bill_1124
MOURNING本当はこんなに長くなるつもりなかったし、たた会議に対しての不満があって呆れているエリックが書きたかっただけなんだ!!!!だが、気がついたらロキさんが書いてた漫画から浮かんだエリック視点の話になってました。
供養します。ーエリックさんは静かに呆れているー
メンター会議があるからと会議室に向かっていればリファちゃんとスノウが歩いているのが見える。
あの二人は同期だったし、アカデミーでも同室だったのを思い出せば懐かしさも感じる。
今じゃサウスとウエストでわかれてるが、交流は続いてるのだろう。
『それで?リーファはメジャーにはならないの?』
『悩んでるよ、ずっとな』
『どうせなら僕はリーファと同じメジャーになりたいけどね』
『一足先にメジャーになってる奴が言う事か?』
『それは、わざと合格しないようにしてるリファちゃんが言ったらダメな言葉だな』
『エリックさん…知ってたんですか』
『そりゃ、知ってるだろ……お前の実力なら確実にメジャーになれる、分かってるだろ?』
『気が乗らないんですよ…それに、今のままでもそれなりに給料は良いですから』
『まぁ、メジャーとAAAの差はそこまで無いからな』
『という事でこの話はここまでにしてメンター会議に出ないとでしょう』
『席は決まってないし久々にリーファの隣座ろうかな』
『俺は何処でも良いけど』
『リファは俺の隣な』
『アルム、もう来てたのか?』
楽しそうに話してる 2902
bill_1124
CAN’T MAKEリーファさんが何故親族が嫌いになったのか。何故親戚をあそこまで毛嫌いをしているのか、そんな話。両親が死んだ。
サブスタンスの事故に巻き込まれて亡くなったと聞いた。
病院に運ばれた両親の死体を確認したが、表情は苦痛ではなくて良かったと思う。
ディアとルナには見せられないなと思えば布をかけて貰った。
廊下で待っていた2人は泣いていて、そうだ…まだ12歳なのだから気持ちも何もかも追いつかないだろう。
「ディア、ルナ……確認してきたよ」
「お兄ちゃん、どうして…パパもママもいなくなっちゃったの?」
「ねぇ、寝てるだけなんだよね?何で僕らは入ったらダメなの?」
「父さんも母さんも事故で亡くなったんだ…」
2人と視線を合わせて話していれば、聞こえてくる声が耳障りだと感じてしまった。
『リーファ・グレイアス!!!お前のせいだ!何の為のヒーローなんだ!お前がやる仕事だったんだろ!返せ!!息子を返せ!』
『可哀想に、ディアくんもルナちゃんも優秀だったお父さんとお母さんとこんな早くお別れする事になって、ヒーローの癖に何も出来なかった役立たずな兄が残るなんて!いつ死んでも可笑しくないのに!』
『ところで、2人の遺産はどうなる…』
『こんな、20歳になったばかりのガキなんかに…』
あぁ、父さん 1371