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    bill_1124

    @bill_1124

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    bill_1124

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    本当はこんなに長くなるつもりなかったし、たた会議に対しての不満があって呆れているエリックが書きたかっただけなんだ!!!!
    だが、気がついたらロキさんが書いてた漫画から浮かんだエリック視点の話になってました。
    供養します。

    #創作ヒーロー
    creativeHero

    ーエリックさんは静かに呆れているー

    メンター会議があるからと会議室に向かっていればリファちゃんとスノウが歩いているのが見える。
    あの二人は同期だったし、アカデミーでも同室だったのを思い出せば懐かしさも感じる。
    今じゃサウスとウエストでわかれてるが、交流は続いてるのだろう。

    『それで?リーファはメジャーにはならないの?』
    『悩んでるよ、ずっとな』
    『どうせなら僕はリーファと同じメジャーになりたいけどね』
    『一足先にメジャーになってる奴が言う事か?』
    『それは、わざと合格しないようにしてるリファちゃんが言ったらダメな言葉だな』
    『エリックさん…知ってたんですか』
    『そりゃ、知ってるだろ……お前の実力なら確実にメジャーになれる、分かってるだろ?』
    『気が乗らないんですよ…それに、今のままでもそれなりに給料は良いですから』
    『まぁ、メジャーとAAAの差はそこまで無いからな』
    『という事でこの話はここまでにしてメンター会議に出ないとでしょう』
    『席は決まってないし久々にリーファの隣座ろうかな』
    『俺は何処でも良いけど』
    『リファは俺の隣な』
    『アルム、もう来てたのか?』

    楽しそうに話してるし俺はさっさと座るかと傍から離れて空いてる席へと座る。
    メンター会議で有意義な時間を過ごした事があまりないし、また同じ内容なら今度こそ口でも挟むか?いや、それは後が面倒になるかと考えを頭の隅に追いやれば置かれている書類に目を通す。
    司令官が悪いとは言わないがもう少し上からの無理難題を引き受けるではなくて躱す頭脳は欲しいものだ。

    「それでは、本日のメンター会議を始めます」

    相変わらず同じ様な内容ばかりだ。
    他にも重要な内容がある筈なのに何故司令官はそれには触れずに前回も話した内容を話すのか。
    知りたくもないが、上層部は何を考えているのか……こんなやり方ならそのうち何かが起きたとしても上層部が役に立つのかも分からなくなる………呆れてしまう。
    こんなくだらない会議等早く終われ。
    その時ふと声が聞こえた。

    《リック…》

    小さい子供の声がした。
    こんな会議室に子供がいる訳が無いと横を見れば俺の愛称を呼ぶ子供がいた。
    突然の出来事に多少物音を立ててしまったが大丈夫だろうかと思えば司令官がこちらを見ている

    「エリック?どうしました?」
    『あ、いや…子供が…』
    「子供?いませんよ?」
    『あれ?…夢か?』
    「エリック、ちゃんと話は聞いててくださいね」
    『あ、あぁ…』

    席に座り直せば腕を引かれる。
    何だと見ればさっきの子供が涙を流しながら俺に何かを訴え掛けてくる。

    《お願い、たすけて、》
    《はやく、…リック》

    何を助けろと言うんだ、せめてもう少し詳しく教えてくれと思った時に呟いた言葉で俺は立ち上がって会議室から飛び出していた。

    《はやく、あっち……リック、しんじゃう》

    会議室から聞こえてくる司令官の声よりもその後に『エリックさん、最近あれがこれで……お腹の調子が』とか聞こえてきたが、リーファの奴は後で酒飲ませて酔わす!!
    でも、そんな事に時間を取られるわけにはいかない、確かにあの子供は言ったのだ、"死んじゃう"と。
    誰が死ぬとかは分からないが、嫌な予感がしたのと、もう誰も失いたくないという気持ちが俺を走らせる。
    暫く走れば誰かの声が聞こえてくる、苦しそうな声と痛い、痛い、そう、と聞こえてくる。
    そう?ソウの事か?いや、でも何故だと思うが頭の中では早く走れ急げと急かされる。
    角を曲がればそこには何かに首を絞められているソウと3人の人影がいるのが分かった。

    『ソウッ!』

    ソウの首を絞めている人影を見てギョッとした…心臓の部分に刺さっているのに何故動くのか、何が動かしているのか、そんな事はどうでもいい、早くどうにかしなくてはいけない。
    何処と無くソウに似ている女性の手をどうにかソウから外させれば、ずっと聞こえてくるのは"いたい、ソウ、いたい"という言葉だけだ。
    人間にしてはあまりにもお粗末なものだ…。
    何処かに操っている奴がいる筈だ、そいつをどうにかすればいいのだが、どうすれば。
    微かに聞こえた声に俺はとりあえず死体を操っている奴を殴る事にする、死人を冒涜する奴は許すつもりは無い。
    "殺さないで、"涙を流しながら伝えてきたソウの願いは叶えてやりたい、だがここで殺さなければきっと、ソウは殺される…それは避けなければいけない……なら、どうする?
    答えはすぐに俺の中では出たがなるべく使いたくない手であった。
    ソウの記憶の上書きをして今この現状を幸せの夢だったと書き換えることだ。
    代償になんの記憶が消えるかは分からない、だとしても……失いたくない者を守る為なら俺は能力を使う。
    気絶をする前に父さん、母さん、妹…と言っていたところからきっと、ご両親と妹さんだったのだろう……。

    『……ソウ、お前は幸せな夢を見てたんだ…ご両親と妹さんと沢山話をしていたんだ…』

    ソウの記憶を上書きすれば、後はご両親と妹さんを倒すだけだ。

    『ごめんなさい、ソウのお父さん、お母さん…それに妹さん、俺が覚えておくのでどうかここで再び眠ってくれ……安らかに眠れる様に祈ります』

    苦しまない様にだけど、死体を傷付けない様に倒せば糸が切れたように崩れ落ちる死体と慌てて走り去ろうとする人影を追いかけた。

    『おい…お前は誰だ?返答次第でどうなるか分かってるだろうな?』
    「ひっ、ひぃっ!い、一般人にて、手を出して良いのか!?ひ、ヒーローだろ!」
    『ははっ、何を言ってるんですか?ここでは何も起きてませんよ……だって、今からお前の記憶は消えるんだからな』

    誰が優しくしてやるものか、この男のせいでソウは死にかけて、ソウのご両親と妹さんは亡くなっているのに傷付けようとした、きっと大切に愛してきた息子の事を死してから殺そうとさせるなんて、そんなのは死の冒涜だ…許せるわけが無い。
    嫌だ、やめろ、来るなっ!と叫ぶ男の肩を掴めば俺は笑顔で告げるのだ。

    『大丈夫、ただひとつの記憶が消えるだけだ、怖くないだろ?』

    何かの記憶が無くなったが気にする内容でもないし大丈夫だろう。
    目の前ではぽかんとした顔をする男が怯えた目で俺を見ている。

    「ひっ、、あ、あの、な何でここに、」
    『あぁ、この場所に通報があったんだがどうやら誤報だった様です…怪我はありませんか?』
    「だ、大丈夫です」
    『そうですか、まだ何かあるかもしれないので避難をお願いします』

    笑って言えばその男は走って去って行った。
    あぁ、司令官に何て連絡を入れたら良いだろうか。
    ソウを背負って治療室へと急いで走り出す。
    どうか、目が覚めた時笑っていてくれますように。
    俺が今日の出来事を忘れないでいるから、どうか……どうか、ソウは幸せな夢を見てたんだと思ってくれ。

    『覚えているのは俺だけでいいんだ…』

    だから、目が覚めた時はまた、俺の隣で笑っていてくれ。
    大切な人よ。



    ーエリック・ハンフリーは失う事を恐れているー
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    😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭
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    bill_1124

    MOURNING本当はこんなに長くなるつもりなかったし、たた会議に対しての不満があって呆れているエリックが書きたかっただけなんだ!!!!
    だが、気がついたらロキさんが書いてた漫画から浮かんだエリック視点の話になってました。
    供養します。
    ーエリックさんは静かに呆れているー

    メンター会議があるからと会議室に向かっていればリファちゃんとスノウが歩いているのが見える。
    あの二人は同期だったし、アカデミーでも同室だったのを思い出せば懐かしさも感じる。
    今じゃサウスとウエストでわかれてるが、交流は続いてるのだろう。

    『それで?リーファはメジャーにはならないの?』
    『悩んでるよ、ずっとな』
    『どうせなら僕はリーファと同じメジャーになりたいけどね』
    『一足先にメジャーになってる奴が言う事か?』
    『それは、わざと合格しないようにしてるリファちゃんが言ったらダメな言葉だな』
    『エリックさん…知ってたんですか』
    『そりゃ、知ってるだろ……お前の実力なら確実にメジャーになれる、分かってるだろ?』
    『気が乗らないんですよ…それに、今のままでもそれなりに給料は良いですから』
    『まぁ、メジャーとAAAの差はそこまで無いからな』
    『という事でこの話はここまでにしてメンター会議に出ないとでしょう』
    『席は決まってないし久々にリーファの隣座ろうかな』
    『俺は何処でも良いけど』
    『リファは俺の隣な』
    『アルム、もう来てたのか?』

    楽しそうに話してる 2902

    bill_1124

    MEMOジェラルとリーファにゲームして欲しかったの

    視点はモブ。
    配信者であるジェラートという人物はどんな人なのか。
    たまに見てくれてる視聴者とマルチで遊んだりと色々とするのは知っている。
    そう、これはある日のジェラートの配信にての出来事である。
    先に言っておこう、俺はただのモブでジェラートの配信が好きでよく見てる視聴者の1人で最近はヒーローがたまにゲーム配信やってるのを見るのが好きな一般的な男だ。

    『それじゃ、今回も視聴してる人とマルチしようかな?誰かいるかなー?今回は強いとこ行くから誰か付き合ってくれる人いるー?』
    《そんなに、強くはないですが良ければ俺行きますよ》
    『お!誰かなー?リーファさん?よろしくね〜』
    《はーい、えっとマルチ参加すればいいですか?》
    『うん、それでいいよ?あ、リーファさんはボイスチャットとかはいける人?』
    《あ、一応大丈夫です…同室の人に許可取れば良いかな》
    『あ、誰かとルームシェアしてんのか、大変だね〜』
    《あ、許可出たのでボイスチャットいけます》
    『はーい、いつでも入ってきて良いからねー』

    リーファと言う名前を聞くと最近たまにゲーム実況をしているヒーローの1人であるリーファ・グレイアスを思い出すが、彼の戦闘狂なと 1535

    related works

    bill_1124

    CAN’T MAKEリーファさんが何故親族が嫌いになったのか。
    何故親戚をあそこまで毛嫌いをしているのか、そんな話。
    両親が死んだ。
    サブスタンスの事故に巻き込まれて亡くなったと聞いた。
    病院に運ばれた両親の死体を確認したが、表情は苦痛ではなくて良かったと思う。
    ディアとルナには見せられないなと思えば布をかけて貰った。
    廊下で待っていた2人は泣いていて、そうだ…まだ12歳なのだから気持ちも何もかも追いつかないだろう。

    「ディア、ルナ……確認してきたよ」
    「お兄ちゃん、どうして…パパもママもいなくなっちゃったの?」
    「ねぇ、寝てるだけなんだよね?何で僕らは入ったらダメなの?」
    「父さんも母さんも事故で亡くなったんだ…」

    2人と視線を合わせて話していれば、聞こえてくる声が耳障りだと感じてしまった。

    『リーファ・グレイアス!!!お前のせいだ!何の為のヒーローなんだ!お前がやる仕事だったんだろ!返せ!!息子を返せ!』
    『可哀想に、ディアくんもルナちゃんも優秀だったお父さんとお母さんとこんな早くお別れする事になって、ヒーローの癖に何も出来なかった役立たずな兄が残るなんて!いつ死んでも可笑しくないのに!』
    『ところで、2人の遺産はどうなる…』
    『こんな、20歳になったばかりのガキなんかに…』

    あぁ、父さん 1371

    bill_1124

    MOURNING本当はこんなに長くなるつもりなかったし、たた会議に対しての不満があって呆れているエリックが書きたかっただけなんだ!!!!
    だが、気がついたらロキさんが書いてた漫画から浮かんだエリック視点の話になってました。
    供養します。
    ーエリックさんは静かに呆れているー

    メンター会議があるからと会議室に向かっていればリファちゃんとスノウが歩いているのが見える。
    あの二人は同期だったし、アカデミーでも同室だったのを思い出せば懐かしさも感じる。
    今じゃサウスとウエストでわかれてるが、交流は続いてるのだろう。

    『それで?リーファはメジャーにはならないの?』
    『悩んでるよ、ずっとな』
    『どうせなら僕はリーファと同じメジャーになりたいけどね』
    『一足先にメジャーになってる奴が言う事か?』
    『それは、わざと合格しないようにしてるリファちゃんが言ったらダメな言葉だな』
    『エリックさん…知ってたんですか』
    『そりゃ、知ってるだろ……お前の実力なら確実にメジャーになれる、分かってるだろ?』
    『気が乗らないんですよ…それに、今のままでもそれなりに給料は良いですから』
    『まぁ、メジャーとAAAの差はそこまで無いからな』
    『という事でこの話はここまでにしてメンター会議に出ないとでしょう』
    『席は決まってないし久々にリーファの隣座ろうかな』
    『俺は何処でも良いけど』
    『リファは俺の隣な』
    『アルム、もう来てたのか?』

    楽しそうに話してる 2902

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    何故親戚をあそこまで毛嫌いをしているのか、そんな話。
    両親が死んだ。
    サブスタンスの事故に巻き込まれて亡くなったと聞いた。
    病院に運ばれた両親の死体を確認したが、表情は苦痛ではなくて良かったと思う。
    ディアとルナには見せられないなと思えば布をかけて貰った。
    廊下で待っていた2人は泣いていて、そうだ…まだ12歳なのだから気持ちも何もかも追いつかないだろう。

    「ディア、ルナ……確認してきたよ」
    「お兄ちゃん、どうして…パパもママもいなくなっちゃったの?」
    「ねぇ、寝てるだけなんだよね?何で僕らは入ったらダメなの?」
    「父さんも母さんも事故で亡くなったんだ…」

    2人と視線を合わせて話していれば、聞こえてくる声が耳障りだと感じてしまった。

    『リーファ・グレイアス!!!お前のせいだ!何の為のヒーローなんだ!お前がやる仕事だったんだろ!返せ!!息子を返せ!』
    『可哀想に、ディアくんもルナちゃんも優秀だったお父さんとお母さんとこんな早くお別れする事になって、ヒーローの癖に何も出来なかった役立たずな兄が残るなんて!いつ死んでも可笑しくないのに!』
    『ところで、2人の遺産はどうなる…』
    『こんな、20歳になったばかりのガキなんかに…』

    あぁ、父さん 1371

    bill_1124

    MOURNING本当はこんなに長くなるつもりなかったし、たた会議に対しての不満があって呆れているエリックが書きたかっただけなんだ!!!!
    だが、気がついたらロキさんが書いてた漫画から浮かんだエリック視点の話になってました。
    供養します。
    ーエリックさんは静かに呆れているー

    メンター会議があるからと会議室に向かっていればリファちゃんとスノウが歩いているのが見える。
    あの二人は同期だったし、アカデミーでも同室だったのを思い出せば懐かしさも感じる。
    今じゃサウスとウエストでわかれてるが、交流は続いてるのだろう。

    『それで?リーファはメジャーにはならないの?』
    『悩んでるよ、ずっとな』
    『どうせなら僕はリーファと同じメジャーになりたいけどね』
    『一足先にメジャーになってる奴が言う事か?』
    『それは、わざと合格しないようにしてるリファちゃんが言ったらダメな言葉だな』
    『エリックさん…知ってたんですか』
    『そりゃ、知ってるだろ……お前の実力なら確実にメジャーになれる、分かってるだろ?』
    『気が乗らないんですよ…それに、今のままでもそれなりに給料は良いですから』
    『まぁ、メジャーとAAAの差はそこまで無いからな』
    『という事でこの話はここまでにしてメンター会議に出ないとでしょう』
    『席は決まってないし久々にリーファの隣座ろうかな』
    『俺は何処でも良いけど』
    『リファは俺の隣な』
    『アルム、もう来てたのか?』

    楽しそうに話してる 2902