁、割れたステンドグラス、傾いた十字架。そして、ところどころが欠けて色褪せた聖母マリア像。
2332いつものように大きなハンマーを肩に担いだハチドリさんは、猫のように大きな目をパチリと瞬かせた後に、首を傾げた。
「…なに?いきなり」
そしてじとりとした半眼になってこちらを見てくる。
「もう、そんな顔なさらないでくださいな。ただの世間話の一環ですよ。」
風雨にさらされ朽ちかけた聖母マリア像に視線を向けながら話すと、きょろきょろと周囲を見渡した後に少し考えるような仕草をして、ああ、と合点のいった顔をする。
ぽっかりと穴が空いて青空が見える、かつてはアーチ状だったろう天井。崩れ落ちた柱に壁、割れたステンドグラス、傾いた十字架。そして、ところどころが欠けて色褪せた聖母マリア像。
くるがわ
QUÁ KHỨファ……に載せている、2024ツル生誕祭記念の共謀さん小説の再掲です。「ツルから甘い匂いがするなー」と思うハチドリさんと、懐かしい夢をみるツルさんの話です。
なんか距離がめちゃくちゃ近いしベッドとか出てきますが健全添い寝です!
そして左右は決めていませんがカップリングです😉
ほぼ小説書いたことないのでお手柔らかに…
『甘い香り、甘い微睡み』「ツル、なんか今日甘いニオイするね」
"始末書タイム"が始まって幾許もない頃、ハチドリさんがぽつりと呟いた。
少し早い夕食後のことだった。ちょうど食堂で出会した副司令に、溜め込んだ始末書についてせっつかれた。
「えー!クロ達とアリーナで遊ぶ予定なのに…」
「いや一応遊びじゃなくて訓練だろ…。いいからさっさと片付けてこい」
思い切り眉を下げて不満を示すハチドリさんが、アリーナで訓練をする約束をしていたらしいカラスさんに諭されている。いったいどちらが年上なんだかわからなくなりそうだ。
カラスさんも案外始末書を書かされているとは聞くが、なんだかんだで真面目な性格ゆえか、すぐに片付けてしまうようだ。
3973"始末書タイム"が始まって幾許もない頃、ハチドリさんがぽつりと呟いた。
少し早い夕食後のことだった。ちょうど食堂で出会した副司令に、溜め込んだ始末書についてせっつかれた。
「えー!クロ達とアリーナで遊ぶ予定なのに…」
「いや一応遊びじゃなくて訓練だろ…。いいからさっさと片付けてこい」
思い切り眉を下げて不満を示すハチドリさんが、アリーナで訓練をする約束をしていたらしいカラスさんに諭されている。いったいどちらが年上なんだかわからなくなりそうだ。
カラスさんも案外始末書を書かされているとは聞くが、なんだかんだで真面目な性格ゆえか、すぐに片付けてしまうようだ。